11月17日 1965年の本日 プロ野球のドラフト会議が初めて開かれたので ドラフトの日と呼ばれているのだそうです

それまでは 各球団が自分でアマチュアの選手を探してきて 自由交渉で入団させる形で 選手を確保していたのだそうですが それでは知名度と人気 それに資金のたっぷりとある巨人にばかり 有力な選手が集まってしまうので 各球団の戦力化均衡したほうが プロ野球のリーグ戦として盛り上がるはずだと 考えられて この制度がこの年から始まったのだそうです。但し第一回目なので 各選手に対するアプローチや意思確認が十分にできていなかったがために 指名されたけれど入団しなかった選手が半分ぐらいいたみたいです。それでも 巨人は堀内 近鉄は鈴木 阪急は長池など 後に名前が残る名選手が指名されて ドラフト会議が始まりました。
まあドラフト会議のやり方については 間違いなく巨人が 自分たちの有利な形に変更しようとして たゆまぬ努力を続けたために かなり昔「自由獲得枠」とか「逆指名」などと言う ドラフト会議に趣旨に反する制度が行われたこともありますが やはり悪の栄えることはなくて そんな悪行は 消滅いたしました。
私は 巨人や自民党という巨大な勢力を有する団体が 子供のころから大嫌いなので 巨人のやることなすこと その主張までに反発を感じてしまいますが 自分の球団さえ強くなれば その結果勝ち続ければいい という考え方に吐き気すら感じてしまいます。その後まあ何とか 自然な形でドラフト会議が開催されているようには思いますが やはり巨人は どうしても入団させたい選手がいると 早い段階から囲い込んで 他球団が指名しにくいような状況を作ろうとしたり 江川問題などを性懲りもなく起こしておりますから 死ぬまで巨人が大嫌いなのは 変わらないと思います。
但し ドラフト会議で指名されなければ プロ野球選手になれないルールが出来ましたから 長期にわたり しっかりと実績を残した選手の意志で球団を選べるフリーエージェントという制度が導入されました。するとやっぱり資金が潤沢にある巨人に実力のある選手が集まりだしました。今年の日本シリーズを見ても 巨人対ソフトバンクという組み合わせですが 結局は年棒の総額のナンバーワンとナンバーツーの対戦です。活躍する選手を多く抱えるから 戦力が充実して 長いリーグ戦を勝ち抜くのは当然かもしれません。活躍する選手ですから 当然年俸が高いのは当たり前かもしれませんが とどのつまり お金の潤沢な球団が 優秀な選手を数多く抱えられるので 強くなってしまうのでは プロ野球のファンとしては 何だか球団の懐自慢を見せられているようで 楽しくありません。
ドラフト会議は 指名される選手の意志が 殆ど反映されませんから 人道的に問題があるなどと言う人もいますが 一般人でも 自分が望むところで 希望通りの職種で働ける可能性は 非常に低いのですから 甘んじてその洗礼を受けるしかないように思います。縁があって指名された球団が 人間関係 監督やコーチ チームメイトなど人間関係に恵まれないことがるかもしれませんが そんなことは一般人も全く同じ状況なのです。気に食わない給料やポジション 扱いを辛抱しながら働いているのですから プロ野球選手も指名された球団で 精一杯頑張る気持ちを強く持っていただきたいと考えます。今年も有望な選手が沢山指名されたみたいですので 各選手のご活躍をこころからおいのりいたします。

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