11月13日 本日から秋の恒例の旅行に出かけました 

早朝の四時ごろにスタートしました。目的地は 長野県辰野町役場です。何時ものように朝ごはんの為のお弁当を作りました。おむすびは明太子を少し炙ったものを具材として握りました。おかずは 定番の卵焼きと レトルトのハンバーグ フランクフルトをバリッと炒めたものとポテトサラダです。ついでにお昼の分のサンドイッチも作りました。こちらはパンに挟む具材として 茹で玉子、ハムとレタスにチーズ、玉子とキュウリ、ポテトサラダ 冷凍のエビフライなどです。どちらも私はついつい三人分ぐらい作ってしまいますので いつもいつも奥様に怒られてしまいますが 私としてはちょっと物足りないのが嫌なので 何時でも多めに作っては 残してゴミにしてしまいます。今回もやはり多めに作ってしまい 何時ものようにお叱りを受けました。
昔は初めての場所へ出かける場合の距離はかなり正確に分りますが 到着する時間までは予測できませんでした。しかしインターネットが普及した現在は 出発地点と 到着地点を入力してルート検索すると出発する時間も入力できますので リアルタイムに到着できる時間までほぼ予測できてしまいます。丁寧に利用する道路や乗継地点まで教えてくれますので 初めての道でも割と安心して出かけられます。まあ私には 歩くナビゲーターである奥様がついてくれていますので ネットの助けが無くても 道に迷う事等一切心配しておりません。
途中で休憩することまで 計算に入れて朝まだ真っ暗な四時に病院を出発しました。この時間に出発すれば ほぼ四時間で辰野町役場に到着できるはずでした。まだ旅行の初日なので 元気いっぱいなので ほんの少しだけサービスエリアで 休憩しながらドライブしました。最初は真っ暗な空が 徐々に明るくなって朝を迎える気分が味わえて 如何にも旅行の幕開けが感じられて好きな時間帯です。天気予報では 長野県南部は曇りと予想されていましたが 結構朝日がさしてくれていましたから 余計に気分が明るくなりました。
ただ高速道路を走っている途中で 今回の旅行のスケジュールをまとめて書いたメモ用紙を 今回の旅行で使えそうな目的地近辺の地図やパンフレットと一緒にクリアファイルに挟んでおいたのに それらの大事な情報源を病院のカウンターに置き忘れてきたことに気づいてしまい かなり落ち込みました。スケジュール表は 何度か予定を煮詰めて書き直したので 自然に覚えてしまっていましたので 何とかなりましたが町中を買物などでうろつくときに利用しようと思っていた地図を 忘れてしまった自分の間抜けさを痛感して 旅行の初っ端からへこんでしまいました。まあ奥様に言わせれば 私のそんな間抜け具合は 想定内 との事でした。
予定通りに八時過ぎに辰野町役場の駐車場に到着しましたので 用意した朝ごはん用のお弁当を広げました。おむすびが予想以上に乾燥してパサついたのが残念でしたが 玉子焼きはふわっとした食感とあまり甘くなくて出汁が効いていましたので奥様からお褒めの言葉を頂きました。ハンバーグとウィンナーは フライパンで焼いただけなので 予想通りの味でした。ポテトサラダは ジャガイモを細かく切って茹でて キュウリ ハムと混ぜ合わせて マヨネーズで和えただけのものですし サンドイッチの具材の残り物を詰めただけですから これも予想通りの味でした。まあ失敗作が無かったので良しとしておきましょう。
熱いお茶を水筒に入れて持っていましたので 時間に余裕がありましたし のんびりとすすりながら頂いていると 何故か職員さんたちがズラッと入口から出てきて列を作り並んでいました。端っこには花束を抱えた人もいました。まさか私たちのお出迎えかと 一瞬期待しましたが 八時半丁度になると 偉そうなおじさんが到着して花束を受け取り 拍手されながら役場に入場していきました。たまたま本日が新しい町長さんの初めてのお出ましの日に当たっていたのだそうです。私は担当者と九時に会う約束をしていましたので 十五分位前に役場の建物に入りました。朝ごはんを食べたので 当然うんこがしたくなりましたので トイレの個室に入りました。今ではお役所などのトイレは殆どが ウォシュレットになっているので助かります。
約束の時間のきっちり五分前に 待ち合わせの窓口を訪ねました。担当者の女性とは メールを何度かやり取りしていましたので 自己紹介をするとすんなりと打解けられました。取り敢えず町を案内してくれるのかと思って その女性の車に乗り込みましたが いきなり移住の先輩の所へ案内してくれる という事でしたので 挨拶代わりに渡そうと持参してきた手土産を自分の車に置きっ放しでしたので 一旦駐車場を出ましたが 車に戻ってから出かけました。
案内してくれた女性は 私は二十代後半ぐらいかと思っていましたが 後から確認したら 三十代半ばなのだそうで 凄くしっかりとしていてくれて 要領よく町のポイントを案内してくれながら 一軒目の移住の先輩の自宅へ案内してくれました。私が出来たら農村のような地域へ移住したいと 希望を伝えていましたので ザ田舎 というか農村の原風景みたいな場所へ案内されました。四年ほど前に関西から移住された先輩です。いかにも農村といった雰囲気の住宅でしたから 田舎特有の強い地域へのつながりに興味がありました。あまり干渉されるのは 面倒に感じるのかもしれませんが せっかく田舎で暮らすのですから ある程度はご近所さんとしっかりとお付き合いをしていきたいと考えています。
その辺りを質問すると この地域はご近所さんが黙っていても色々と面倒をみてくれて 困りそうな事は予めアドバイスしてくれるとても優しい人が多いのだそうですが 決して押しつけがましくないのだそうです。お付き合いもそこそこ濃厚にありそうですが 気が進まないときには 正直にその気持ちを伝えると 別に強制されているわけではないし 行事に参加しないからと言って 冷たくされることもないのだそうです。辰野町のキャッチフレーズは 「程々の田舎町」なのですが まさにこちらが望むような程度の所謂丁度いい田舎町で 凄く興味がわいてきました。
お昼になりましたので 一軒目のお宅を後にして 昼食の為役場に戻りました。役場の職員用の食堂で 持参したサンドイッチを食べました。私が用意したサンドイッチだけでそこそこにボリュームがありましたが奥様のジャムを挟んだデザート系サンドイッチも加わりましたので 缶コーヒーとともに美味しく頂けました。担当の女性の方は ワンコインで美味しそうな定食を召し上がっていました。
午後からもう一軒先輩宅へ案内されました。今度もいかにものんびりとした自然の豊かな それもかなり大きめのお宅でした。こちらは関東から昨年移住して来られたのだそうです。現在民宿としてお客さんを取るための準備中なのだそうですが いずれはランチを出すレストランも始めたい意向なのだそうです。私は 一旦引退したら 仕事など一切するつもりはありません。まあ動物病院の先生でしたから ご近所さんのペットが困った時には 何かしらお役にたてることがあれば ご近所づきあいの延長として 動くことは嫌ではありませんが あくまで望まれた時にお役にたちたいぐらいに考えています。
ですから 仕事をやめて一年位が過ぎて 何にも働かない状況に飽きてきて 何かしら仕事をして稼ぎたい気持ちもわからなくはないのですが 如何なものかと思いました。関東ではブティックを三十年以上も経営されていたのだそうですが 誰に強制されたわけでもないのに 仕事に見切りをつけて のんびりとした引退生活をスタートしたからには 仕事のストレスがそれなりに大きかったのではないでしょうか。所が 何もしない生活をある程度つづけたら 仕事をしていた時の楽しい事ばかりを思い出して また働きたくなる無い物ねだりのような気持ちもわからないではありませんが 自ら決断して仕事をやめたわけですから 今更客商売なんか始めてみても 労力とストレスばかり大きくて実りのある結末にはならないような気がしましたが 勿論いらぬお節介だと思いましたので 黙っていました。
その後 晩御飯の食材を買いものして 宿泊体験所へ向かいました。管理人さんが常駐しているので 気を遣う部分もありますが 安心出来るところもあります。取り敢えず炊飯器でご飯を炊いて 肉じゃが鍋で作りました。ガスレンジに魚の焼ける機能がありましたので 立派なホッケを焼いてみました。料理が出来るまで 管理人さんに近所の案内をしてもらっていましたので 一緒に食べました。食べ終わると 今朝が速かったので眠くなってしまいましたので 直ぐに寝室に入り休みました。
早朝からずっと 高速を運転しましたし 初めての人と会ってそれなりに緊張もしていましたから かなり疲れていたので 直ぐにぐっすりと眠ってしまい旅行の初日が終了しました。

ブログ一覧