11月20日 定期テストが 廃止される中学校が増えていきそうなのだそうです

定期テスト いわゆる中間テストと期末テストを 失くしてしまって 普段からこまめに生徒の学力をチェックして 成績をつけていくように 学力の評価方法を変更しようというような学校が増えてきているのだそうです。私は 定期テストの一週間前から 部活も休みになりましたから その一週間のうちに テスト範囲をきちんと勉強し直して 記憶していくことが なんとなく楽しかったので それほど苦痛ではありませんでしたが 短期間に詰め込んだ知識は 割と短期間で消えてなくなってしまいそうでしたから こまめにテストされると 習ったことをその場できちんと理解して しっかりと記憶していくことが習慣づきそうなので 長い目で見た時には 生徒の学力を総合的に高めるためには よいことのように思います。
但し その新聞記事に補足的に書いてあったことが 気になりました。教室に入りづらい生徒のために 職員室のわきの廊下に 入りづらい生徒のためのスペースを作ってあげて そこで授業時間自習をしていれば 出席扱いになるような話でした。私は あまり教室に入りづらい経験をしたことがありませんが それでも友達と大喧嘩でもして 顔を合わせづらいようなときには 入りたくないような気持になったこともありました。でも自分で蒔いた種なのですから きちんとその友達と向き合って 仲直りしていくしかないことのように思います。中学生が教室に入りづらい原因なんて 大抵が似たような人間関係のこじれからくるのではないでしょうか。
だとしたら 辛くてもその人間関係を改善するように頑張るしかないのだと思いますが そこで安易な逃げ場所を提供してしまうことが 私にはいいことのようには思えません。勿論 私たちの時代にはあまりなかったように思いますが 陰湿ないじめにあっているような生徒を早く発見してあげるためには いいことかもしれませんが いじめの有無を判断するのは 担任の先生の重大な仕事のように思います。辛いことに立ち向かう勇気を持たせてあげることも 中学生の教育の大事な一面のように思いますが如何でしょうか。
それからもう一つ気になった変更点が 遅刻をカウントしないようにする という事でした。私は学校でも仕事でも 殆ど遅刻を経験したことがありませんので 常習的に遅刻するひとのきもちがりかいできませんし これまでも遅刻を一応カウントはしていたのでしょうが そのことで本人にどのようなペナルティがあったのかも知りません。とはいえカウントを失くしてしまえば 猶更遅刻の常習者が 増えるように思いますし その程度が増長してしまうように思います。まあ社会人になれば 遅刻は必ず本人に大きなマイナスポイントとなりますから 自業自得と片付けて仕舞えば簡単ですが やっぱり気楽であり 失敗も許される学生の身分のうちに 遅刻なんて言うつまらないルール違反はなるべくしないように導いてあげることが 教育の大切な一面ではないでしょうか。
生徒に不必要な甘やかしとしか思えない 教室に入りづらい生徒のための逃げ場になるスペースを作ったり 遅刻を増長させるであろうカウントの廃止 に私は反対したいです。

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