11月29日 1924年の本日 「第九」が日本で初演されたのだそうです

ある意味 日本で一番有名な交響曲と言えるかもしれないベートーヴェンの交響曲 第九番が 日本で初めて演奏されたのだそうです。初めて演奏されたという事は 当時レコードやステレオがどれほど一般家庭に普及していたか見当がつきませんが 少なくとも聴きに行く人たちが 予めその曲を知っておられた方の割合は少なかったのではないでしょうか。私は クラシックの演奏会に出かけるときには その演奏される曲目を事前にレコードやCDで 聴いて どのような曲だったか思い出してから出かけます。
大学時代の友人は 久しぶりにその曲を耳にした方が より感動が大きくなるから 演奏会に出かける前に その曲を聴いてから出かける事に 大反対だという意見の方がいました。私としては せっかくお金を払って 時間を取って 生演奏を聴きに出かけるのだから その曲の隅々まで感動を聞き逃したくないので 事前に予行演習をしておいた方が 得した気分になれるように思うので 演奏会のプログラムを予行演習してしまいます。私は CDで再生される音楽と 生演奏は 全く別物だと考えておりますので 短期間に同じ曲を 二度耳にしても 別に感動が薄れるようには思いません。
私は 一つ目の大学時代に サークル活動として 混声合唱団に所属させてもらっておりましたので そこから約十年間ぐらいは 合唱団とかなり濃厚に関係を持っておりましたので その間年末には「第九」のステージに参加させてもらう事は しばしばありました。「第九」の第四楽章の 合唱の部分のパートは 演奏曲としては音域が結構しんどいとは思いますし ベートーヴェンが人間の声を楽器的に扱っているみたいに思えますので それ程歌い甲斐や楽しさは 感じられませんが それでも壮大なスケールの交響曲の最後の盛り上がりに参加できる と言うのは嬉しいので 機会があれば 歌わせていただいておりました。
所で 合唱の練習というのは 皆が同じ方向 つまり指揮者に向かって立ちますから 向かい合うわけではありませんが 一応ソーシャルディスタンスに配慮するとしたら 普段よりは隣の人との間隔を開けなければならないのでしょうから 必然的に広いスペースが必要になりそうです。但し 演奏会本番では ステージ上の広さには 限界がありますから やっぱりいつもと同じような並び方で歌うのでしょうか。今年はクラシックの演奏会も コロナの影響で 軒並み中止されていたのだそうですが やはり日本の年末には 「第九」があちらこちらで演奏されないと 雰囲気が出ないように思います。
お客さんもまばらに座らされるのかもしれませんが やはり生演奏で「第九」と接することが出来れば 今年のコロナによってたまった鬱憤が 全て晴らせられるように思いますから 今年は演奏会の数も少ないとは思いますが 何とかチケットを手に入れて 出かけてみようかと思います。私は 不良国民なので 行政側からの自粛要請に 一切応じておらず 殆ど普段と同じような生活をしてきてしまいましたが それでも精神的には かなりストレスの大きな一年でしたから 最後ぐらいは 気持ちを癒される機会があれば 嬉しいです。
仕事を引退して 秋ごろから余裕があれば 大分での「第九」に参加するのも悪くないかと思います。大分県の音楽事情は全然知りませんが 移住する杵築市では 無理でしょうが 近所の大分市か別府市辺りなら 一般市民の参加できる「第九」の演奏会位毎年催されていると思いますので 期待しておこうと思います。「第九」のステージに参加すれば それだけで友達も増えると思いますので 今更合唱には それ程興味が湧いておりませんが 老後で暇を持て余すのでしょうから 良い時間つぶしになるのかもしれませんから参加してみるのも悪くない考えだと思います。本日は 久しぶりにこの曲のCDでも聞いてみようかと思います。大曲ですから そこそこ時間がかかりますが この曲は 岐阜大学時代に触らせてもらった楽器であるファゴットが活躍する場面がそこそこありますので そういう意味でも楽しみです。 

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