11月3日 虫歯が痛くなりほっぺたが腫れてしまいました

 じつは一月ぐらい前から 夜になると左側の奥の下の歯がしくしく痛み始めました。何時も辛抱できなくなるまでほったらかしにしておいてから 歯医者さんに駆け込みます。少し痛むときにすぐに歯医者さんにけば それほどひどい目に合わなくても済むことはこれまでの経験からも分かり切っています。でも 夜は痛みがあって明日にでも歯医者さんに予約の電話をいれようと思っているのですが 不思議と朝にはその痛みがすかっり無くなっているのです。ですからああ昨日の夜の痛みは幻想だったのだと思ってしまい自ら予約の電話をかけられずに ほったらかしにしていました。所が本日から虫歯特有のしくしくとした痛みはないのだけれど その歯で咬もうとすると歯茎が悲鳴を上げるようになり左のほっぺたが明らかに晴れ上がりました。
 さすがにこのような事態になれば 奥様にその状況がすぐにばれてしまい なんでいつももっと早い段階で歯医者さんのお世話にならないのかと 何時ものようにおしかりの言葉を頂きながら 五日歯医者さんが診療を始めたら一番で予約を取っていただくことになりました。「なんでもっと早い段階で来院しなかったの?」私が飼い主さんに良くかける言葉がそのままわが身に降りかかってきました。
 解ってはいるのです。これまでさんざん後悔してきたことを全く生かせずに何時ものように惨めで情けなくてつらい思いをしながら歯医者さんに出かけねばなりません。デッカイ図体をしていて恥ずかしいのですがやっぱり歯医者さんは怖いのです。近所の北村歯科に何時もかかっています。先生はいつも優しいし 上手に治療していただけるのは分かっていますが やっぱり怖いものは怖いのです。虫歯が悪化してほっぺたが晴れ上がったのは初めての経験なので、その歯がすでにぐらついていることもあり 抜かれることは覚悟が出来ています。怖くてたまりませんが放っておいてもまったっく解決には向かわないし 何を食べても美味しくないので いやいやながらも治療に行こうと思います。
 いつも思うのだけれどいざとなると男性よりも女性の方が断然肝が据わっているというか 恐怖に強いというか 勿論体力的には男性の方が勝っているはずですが 精神的には全く男性は女性にかないません。家庭の中での立場も昔は亭主関白のおうちの比率が高かったのかもしれませんが 現在では病院に来られるご夫婦を観察したところ殆ど主導権は奥様が握っていらっしゃるお宅が多いように思います。
 私の実家では父がかなりの短気な性格で凄く威張っているように見えましたし母は若い頃からリューマチを患って日常の生活にも多少影響が出るくらいでしたから体力的には圧倒的に父の方が強い立場にありました。でもだから尚更 父は母をとても大切に扱っていましたし、表面的には父が威張り散らしているように見えて じつは母の掌の上で父が転がされていたのだなあと大人になってから分かってきたような気がします。
 勿論私の家庭でも じつは父以上に短気な私が 奥様にえらそうな口をきいていることもしばしばありますが でもでも実質的な権力は圧倒的に奥様が握っていらっしゃいます。まあ、客観的にみるとどう考えても奥様の方がしっかり者だし、私は実は気が弱くて怖がりな腰抜け野郎なので 奥様が実権を握ってくれて全ての決定権も所有しておられる方が私としても 実は安心だったりもします。
 まあ、そんな奥様に虫歯事件がばれてしまって 実は私としても少しほっとしているのが正直な気持ちです。

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