11月7日 人工知能(AI)が作った俳句のベスト作品が 決まったのだそうです

現在は 囲碁の分野でも AIが幅を利かせていて 凄く歴史のある定石よりも AIがうつ戦法の方を 重視するプロ棋士が増えてきているのだそうですが まさか俳句の分野でも AIの作る俳句が 珍重されているとは よく知りませんでした。恋の俳句としてベスト作品を選んだのが 人間というのも皮肉なように思いますが
                 「香水を深めて噓(うそ)をつきはじむ」
という句でした。私の浅い知識では そもそも「香水」という言葉が夏の季語だとさえ知りませんでしたが 俳句としては 言いたかったことが 分かり易いし なるほどと思わせてくれる説得力を感じられますから 素晴らしい俳句だと思います。でも俳句を趣味として始めたばかりの人間から言わせていただくと やはり人間が 悩んで 悩んで 絞りだした言葉による十七文字の方が 有難味があって 感動できるのではないかと思ってしまいます。現代では 囲碁や将棋 チェスまで 人間対AIの勝負が真剣に行われているみたいです。理詰めに考えて 結果の出るこれ等のゲームの場合 AIが いずれは人間に対して勝利を収めるようになるのでしょうが 俳句という感情が重大な意味合いを持つ作品においては やはり永遠に人間のものであってほしいと願うばかりです。

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