11月9日  衆院議員の解散選挙が迫っているのだそうです

わざわざ衆議院を解散して 国民に真意を問うのなら それなりに明確な争点が必要だと思います。少なくとも数週間は衆議院議員が存在しない状態になるわけだし 選挙に使われる我々の税金は 数百億円とも言われています。個々の立候補者が選挙運動に注ぎ込むお金も半端な金額ではないはずです。つまり任期が満了する前に選挙をすることは 非常に無駄なお金がかかる事を前倒しにする事なのです。

勿論与党と野党の主張が対立してしまって 国会のスムーズな運営が難しい状態になれば 解散総選挙は必然的だと思いますが 現在の国会の状態は与党と野党の主張がそれほど深刻に対立しているようには思えません。自民党にすれば というか安倍ちゃんの思惑としては 前回の選挙で絶対多数の議席を貰った以上は 自分の思い通りの政策がスムーズに推し進められるはずだと思っていました。憲法の改革なども簡単に実現できると思っていたのに 予想に反して難しくていつの間にか尻すぼみで終わってしまっています。

国民が簡単にアベノミクスのマジックに引っ掛かってくれていたから 消費税を8%にあげても それほど国民の反感を買うとは予想していなかったのです。所が消費税を増税してから 予想以上に経済が停滞してしまいました。政府が発表する景気に関する数値は明るい未来を予想させるものばかりですが 実際に我々庶民がアベノミクスの恩恵を被って 給料が上がり どんどん消費に回せるほどの余裕は さっぱり実感できないことに さすがに鈍感な国民も少しずつ気づき始めています。

ここで来年のうちに 更に2パーセント消費税を引き上げることは じり貧の内閣支持率低下に拍車をかけることになりそうなので 引き上げる時期を先延ばしにしようと安倍ちゃんは考えました。自分の判断で引き上げを先延ばしにしたら きっと国民は自分を見直してくれると考えたのかもしれません。なんて目の前の小さな問題にとらわれてしまい日本の抱えている大きな問題と直面する勇気を持てない首相なのでしょう。

日本の将来を考えた時に必要と判断して消費税の引き上げ率とその時期を国会で決議したはずです。国会で正式に決議されたことが首相の自分勝手な思惑で勝手に変更できる可能性があることが不思議に思えます。国会とは日本の最高の決議機関ではないのでしょうか。

野党の主張も 消費税引き上げは既に国会で決まった事であり首相の国民への引き上げ先延ばしという形のパフォーマンスに対しての反対であって しっかりとした自分たちの主張といった熱いものが感じられません。私は今度の選挙も結局いつもブレない共産党に投票することになると思います。

総選挙の結果は 前回が民主党への失望から自民党が議席数を増やし過ぎていますから 多少揺り戻して それでも自民党の安定多数は揺るがないで 結局安倍ちゃんが国民から信任してもらったという形で 結構長期政権に向けての地盤固めが進んでしまうのではないかと心配です。

自民党が駄目で野党第一党の民主党も勿論駄目だし、大阪維新の会も全然勢いがなくなってしまっているし、私がいつも投票する共産党が政権を取ったら日本はひっくり返ってしまうでしょうし、結局自分の生活は自分で何とかするしかしょうがないのだと思います。とにかく健康に気をつけて 真面目に一生懸命に自分の仕事に取り組むしかないのだと思います。私も自分の貯蓄の目標額に到達するまで あと数年だとは思いますが 真剣に仕事を頑張ろうと思います。皆さん当院をどうぞ宜しくお願い致します。

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