12月13日 甲子園ボウルで関学が日大を下しました

今年は コロナ禍に終始した一年だったように思いますが 大学スポーツ界にも 色んな影響を及ぼしました。ラグビーの大学選手権では 同大のラグビー部員に感染者が確認されたがために 今どきとしては 仕方がないのかもしれませんが帝京大学との試合を 活動自粛のために辞退せざるを得ませんでした。ラグビーにしても アメリカンフットボールにしても かなりの人数による団体競技ですし 練習にしろ 試合にしろ かなりの濃厚な接触を伴うスポーツですから 一旦感染者が確認されてしまうと 全ての活動を相当の期間休止せざるを得ないと思います。その中で 特に試合に参加する人数が特に多いアメリカンフットボールの大学日本一決定戦である所の甲子園ボウルまでが 上手く消化できたことは とても喜ばしいことだと思います。
今年は 例年なら 関西の大学でリーグ戦を行って その代表を決める所ですが 今年は試合数を減らすために トーナメント方式で代表を決める事となり 幾分盛り上がりに欠けていたことは否定できませんが そんな簡略化された形式とはいえ 無事に日程が消化できて 本当にうれしいです。あとは一月三日に行われる 社会人の日本一のチームとの間で行われる 事実上の日本選手権 ライスボウルまで 滞りなく試合が行われることを心よりお祈り申し上げます。
所で 関学対日代の対決と言えば これまでの優勝回数が断トツに多い両校の対戦ですから 伝統の一戦と言っていいのかもしれませんが 忘れてはならないのが 一昨年の五月の練習試合での日大選手による悪質なタックル問題です。選手が 試合の流れの中で 不用意に行ってしまった危険プレイであるのなら その選手個人の問題だし 日頃の練習を指導している指導者たちにも少なからず責任があるのかもしれない と当初は思われていました。但し タックルを実行した選手からの勇気ある告発によって そのプレイが事前から指導者により命じられて 計画的に行われた危険プレイであることが 明白になってしまい 社会問題として国民がその行方に注目するほどの大事件になってしまいました。
悪質プレイを命じたヘッドコーチは 一応責任を取った形で ヘッドコーチの職は退いた者の依然として 日大職員の中では 相当な要職にとどまっていて 給料もその強大な権限も 安堵されてしまっている という事からして 日大には全く反省の姿勢が見えない状態でした。結局 日大のトップは 一度も表に出てきて きちんとした説明も謝罪もないままに 有耶無耶になってしまっています。この日大のトップは これまでも相当数の問題を起こしているのだそうですが 一度も表に出てくることなくして 人の噂も七十五日で 世間が忘れ去ってくれることで 乗り切ってきたのだそうです。
日本大学と言うのは その規模では日本最大の大学で それなりに歴史と伝統があるのだと思いますが そんな腐りきった連中が取り仕切っている 腐った大学だと私は思います。人間がやることでしたら 失敗したり問題を起こしたりするのは致し方のないことだと思いますし 大学の運営においても同様の事が言えるように思います。但し失敗したり問題を起こしたりしたら きちんとした説明と 十分な反省を伴う謝罪が必要だと思いますが 日大からは 一切の皆が納得のいくような説明もなければ その体質を改善しようとする動きも認められませんし そのトップに立つ人間の謝罪の片鱗すらうかがえません。
そんな腐りきった大学と分かっていて そんな学校に入学する学生も信じられませんし 入学させようとする親たちの気持ちが全く理解できません。同じ日本人として とても恥ずかしいことだと思いますが 僅か二年で甲子園ボウルに戻ってくるぐらいに有能なプレイヤーが日大に集結したのでしょうから 不思議に思えます。絶対的な権力を持っていた指導者から 強要されて行った悪質プレイですから 当時の選手たちには 何の責任もないことのようにも思いますが スポーツマンシップから一番遠い所にあるプレイを実行してしまったチームに対する嫌悪感などを全く感じていないのだとしたら やはり日大の選手にスポーツマンシップは 期待しないほうが賢明であるように思います。関学が叩きのめしてくれて 本当に良かったと思います。
今ではすっかり忘れ去られてしまった 日大の悪質タックル事件を この一戦を切っ掛けとして 皆で思い出して 日大のトップに キチンと顔を見せて 事情説明なり 謝罪を要求する動きが起こって欲しいなどと思うのは やっぱり私だけなのでしょうね。残念無念です。

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