12月13日 本日は冨司純子さんのお誕生日だそうです

 私には藤純子さんと書いた方がしっくりくるのだけれど 六十八歳のお誕生日だそうです。私は若い頃に 東映のやくざ映画が大好きでした。特に、藤純子さんの「緋牡丹博徒」シリーズは一番好きだった映画かもしれません。ストーリーはどれもこれもワンパターンで 藤純子さんが旅の途中で立ち寄り、肩入れするやくざの組が 正しい筋を通そうとするのに対して 近所の筋を通さない組が 散々悪さをして 最後の最後にお竜さんの堪忍袋の緒が切れて単身相手の組へ切り込みに行く。必ずそこに鶴田浩二や高倉健、池辺良あたりが助っ人として加わる。切り込みの最中に必ずお竜さんの着物が破れて緋牡丹の入れ墨がちらりと見える。最後には悪者のやくざが全滅しておしまい。水戸黄門と同じで非常に分かりやすい勧善懲悪のストーリーです。まあやくざにいい人がいるのかどうかは ひとまず置いておきましょう。

 その時の矢野竜子さん 緋牡丹のお竜さんのイメージが強烈過ぎます。めちゃくちゃに強くて めちゃくちゃに綺麗で めちゃくちゃにカッコいいのです。高校生の頃にアイドルとしては浅田美代子さんの大ファンでしたが、それは表向きの仮の姿で 実は藤純子さんの熱烈なファンでした。あまりに緋牡丹のお竜さんのイメージが強烈だったので 結婚して引退されてから テレビのワイドショーの司会やドラマで普通のおばちゃんの役を演じられても私には白けるばかりであり 若い時の鮮烈なイメージをもっと大切にしてほしかったです。

 ちなみに同じ東映やくざ映画でも菅原文太や松方弘樹の出ていた「仁義なき戦い」等のシリーズは それなりにすごく面白いのだけれど 所謂義理、人情を中心に描いた路線とは根本的に異なり それほど好きにはなりませんでした。菅原文太はのちの「トラック野郎」シリーズのコミカルな演技の方が好きです。

 久しぶりに藤純子さんの事を思い出したので「緋牡丹シリーズ」を又見たくなりました。DVDかブルーレイで販売されていたら購入してゆっくりと鑑賞したいです。影響を受けやすい私ですからきっと奥様の事を しばらくは「あねさん」と呼ぶことになると思います。

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