12月15日  1859年の本日第一回レコード大賞が決まりました

今から55年も前に始まったのですから 立派な歴史とそれなりの権威のある賞だと思います。受賞曲は水原弘さんの「黒い花びら」でした。この曲名は有名なのでよく知っていますし水原さんが歌っているのを何度も効いた覚えがあります。でも作詞作曲者が永六輔、中村八大のコンビであるのには少し驚きます。このコンビは日本最大のヒット曲である 「上を向いて歩こう」の作詞作曲者です。他にも「見上げてごらん夜の星を」とか「遠くに行きたい」「明日があるさ」等の爽やかな曲がおおいので 「黒い花びら」は雰囲気が他の曲とはかなり異なるので 少し違和感を感じました。

以前はレコード大賞と言えば 紅白歌合戦と並んで 年末の一大イベントだった時代もありました。大晦日に発表されていたことは 授賞式に出てから紅白歌合戦の会場までの移動が話題にもなったりしました。何しろその年の芸能界のナンバーワンを決めるような出来事でしたから 子供の頃からかなりワクワクしてその発表を注目していた時代もありました。

でも私の音楽に対する興味も 年齢とともに変化しますから 日本の曲よりも洋楽ばかり聞いていた時代には全然日本の音楽自体に興味が無くなってしまいました。やがてクラシック音楽が大好きになりレコードもクラシックしか買わなくなった時代が結構続きました。そのうちレコードからCDに時代は変わりましたが 現在でも名称はレコード大賞のままなのが少し不思議に思いますが 何故なのでしょう。以前はレコード屋さんだったお店が いつの間にかCDショップに様変わりしてしまったのに何故名称を変更しないのでしょう。

一時期レコード大賞に対抗して 「歌謡大賞」というのが発表されていた時期がありました。これはテレビ局同士のいざこざで レコード大賞がTBSで独占して放送していたので その他のテレビ局が対抗して「歌謡大賞」を作りました。十年ほどは続いたけれどいつの間にか消えてなくなってしまいました。賞の内容は時代とともにいろいろ変化してきたようですが 50年以上継続しているのですから レコード大賞の権威は半端なものではないように思います。

私が子供の頃にレコード大賞を受賞するような曲は 子供からお年寄りまで日本人なら誰もが知っているぐらいに大ヒットした曲ばかりでしたが 一時期には曲名や歌手名をきいても全然ピンとこないようなこ楽曲が受賞することもよくありました。ここ数年はAKBが受賞したりしていましたから多少興味は持ちましたが、いずれ乃木坂が候補に挙がるぐらいになったら 私もまた熱狂するのかもしれません。

曲のダウンロードが一般化してからはCDが売れない時代になって 歌手の皆さんも大変な時代になりましたが AKBだけはCDに握手券や選挙の投票券をおまけに付けることで 今年もかなり売れたみたいです。順当ならAKBが受賞することになると思いますが 早く乃木坂もAKBを凌駕して 候補に挙がるぐらいに人気と実力を兼ね備えて欲しいと思います。

 

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