12月16日 北京冬季五輪に対する 中途半端な態度に 岸田政権の腰抜け度が 強調されているように思います

クーベルタンは 古代オリンピックにならった競技祭を構想して「スポーツを通じて平和な世界の実現に寄与する」ことを現代オリンピックの目的に掲げたのだそうです。例え現在進行形で 戦争を行っている敵国同士であっても世界のとある都市に集まった時は スポーツのルールに則って向かい合い 平和なひと時を過ごそう そのことで平和の意味合いを思い出そうというような意味合いを目指しているのだと 理解しております。そもそも中国なんて言う国は 周囲の国に対して 外交的な基本ルールを守ったことがない国です。そんなことは 世界中のどの国でも常識ではないのでしょうか。そのよう利己的で野蛮極まりない国での 五輪開催をIOCが認めてしまったのですから 今頃になって中国の理不尽さを取り上げて 政治的なボイコットなどしてみても 中国にとっては痛くもかゆくもないのは間違いありませんから 形ばかりの中国批判などをしてみたポーズを取って 自己満足するためだけの行為は 全く無意味だと思いますので 止めておいた方が 賢明だと私は思います。
私はこのブログで この夏に行われた 東京五輪の開催に最後まで反対しておりました。五輪の開催に反対の意見を表明する人たちは少なからずいらっしゃったみたいです。私は 日本国内が コロナ禍で苦しんでおられる人たちが 沢山いる最中に 世界的規模でのスポーツの祭典を開催している場合ではない と考えたから反対意見を表明しました。ガースーがアベチャンと同様に少数意見に耳を貸すはずもなく 最後は自分のメンツを守るため IOC会長の滅茶苦茶なごり押しを 喜んで受け入れて 強硬に開催しました。幾分の施設内でのクラスター騒ぎは起こりましたが 運営スタッフの 懸命の対応でなんとか競技の運営に支障をきたすレベルにはならずにすんたみたいでした。そのうえ日本人選手団の期待以上の大活躍で 結果的には 開催を強行してよかったような雰囲気になっています。只結果論としては 大した問題が起こらなかったのだから 無理してでも開催してよかったような印象だけが残っていますが 運営側の私たちが想像する以上に驚異的な頑張りがあったからこその 成功だと思います。
現在日本では あくまでも一時的にだと思いますが 感染確認人数が 少ないレベルを維持できていますが 世界的には オミクロン株による感染拡大が猛威を振るっているみたいです。日本でも 年が明けて ちょうど冬季オリンピックが開催されることには 第六波の最中かもしれません。日本という 真面目で正直な国で開催された五輪でしたから 何とかコロナ禍でも それ程問題が起こらずに開催されたみたいですが 何しろ問題が起こると 隠しまくる国柄の中国ですから 現在コロナ禍はうまくコントロールされているような報道がなされていますが 現実的には どのような状態なのでしょうか。例え現在の北京の状況がある程度おさまっていたとしても 夏季五輪ほどではないにしても冬季五輪が開催されれば 相当数の国から 沢山の人々が 様々な状況を抱えて 集合するのですから 中国のいい加減で手抜きな感染対策で クラスターなどが発生しない保証は全くないように思います。大切な選手団を守るためには 政府関係者の訪問を見送るのかどうか知らないけれど 選手団の派遣について 真剣に考慮すべきではないでしょうか。
勿論選手の参加をボイコットするのは極論です。中国が自国の周囲への侵略において 人権的に問題を起こしているのは 中国の歴史が始まって以来ずっと続いていることでしょうから 今更些細なことをつついて 文句を言ったって 中国には全く通じません。日本政府としては アメリカに尻尾を振りたいので 同調する姿勢を示したいのかもしれませんが 中国が自国に対して反抗的な態度を取った事実を忘れてくれるわけはありませんから それなりに痛みを伴うしっぺ返しをくらうのは 間違いありません。米中のどちらに尻尾を振るか 態度をはっきりと示していませんが いずれはどちらかに尻尾を振る結論を下すのでしょう。心底ウイグルの人民の味わった屈辱を慮るのであれば 思い切って選手団の訪問を辞退する決議もあるのではないかと 私は思います。但し これまで修練を積み重ねてきた選手たちの気持ちを納得させるのは 現実的には無理だと思いますけれど。
オリンピックの運営と政治は 一番切り離して考えるべき問題だと思いますし 政府関係者を北京に送らなくても 中国にとっては痛くもかゆくもない処置だと思いますから 出来たら通常の対応を政府には選択していただきたいように思います。こんなつまらない外交的判断ですらぐずぐずしてできない岸田内閣の決断力のなさに 国民はもっと気付くべきなのに 何となくコロナ感染確認人数が 低いレベルで治まっているのは 岸田内閣のおかげだと勘違いして 支持率がやたらと高いのには 心底哀しくなってしまいます。勿論ガースーも有効な対策を全くできていませんでしたが 現在たまたま第六波が始まる前の静けさだけなのに 岸田内閣の頑張りだと判断するのは 大間違いだと私は思います。

ブログ一覧