12月18日 1779年の本日 平賀源内が獄中で餓死したのだそうです

平賀源内と言えば 江戸時代中期にエレキテル(摩擦式静電気発生器)を発明した人物として有名だと思います。厳密にいうと オランダで発明されたこの機械が オランダ人によって日本に持ち込まれ 最初は将軍に献上されたものが 壊れてしまったので源内が構造などを研究して 複製を作成したのだそうです。

このエレキテルによって 平賀源内の名前を凄く有名にしたのは間違いありませんが 後に不幸を招く結果につながったのかもしれません。ウィキペディアによると 源内の肩書は エレキテルを発明と言うか復元しましたから 一応発明家と言うのが一番オーソドックスであるのかもしれませんが本草学者(薬草や鉱物についての専門家)蘭学者、医者、戯作者(小説などの作家)浄瑠璃作者、俳人としても知られていたみたいです。ペンネームなどもいろいろとあったみたいで 源内以外にも幾つもの名前を使い分けていたみたいです。

源内は獄死したわけですからそれなりの犯罪を晩年に起こしてしまいました。エレキテルを発明したとして それを見世物としてそれなりに収入や人気も高くなったみたいですが いつの間にか怪しい発明品で 人々を惑わした信用できない人物 と言う不名誉なレッテルが張られてしまいました。その為に 源内自身が人を信用できなくなってしまって 勘違いから殺人事件を起こしてしまったのです。

獄中で 殺人を起こしたことを深く後悔したからなのか 勿論獄中ですから十分な食事が与えられていたとは限りませんが 食事をとることを自ら拒否して 餓死を遂げたのだそうです。僅か51歳の時の事です。源内自身はテレビドラマ化もされましたが その時には主人公ですから 明るくて茶目っ気のある魅力的な人物として描かれていましたが その最後は かなりつらくて悲惨なものだったみたいで 私も今回調べてみて その残念な死に方と若い年齢に かなり驚きました。

後世に名を残したからといって 一概に幸せな人生とは言えないのかもしれません。私だってこれから死ぬまでに 大変な犯罪か事件でも起こして 不名誉な形で後世に名前を残す可能性はありますが 恐らくそんな風にでも世間を賑わすだけの活力は 既に私には残っていないと自覚していますので あくまでも平凡なまま人生の終わりを迎えるのだと思います。くれぐれも死ぬ間際になって やりたかったこと やり残したことが沢山あって 残念な気持ちで死にたくはないので 早く仕事を引退して 悔いの残らぬように楽しいことを沢山経験してから 死に際を迎えられれば とても幸福な人生だと思います。

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