12月2日 大阪が 豪いことになっているみたいで心配です

全国的にみても 新型コロナ感染症の流行の 第三波の真っ最中みたいですが 特に大阪の感染者の確認数の増加の歯止めがかからず 非常に心配な状況になっているみたいです。この病気は 私から言わせれば 普通の風邪のごく近い親戚みたいなものですから 寒くなれば 当然感染者もその確認人数も増加するのは 必然的なことだと思います。当然予想されたこれまでよりもずっと大きくなるであろう 第三波に対する対策を 現実的であり 有効な対策を殆どたてずにこの時期を迎えてしまったのですから 致し方のないことのように考えます。
第一波と言われる感染確認人数の拡大が始まった時に アベチャンは 国民に他人との接触を八割自粛するように求めました。その時に 私はこのブログで 外出を自粛させて 他人との接触の機会を減少させたとしても そんなことは臭い物に蓋をするのと同じで 実質的な感染症対策には 一切つながらないと 何度も何度も訴えました。現実的には 感染確認人数が 減少しましたから その効果があったと言えるのかもしれませんが 所詮臭いものにふたをしたので その場では臭いにおいが減少しただけで 何時までもふたをしているわけにはいかず ふたを開けた途端に また臭いにおいが立ち込めてくる とかきましたが 案の定直ぐに第二波がやってきました。
当時考えられる有効な対策は 効果と安全性がきちんと確認されたワクチン もしくはやはり安全で効果的な特効薬の開発しかない と考えていました。まあそのためには 年単位の相当な時間がかかりますから 時間稼ぎとしては無駄なことをしているわけではなかったのかもしれません。気候が暖かくなり 風邪という病気には 逆風が吹いたのと いわゆるお盆休みに ウッカリ田舎に帰省できない雰囲気が出来上がってしまいましたので 本来なら新幹線や 高速道路が非常に込み合う時期に 国民皆が外出を辛抱してくれたおかげで 何とか第二波も収まりかけました。但しゴートゥーキャンペーンによって 政府が国民の外出と旅行への気持ちを煽り立ててしまいましたから すぐさまこれまで人数的にも日にち的にも最大になるであろう 第三波が引き起こされました。
アベチャンの後を継いだジジイが 自分の肝いりで始めたキャンペーンだけに 意固地になって 来年までこのキャンペーンを続けるなどと発表したのは 狂気の沙汰とした思えません。わずかに残っていた来年オリンピックが開かれる可能性を自ら握りつぶしたのではないかと思われます。このキャンペーンのために感染が広まっているという証拠がない という発言を繰り返してばかりで 挙句の果てには このキャンペーンで感染したと確認された人数が 二百人足らずだから このキャンペーンが安全だ 等と言い出す始末です。一日の感染確認人数が 連日二千人を超えていますが そのうちの感染経路が不明の患者さんが 毎日数百人見つかっております。その人たちが全てゴートゥーキャンペーンとは無関係である と断言できるエビデンスが 一体どこにあるのでしょうか。
本当に辛くて悲しいことばかりの一年が終わろうとしています。特に最近大阪の状態は 切迫していて 本当に心配な状態だと思います。片田舎にいる私の生活には その窮状はあまり実感できませんが ここ数日 患者さんの数も減少しているみたいですから これからうちの病院もコロナ禍の苦しみを味わいそうで心配しております。政治家の皆さんは 取り敢えずは十二月の前半だけ 辛抱して欲しいと訴えていますが この二週間で 状況が好転しなければ 自粛を要請される時期は 年末年始まで延長されるでしょうし 現実的には その可能性が極めて高そうに思われます。
たとえ年が明けたって 年号が改まるだけで事態が好転する希望は 持てそうにありません。外国で相当にフライング気味にワクチンの使用が始まりそうですから いずれ日本でもワクチンの使用が始まるのでしょうが 未だその安全性や有効性が持続する期間など殆ど確認されてはいませんから 接種する頻度なども 何も解明されていないのです。接種後一定期間を置いてから発生する 思わぬ副作用の可能性も否定できません。日本に入ってくるワクチンも 最初は数に限りがあるのでしょうから 使用されるのは 感染リスクの高い医療従事者と 高齢者になるのでしょうが 思わぬ副作用が発生した場合 日本全体に及ぼすダメージが 相当に大きなものになりそうですから 慌てて節操もなくできたばかりのワクチンに飛びつくのは 決して賢明な選択だとは思いません。
このブログでは何度も書きましたが 日本では インフルエンザという病気によって この一年間は別として 毎年数千人 これまでに新型コロナ感染症で亡くなられた方の数よりもずっと多い数の方がお亡くなりになっているのです。つまり 一応ワクチンと特効薬と言われる薬がいくつか存在しているにも拘らず インフルエンザという病気を 十分にコントロールできているとは言えないのです。ですから 超見切り発進的なワクチンが 日本国民にも広く出回ったとしても それでコロナ禍がすんなりと解決するはずはありません。とはいえ この嫌なことばかりの一年が ようやく終わって 新しい年を迎えられたら 何かいいことが待っていてくれそうに思いたいものです。来年こそはいい年であってくれることを 心からお祈りいたします。
このm 

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