12月26日 大掃除についての思いで

私は 中学一年の時に 現在の実家である 交野市の松塚の一軒家に引っ越しました。それまでは枚方の香里団地の2DKに住んでいました。団地にいた頃は 狭かったのもあるでしょうし まだ小学生だったからかもしれませんが 家の大掃除を手伝った記憶はありません。一軒家の間取りは 5LDKとこれまでの倍以上に大きな家に引っ越しましたので 殆ど使っていない部屋もありましたが 大掃除が量的に大変になりましたし 私がちょうど中学校に上がりましたので 掃除の戦闘力として考えられたからでしょうが 年末の数日は 勿論中学校は冬休みなので 朝から掃除に駆り出されてしまいました。
二階に三部屋あるうちの一部屋が私の部屋として与えられましたので 取り敢えずはその部屋の掃除を命じられました。勿論普段の掃除は 母親がやってくれていましたが 机の奥の誇りが溜まっている部分や ベランダに出る吐き出し窓のさんの部分など 住み始めてまだ半年なのに 思っていた以上に埃が溜まり汚れていましたので 頑張って掃除をしました。それからベランダにも 結構枯葉などが飛んできたりして汚れていたので 奇麗に掃除をしました。外回りの掃除は 吹きさらしの風の中でやりますから とても寒くて 直ぐに手がかじかみましたが やはり新しい家なので掃除をするとすぐにきれいになりましたから やりがいを感じて 頑張れたのだと思います。
二階が何とか終わりましたが 一階の方がはるかに広いので更に膨大な量の掃除が待っていました。私は子供なので寒さに強いだろうという 暖かな配慮がなされたみたいです。確かに子供は 寒い今の時期でも 凧揚げやコマ回しなどの遊びに夢中で 平気で屋外を走り回っていました。只楽しい遊びに夢中になっている時と もくもくと掃除をしている時では やはり寒さの感じ方が違います。寒くて風邪をひきそうだと 父に訴えると 風邪をひかないように沢山着込んでガンバレ と暖かな言葉をかけてもらいました。
取り敢えず外回り担当としては 網戸を外して 洗いました。アパートの場合は 小さなものがほんの数枚でしたが 一軒家になると 特に一階は吐き出し窓が多いので 網戸も一枚が相当に大きいし枚数もかなりたくさんありました。台所回りなどは 小さいけれども外から侵入できないように柵に覆われていましたから 取り外すのにも 苦労しましたし 取り付けるのにはもっと苦労しました。兎に角二階のものも合わせると 全部絵二十枚近い網戸を家の外枠に立てかけて まとめて洗いました。一枚一枚洗剤のついたスポンジでゴシゴシすると くすんでいた網戸が 元の鮮やかな青色になりましたので これまた嬉しくなって 寒さに凍えながらですが 頑張ってしまいました。
網戸を外しているうちに 窓ガラスの掃除もやりました。屋外側ですから かなり雨風によって汚れていますので 先ずはバケツのお湯に洗剤を入れて 雑巾を固く絞り 大まかなほこりなどの汚れを落とします。次にガラス掃除用の洗剤をスプレーして 乾いた布でふき取りました。何しろ窓の数が多いので 時間がかかりますし 寒い中の作業ですから 凄く疲れれました。大掃除がこんなに大変な事に気づいて なんでこんな広い家に引っ越したのかと 恨めしく思ったこともありました。
そんな訳で 中学生 高校生の頃は 毎年年末は大掃除に駆り出されて かなりしんどい思いをした覚えがあります。大学生になると 家で大掃除の手伝いをさせられても一銭にもなりませんが アルバイトをすればそれなりのお金が入ってくるので アルバイトを理由に大掃除の手伝いを断りました。但し父親から そんなに頑張って稼いでいるのなら 小遣いはそんなにいらないだろうから と小遣いの減額 と言うまたまた優しい言葉をかけられてしまいました。
現在は病院の二階に一人で暮しています。自炊しますから使った食器や鍋を洗ったり 掃除機をかけたり 洗濯機を廻したりと 最低限度の掃除は しますがトイレ掃除やシーツの交換などの面倒な掃除は 奥様にお願いしてしまいます。奥様は近所にアパートを借りての別居生活ですから 自分の家の家事をすべてこなされたうえで 病院の仕事に加えて トリミングの仕事もほとんどおまかせしていますから 私としては自分でできることはなるべく自分でやろうと思ってはいるのですが シーツの交換なんか別にしなくても 生活できないわけではないのでついついほったらかしにしてしまいます。でも交換してもらったばかりのシーツの気持ちよさは 格別なので交換してもらえると凄く嬉しいです。
そんな訳で病院の二階の生活スペースの大掃除を 毎年やろうとは思っているのですが いつもより丁寧に掃除機をかけるとか 風呂掃除のときに 周囲の壁までよく洗い流す 位しかできていません。レンジ周りの汚れや 換気扇の掃除など面倒な事は 全く手付かずですが何時の間にかきれいになっていますから 奥様が暇を見つけてはしてくださっているのだと思います。気づいた時には 言葉でお礼を述べますが 気づかずにいたことも沢山あると思います。本当に奥様には 感謝する事ばかりで お礼の言葉もございません。私にできることは 一生側にいて ああだこうだと偉そうに文句を言って面倒をかけることしがないのかもしれませんが とにかくできる限り大切にしていこうと思っております。

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