12月5日 年賀状の図案を考えました

年賀状の図案を考えたとは申しましても 例年パソコンのソフトである「ふでまめ」を利用しておりますので その中から 背景や言葉 イラストなどを組み合わせて 選んでいるにすぎません。このソフトの中には かなり沢山の 完成された図案が収められています。プロの方が仕上げられたのですから 色遣いやバランス 使われている言葉のチョイスにも間違いはないのでしょうが さすがにその図案をそっくりそのまま使うのには さすがに気が引けてしまいますので 背景や 正月らしいパーツや 言葉の組み合わせやその字体を 来年に向けての私の気分などを考慮して 選んでいきました。まずは背景ですが 今年一年が コロナ禍によって ずっと暗かったことは間違いないので せめて年明けにお出しする年賀状としては 皆さん考えるとは思いますが 明るくて過度にならない程度に華やかなものを選びました。梅の花が 可愛らしく咲いているその奥に 美しくて凛々しさも感じられる富士山が描かれている背景です。はがきを縦置きにして 下三分の二ぐらいが ウグイス色の無地の部分があります。
その部分に新年を祝う言葉 賀詞と 私からのメッセージを綴り その隙間に 色のバランスを考えて 正月らしい縁起物を配置しました。メッセージに ある程度ボリュームがありそうなので 新年を祝う言葉は 漢字四文字の言葉から選ぶことにしました。「新春」や「迎春」などの二文字の言葉もありますが これらは略語になってしまうので 目上の人には 出してはいけないマナーがある事は 一応知っておりますので 四字熟語から選ぶことにしました。「謹賀新年」は 一番ポピュラーで馴染みのある言葉ですので これまでに年賀状で何度も使っておりますから 今年は止めにしておきました。
「恭賀新年」という言葉も 一文字違いで 殆ど似たような意味合いの言葉なのだそうですが これも頂いた年賀状などで何度か目にした言葉ですので どうしようかなと考えておりますと 「恭賀新春」という言葉が目に入りました。新年を祝う言葉としては 似たり寄ったりなのだそうですが ちょっと一ひねりがしてあって これまでいただいた年賀状でも見たことがないように思いました。勿論 お祝いの言葉ですから 珍しければいいと言う訳ではございませんが せっかく目に留まった初めての言葉なのでチョイスしてみました。字体をいろいろと考えて 筆字で力強いタッチの物を選びました。この言葉が 年賀状のポイントですから ここさえ固まれば 後は私の新年に向けてのメッセージ文を考えました。
ここからが 私のオリジナリティを発揮するパートですので 落ち着いて考えました。今年が 皆にとって 辛くて 暗くて 悲しい一年であったのは 間違いないように思いますので 何とか明るい一年になって欲しいという気持ちを込めて 「今年は 明るいことが 沢山ありますように」という一文を書き込みました。正直に 素直に来年への期待を込めての言葉です。この二行の下には 何とか願いが叶うようにと 富をもたらす象徴と言われる打ち出の小槌のイラストを配しました。
続いてもう一文「皆様のご健康とご多幸を心よりお祈りいたします」という言葉を 書き添えました。年が明けても コロナ禍が継続するのでしょうから 健康が一番大切だと思います。こちらは 字体を少し変化させて 文字色も黒ではなくて 濃い目の青色にしてみました。黒い文字ばかりが並んでしまうと どうしても暗い雰囲気になりそうだからです。一番左の 余ったスペースに 門松でも置こうかと思いましたが 動きのあるものを配したくなりましたので 全体の色合いも考えて 真っ赤な可愛らしい鯛が跳ねているカットを加えて見ました。
私には 絵心というものが サッパリございません。父は 数十年にわたって 趣味として油絵を描いておりましたので その文字も達筆でございましたが 絵の才能にも恵まれていたように思います。私は その才能は全く受け継いでいないみたいで 字も拙いし 絵を描けば 小学生が描いたのかと思われるレベルです。奥様は芸大出身で 陶芸科を卒業されていますが 勿論絵心も人並み以上に持ち合わせておられますので 毎年私が大まかな年賀状の図案を作成しまして 仕上げは奥様にしていただいております。配置や色遣いについて 幾つか修正していただいて OKを頂きましたので 来年分の年賀状の図案がほぼ完成いたしました。あとは 年末慌ただしくならないうちに 年賀はがきを購入して 印刷して あて名書きをして 裏面に一行ずつ言葉を書き添えて 完成いたしますが 今年は早めに完成させようと考えております。
まあ迂闊な 私ですから 結局はギリギリになって 大慌てでその作業をすることになりそうですが 年末の大切なそしてちょっぴり楽しい仕事として 頑張りたいと思います。

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