12月6日 父の容体が いよいよ切迫してきているみたいです

年が明けると 直ぐに94歳になります 私の父は 今年の春に自宅内で 動けない状態で 恐らく一晩を過ごしたらしい状況で 発見されて そのまま一月間入院しました。退院したらそのまま その時の父の状態で受け入れてもらえる施設を探して 何とか入所にこぎつけ そちらの施設に入ってもらいました。その一月後には 自室内で転倒して 股関節を骨折して またもや一月間入院しました。何とか退院できましたが それまでは杖を突きながらですが 一人で結構元気に歩き回れましたが 車いす生活を余儀なくされるようになってしまいました。
何とかその施設での生活に 馴染んでくれたみたいでしたが 何しろコロナ禍の時代ですから うちの病院から 車で十五分ぐらい 妹の嫁ぎ先からは 歩いてもいけるぐらいの 割と近い所にあります施設ですが 必要とされる生活用品を実家で探したり 購入したりして そちらへ届けても 全く面会させてもらえず たまに電話で話すぐらいの接触しか取れない状態です。月に一二度施設の担当の職員さんや看護師さんから 電話連絡が入り 父の近況を教えてもらっておりますが 最近鼻がつまるし痰が絡むので息苦しいという訴えがあり 病院で診察してもらい 必要と思われる検査を受けてみたのだが 原因としては該当するようなものが見つからなかったのだそうです。ただ元はいわゆる中肉中背の父が ここ半年で徐々に体重が減少しており 四十数キロにまで落ち込んでいたのが この一月でさらに十キロぐらい減少して 現在の体重は かつての半分ぐらいの三十数キロにまで減少してしまったのだそうです。
特に食欲が減少しているわけではないのだそうですが 食べても栄養分を消化吸収する力が 衰えてしまったのだろうとの話でした。まあ九十歳を超えておりますので 体のあちらこちらに綻びが生じるのは 当たり前すぎる事だと思います。相変わらず わがままを言う気力だけは 旺盛みたいで 生意気な口をきいて お世話をしていただいている職員さんたちの手を焼かせているみたいですが 頑張ってもすぐに体力がなくなるので 以前よりもかなり扱いやすくなっているのだそうです。
私の父は 奥様に言わせると クローンみたいに私にそっくりだと言われるのですが 本当に我儘で 他人にやさしく思いやりを持って 接することができない困った性格なので だからこそ日常生活にストレスを感じずに生きてこられたので こんなに長生きできたのだと思います。同じ理屈を当てはめると 私も結構長生きできるのかもしれませんが 私は糖尿病と不整脈と言う大きな二つの不治の病を抱えております身の上ですので ほぼ間違いなく八十歳までは生きられないだろうと覚悟しております。
父は これまでその非常に強気な ポジティブな考え方によって ある意味頭も大してボケもしないで 今年の春まで一人暮らしを続けていられるぐらいに 元気でおりましたが さすがに現状は 体力が殆ど燃え尽きてしまいそうですし たまに弱音を吐くことも始まったみたいなので 精神的にも相当に切羽詰まってしまった状態のようです。人間 何時かは最期を間違いなく迎えるわけですから その時に見苦しくない 爽やかな死に様を演出できれば カッコいい死に方のように思っております。少なくとも私はこれまでの人生が お世辞にもカッコいい生き方は出来ておりませんので 最後の一幕ぐらいは サラッと華麗に演じてみたいと願っております。生きている間中ずっと 奥様に迷惑とご心配ばかりかけ続けた人生ですから 最期ぐらいは奥様に褒めてもらえる 認めてもらえるような締めくくり方をしてみたいです。ですから 父の人生の終幕も 見苦しくない 素晴らしい最期の時になって欲しいと 切に望みます。

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