ディズニーがいなければ当然ディズニーランドも存在しません。ミッキーもミニーも生まれてはいなかったでしょう。現在の世界のテーマパークで一年の入場者数が最も多いのが　フロリダのディズニーワールドなのだそうです。二番目に多いのが東京のディズニーランドなのだそうです。いつも二月の一番寒くて一番テーマパークで遊ぶには不向きな時期に訪れていますが　沢山の入場者であふれているのも致し方のない事なのかもしれません。

勿論ゴールデンウィークや夏休み期間中のように入場制限がかかるような　本当の混雑時期には　病院が忙しいので訪れることが出来ませんが　仕事を引退してのんびりとゆっくりとディズニーランドを楽しめるようになってからは　過ごしやすい時期に出かけてみようとも思っています。今年はディズニーの映画「アナと雪の女王」が大ヒットして　その主題歌までがカラオケでも散々うたわれています。

私は天邪鬼なので　余りにヒットした映画にはあまり興味が湧きません。何年かしてテレビで放送されるまでは恐らく見ることがないと思います。今年は紅白歌合戦でもこの映画の主題歌が取り上げられるみたいですが　私は大好きな乃木坂が落選しましたから　意地でも紅白は見ないと思います。何にしてもディズニー映画が社会現象にまでなるぐらいにディズニーのブランドが日本人にも浸透している事には驚いてしまいます。

奥様はチップとデールの子リスたちがお気に入りのキャラクターで　カバンやタオル、アクセサリーなどキャラクターの図柄の入ったお土産を沢山買わせていただきました。私はいい大人ですから　あんな着ぐるみのキャラクターが凄く人気があるのが不思議です。でも主役のミッキーとミニーの着ぐるみは非常にクオリティーが高くて　本当にそのような生き物が存在しているように思えて　私も魅力を感じてしまいます。特にミニーちゃんはその仕草にそこはかとなく色気を感じますから正直言いますとそばに来てくれると若干ではありますが緊張してしまいます。

奥様にねだられて　最初は正直いい大人が遊園地に出かけることに気がすすみませんでしたが　一度訪れてからは　私の方がディズニーランドの魅力に取りつかれてしまったようにほとんど毎年出かけています。私たちの旅行のスケジュールは　何時も日曜日の夜に病院を閉めてから　お風呂にゆっくりと入ってからスタートします。小さな車ですが一晩かけてドライブして朝の四時ごろに何時も泊まるホテルオークラの駐車場にたどりつきます。それから少しだけ仮眠を取って　７時ごろに私はモノレールでランドがシーのゲートに並びに出かけます。結構長時間待ちますから　十分に暖かい服装で　組み立て式の小さな椅子と飲み物と新聞を用意していきます。

開場時間の少し前に奥様と合流して殆んど数人目でゲートをくぐります。奥様と十分に相談をして人気のアトラクションに向かって全力で走りだしますが　直ぐに息が切れてしまい　情けないけれど若い方たちにどんどん追い越されてしまいます。それでもほとんど最初にゲートをくぐるので　私が人気のアトラクションのスタンバイの列に　奥様がファストパスをゲットするための列にそこそこ前のほうで並べます。奥様がファストパスをゲットしてから私の並んでいる列に合流します。上手くすると人気のアトラクションに開場して一時間以内に二つ参加できます。それからもファストパスをうまく利用しながら　なるべく並ぶ時間を節約してアトラクションに参加します。

初めのうちはパレードに興味のなかった私ですが　見やすい位置で眺めるとかなり楽しい時間を過ごせる事に気付きました。それからはパレードやショーの時間とも兼ね合いを考えてスケジュールを組むようになりました。かなり慌しいですが　お天気に恵まれると相当に充実した一日になります。最初の頃は月曜日から木曜日まで丸四日間ディズニーランとドシーで過ごしていましたが　ある程度旅行に慣れてくると　最後の一日はせっかく東京まで出かけているので　ハトバスで東京観光をするようになりました。

東京タワーやスカイツリー　浅草雷門などいろいろと案内してくれて結構割安に遊べます。朝から夕方までたっぷりと楽しませてもらって　夜は大学時代の先輩たちと久しぶりに再会してい会食をしますから　四日目も一日充実しています。最終日の金曜日はのんびりとドライブを兼ねて帰阪します。月曜日から休診日の水曜日を挟んで四日間病院を閉めますが　一年で一番楽しい五日間になります。

そんな楽しい旅行をさせて頂けるのもディズニーさんのお陰です。病院を引退したら　フロリダのディズニーワールドへの観光や　ディズニークルーズへ奥様をご招待して　精一杯奥様孝行をしたいと思っています。その為には　非常に苦手な英会話をもう少しは上達できるように頑張ろうと思っております。そんな奥様孝行ができるのも　ディズニーさんのお陰ですから　すでにお亡くなりになられていますが　心からお誕生日をお祝いしたいと思います。