12月7日 党首会談を見て思ったこと

たまたま見ていたテレビで各党の党首による議論が放送されていて 今回の選挙に取り組む各党の姿勢が何となくですが分かりました。とりあえず自民党の安倍ちゃんは 「アベノミクス」がの好影響が 必ず中小企業や庶民の生活にも及んでくるので もう少し辛抱してほしい、の一点張りで押し通そうとしているようです。

選挙の勝敗を握っているのは 結局は庶民なのですから 庶民に耳触りの良い言葉を並べるのは当然かもしれませんが 「アベノミクス」という耳慣れない言葉を初めて聞いてからどれだけの時間が過ぎてしまったことでしょう。最初はこの言葉を信じて 安倍ちゃんについていけばきっと自分たちの苦しい生活が楽になるに違いないと 新興宗教にでもすがるような気持ちで 受け入れたのかもしれません。しかしいつまでたっても自分たちの生活は楽になりません。景気の状況を表す指数がいくら上昇しても 肝心の自分たちの収入は全然変わり映えしません。円安がすすもうと株価が多少上がっても 私たちの生活は全く改善されていません。

幾ら無学な庶民が馬鹿でも 「アベノミクス」が見かけ倒しの御為ごかしに過ぎない事に気づかなければならないと思います。所が安倍ちゃんがテレビのCMで自信たっぷりに「私の言葉を信じなさい」と断言すると 恐らく多くの庶民はまたまたでくの坊のように騙されて自民党に投票してしまうのでしょう。選挙期間中は 恐らく国民の耳触りのよくない 憲法の改正や 集団的自衛権、TPP問題、沖縄の基地問題、原発問題などについては 例え質問されてもとぼけたおして 知らんぷりを決め込んでいます。結局結果的には自民党が大して議席数を減らさずに選挙は終わると思いますが それでも絶対安定多数は余裕で確保できるはずですから、安倍ちゃんにしてみれば 自分のやりたいことはすべて国民が信任してくれたと大きな顔をして言えるはずです。

選挙の結果が出て何日後に安倍ちゃんが手のひらを返したような態度を取るのかが 分かりきった選挙結果などよりも よっぽど見もののように思います。結局いつものように安倍ちゃんに対するボヤキだけで終わってしまいそうですが 野党がもう少し安倍ちゃんの痛い所をつつくような議論を仕掛けていかなければ 自民党への批判票が少なからずはあるはずですが その受け皿として選べる政党が全くないみたいで残念で仕方がありません。私はいつものように 主張が一貫して変わらないだけでも信頼できそうな共産党に投票するだろうと思います。

勿論共産党が政権を持つようなことになれば 日本がひっくり返ると思いますから そこまでは望みませんが 共産党の主張がもう少しはっきりと聞こえてくれる位に議席数を伸ばして欲しいと期待しています。本当に民主党も維新の党も もう少し考えて選挙活動を頑張ってほしいけれど今更無理みたいですね。

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