2月2日 1998年の本日 郵便番号が七桁になりました

私は今年誕生日が来ると61歳 還暦を超えてしまいますが 郵便番号がそれまでの三桁から 七桁になったのなんて つい最近の事の様に思いだされます。それまでの三桁なら 直ぐに覚えられますから 近所の寝屋川や交野を覚えておけば いちいち郵便番号を調べる必要はありませんでした。所が七桁になってからは 勿論自分が住んでいる所の番号は覚えていますが枚方市内だけでも何十種類もありますから 患者さんへのDMを送るのにも いちいち郵便番号を調べなければならなくなりましたので 凄く面倒になったのことで 腹立たしく感じたのが ついこの前の様に思えるのですが もう二十年も昔の出来事であるのに気づいて ビックリしました。
ある意味郵便局の局員が 機械で宛先を分類するのでしょうから 凄く楽になるのですが その分利用するお客の方が 一人一人番号を調べて記入しなければならなくなったのですから 冷静になって考えたら 利用客が一方的に 負担を押し付けられてしまったのですので その分郵送料を安くしてくれるのでしたら まだ納得し易かったのかもしれませんが 利用者の負担だけが重くなって 同じ料金体系でしたから郵便局の親方日の丸体質には 今更ながら呆れ返ってしまいます。当時は メールなどの情報伝達手段も現在ほどには 普及していませんでしたから 情報を伝達するのは 電話か郵便に頼らざるを得ませんでした。郵便局が情報伝達の大きな部分を独占していたわけで やりたい放題だったと言えるのかもしれません。
さすがに二十年も経過してしまうと 郵便番号七桁が当たり前になってしまって それ程負担には感じなくなってしまいましたが あやふやに覚えていても もし違う数字を記入してしまったら キチンと配達されないらしいので 結局はきちんと郵便番号を確認しなければならず 面倒であることは変わりありません。只病院のカルテを作る時にも 住所を記入してもらった時に ついでに郵便番号を訪ねて 記入する習慣がつきましたので いちいち調べる手間暇は 大分省略できるようになってきました。パソコンに住所を入力するときも 郵便番号を入力して変換すれば 一括して番地以外の住所が入力されますから かえってパソコンに患者情報を入力するときには 楽になった部分もあります。
しかし二十年と言えば 私の人生の三分の一になりますが 二十年前の事がつい最近の事のように感じてしまうというのは 私が自覚しているよりもずっと年をとっているのだ と言う事かもしれません。この二十年 それなりに一生懸命に生きてきたつもりですが 過ぎてしまえば ほんの一瞬の事のように思えます。病院を開業して数年後ですから 何とか病院の仕事が軌道に乗り始めた頃だと思いますが 大失敗をしたこともありますし 三週間ほど入院してしまったこともありました。入院生活は 殆どまとまった休みを取っていませんでしたから のんびりできて良かったのかもしれませんが 私としてはこれだけ長く病院をお休みしたことが無かったので 毎日毎日少しでも早く退院して 仕事に復帰したいとだけ考えておりました。やはり私は 仕事を辛くて嫌だと感じることも多々ありますが 正直な気持ち楽しくて 忙しくて充実している時こそ 嬉しく感じていたのだと思います。患者さんが全然来てくれなくて 暇な時の方が かえって落ち込んでしまって 精神的にダメージが大きかったように思います。
私の人生は どう考えても あと長くて二十年もってくれればいい方だと思っています。ですから人生最後の日も それこそ今から一瞬と思える時間の後にやってくるのでしょう。その日その時を迎えてしまった時に 心残りや未練が少しでも少なくて済む人生にしたいと 私は思います。

ブログ一覧