2月10日 豚コレラでつまらない風評被害が出そうで心配です

日本人と言うのは 何時までたっても 学習して賢くなることが少ない 残念な国民性の民族だと思います。かつて狂牛病が国内でも発生した時に 急に国産牛肉の売り上げが落ちてしまいました。それまで馬鹿にしていた 外国産牛例えばオーストラリアやアメリカ産の輸入牛肉に 愚かな日本人たちが一斉に走ったからです。狂牛病と言うのは 例え狂牛病にかかったことを確認された牛の肉を食べても それが骨格筋いわゆる普通に日本人が一般的に食する部位であれば 絶対に人間が感染することはないのです。つまり普通にお肉屋さんで売られている ロースやカルビ ヘレ等のお肉を食べている分には 全く狂牛病を心配する必要はないのです。

この点をどうして政府がもっと大々的にアピールしなかったのか 不思議でしょうがありませんが 国内で狂牛病が発生してしまった以上は 国産牛肉は危険で 食べると病気に感染するから 外国産の牛肉の方が安心だ 等と言う全く根拠のない 完全に間違った風評が独り歩きしたために 国内の牛肉業界は 凄く大きなダメージを受けてしまいました。要するに骨髄や脳味噌の部分を食べなければ全く心配がない と言うごく単純な事実が 情報としてそれなりに流されていたにもかかわらず 大部分の日本人は 輸入牛肉を安全だと信じて 購入したのです。私は当時のブログで散々ぼやきましたが 世の中には何の影響力もございませんでした。

但しひき肉に関しては 日本の肉業界では あんまり考えられない事なのだそうですが ヨーロッパなどでは ひき肉の旨味を高めるために場合によっては骨髄を混ぜ込んである場合が考えられるので 人が感染してしまう可能性が 皆無ではないので要注意 と言う事でした。とはいえ日本でひき肉に骨髄を混ぜ込む習慣はないのだそうで 現実的には心配がないようですが 気になる方は 狂牛病が発生している間は ハンバーグを辛抱した方がいいのかもしれません。

今回流行している 豚コレラ と言う病気は豚にとっては非常に恐ろしい致死率の高い病気ですが 人間には全く感染する心配のない病気なのだそうです。ですから例え豚コレラに感染している豚のお肉を食べたとしても 全く心配ないのです。勿論 この病気の拡大を防ぐために 感染している可能性のある豚は 全て殺処分されてしまいますから 現実に豚コレラにかかっている豚 若しくはかかっているかもしれない豚のお肉を 私たちが食する機会は 現実的にはありません。

ですから 例え豚コレラと言う病気が現在以上に拡大してしまう事があったとしても 普通にスーパーやお肉屋さんで販売されている豚肉は これまで通りに食べればよいのです。狂牛病の時のような 愚かしい行動に走ってほしくないものですが 多分懲りない日本人が多いのでしょうから 当分は豚肉の売れ行きがガタ落ちになってしまうのだと思います。泣く泣く殺処分した養豚家の方々や 移動禁止令によって 販売できなくなってしまった近所の養豚家の皆さんには 国から被害を補償してもらえるのだそうですが 愚かな風評被害によって 豚肉の消費量が落ち込むと それ以外の養豚家の人たちまでが 被害を受けてしまうのが 心配です。

日本人が愚かな風評の影響を受けやすい国民であることは アベチャンだって十分に分っているのでしょうから 偉そうに踏ん反り返っているだけではなくて たまには日本の役に立つような働きをしていただきたいものですが まあ無理でしょう。大なり小なり風評被害は 出ると思いますが 被害を受けた方たちが 少しでも早く立ち直られることを 心よりお祈りいたします。

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