2月12日 アベチャンの「悪夢」発言に 驕り高ぶりがまたまた感じられて 不愉快です

このブログには 何度も何度も書いておりますが 私がこの世の中で大っ嫌いなのは 現首相のアベチャンと 乃木坂の秋元真夏の二人が 断トツのツートップです。十年前なら 大嫌いなツートップは 長嶋茂雄と星野仙一だったのですが 中日ドラゴンズと言う五十年以上熱烈に応援していた球団を数年前に嫌いになって以来 野球と言うスポーツ プロ野球に限らず高校野球も含めて 全く興味が無くなりましたので プロ野球OBの二人の影が薄くなってしまいました。ついでに 私の頭髪の方もすっかり薄くなってきております。

その政治家の中で一番大嫌いなアベチャンが またまた自分が天下でもとったかのような思い上がり発言をしてくれました。民主党が政権を担当した時期を指して「悪夢」と表現したのです。私は不勉強なので 政治家のふところ勘定がどの様なものなのか全然知りません。衆議院議員になると 勿論ポジションによって 色んな利権との絡み具合も千差万別なのでしょうが どの程度の副産物的な副収入があるのかも 元々興味がないので さして知りたくもありませんが 見当がつきません。

首相の椅子がどのくらいすわり心地がいいのか知りませんが 少なくとも内閣官房機密費と言う名目で十数億円の領収書がいらない自由に使えるお小遣いがあるのだそうですから 簡単には手放したくないのかもしれません。お金の問題だけじゃなくて 首相が握っている権限が それくらい強大で 魅力的なものなのかも知りませんが 私はそんな権力には 魅力を一切感じませんので やっぱり首相の椅子にアベチャンが執着する気持ちが理解できません。お父さんが 座りたかったのにどうしても座れなかった椅子だからもあるのかもしれません。

それにしても 現在の自民党のほぼ一党独裁に近い 国会議員の構成は 尚更アベチャンの権力を強大にしていますが 致し方のない事かもしれませんし。公務員も エリート官僚は 普段はかなりふんぞりかえった生活をしているのでしょうが アベチャンに対しては 忖度のしまくり合戦のように思えてしまいます。普通の首相なら「森友学園」や「獣医学部」の問題でも 政界 少なくとも総理の座から追われても不思議がない位の大問題なのに 沢山いる自民党の殆ど全ての国会議員と関連省庁の役人どもが よってたかって 忖度しまくり アベチャンを擁護したので 首唱の椅子にふんぞり返っていられるのだと思いますが そんな環境で暮していたら やっぱり自分が己の力で天下を取ったと勘違いしてしまっても 自分は何をしても何を言っても許されると思いあがってしまっても しょうがないのでしょうか。

私には衆議院議員と言う立場であっても 与党に所属するのか 野党に所属するのかで どれほど居心地が違うのかさえ さっぱり見当がつきませんが 民主党政権の続いた三年と少しの間が アベチャンにとってはどのように不自由であり 不愉快だったのか 分りませんが「悪夢」と表現してしまうぐらいですから 想像を絶するぐらいに辛かったのかもしれません。

よくアベチャンは アベノミクスが大成功したかのように表現していますが その恩恵を被ったのは 極一部の人間だけで アベチャンを信じてついていけば一般庶民の生活が楽になる と言う大ウソは既にバレバレのはずですが 民主党政権の時代よりは 幾らかましになっています と民主党政権の時代を さんざん自分の都合よく引き合いに出して利用しているのですから 実はお礼を申し上げねばならないくらいに 有難みを感じていなければならないはずなのに それを「悪夢」と表現してしまっては 民主党政権を成立させたのは やはり日本国民なのですから その日本国民まで否定してしまっていることに どうして気づかないのでしょうか。

そもそも 国会の議員構成が自民党の一極集中になってしまったのは アベチャンの功績でも何でもなくて 選挙制度による極当たり前の結果なのです。94年の公職選挙法の改正によって と言うか天下の改悪によって 96年の総選挙から小選挙区比例代表並立制になってしまったことに起因しているのです。それまでは 衆議院選挙は中選挙区制という世界に類を見ない でも日本の実情に非常にマッチした選挙区制度でした。中選挙区制度とは 一つの選挙区から 三~五人の当選者を選ぶ選挙だったのです。この一風変わった選挙制度は 公職選挙法を定めた時に 与党の主流派が三つあったので 各選挙区から各派の当選者が出ることを期待してそのように決められたのだそうです。

決まった成り行きは 非常にご都合主義だったのかもしれませんが 日本のように いわゆる野党が幾つも存在する日本の実情に凄くよくマッチしていました。小選挙区制度は 二大政党が確立されている国 例えば民主党と共和党のあるアメリカや 保守党と労働党のあるイギリスなどでは 是か非か 白か黒かと賛否を決するのに適した選挙制度なのです。日本のように 自民党だけが図体がかなりでかくて 複数の野党が並立している国では 一番図体のでかい政党に必然的に有利になるので 当選者が極端に偏ってしまうので 絶対に小選挙区制度を採用してはいけなかったのです。

野党議員たちは 小選挙区制度に対応するために 共産党を除く野党が大同団結して 新進党と言う寄せ集めの政党を作ってみましたが 元々主義主張が異なるから 別の政党に所属していたのですから 僅か三年ほどで空中分解して 元の野党が幾つも乱立する状態に戻ってしまいました。勿論選挙制度としては 小選挙区制度が生き残っていましたから 徐々に自民党が勢力を拡大していくのは 極当たり前の流れだったのです。この選挙制度を 又中選挙区制度にまた戻すのは 勿論自民党にとっては不利益な事しかありませんから 当分と言うかほぼ永久的に ありえない事のように思えます。

但し 自民党があまりに腐りきっていったので 国民がたまたまの気の迷いのように見切りをつけて 民主党に期待して政権交代が起こりましたが やはり与党を運営する難しさは つけ刃で上手くいくわけがなくて やっぱり三年ほどで崩壊してしまいました。その時にたまたま自民党の総裁に返り咲いたアベチャンが 大活躍したように国民が勘違いして 現在に至っているのです。かといって 自民党以外の野党に とても政権を維持できそうな人材は見当たらないし 自民党内でアベチャン以外に首相が務まりそうな人材がいるようにも思えませんから 当分アベチャンの天下が続いてしまうのかもしれません。日本に明るい未来はありません。

こんな驕り高ぶって 何でもかんでも自分の我儘を通そうとするのは 政治家なんて所詮権力欲の塊みたいな人間が目指すのでしょうから 致し方がないのかもしれませんが アベチャンは 今回の「悪夢」発言からも明らかなように 夫婦ともども本当に品性が下劣で やることなす事 秋元真夏と同じくらいに極めて不愉快です。こんな気持ちにならないためには 今後政治面のニュースを見ないように心掛けるしかないのかもしれませんね。残念です。

 

 

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