2月15日 大阪のリッツカールトンホテルに奥様と二人で出かけました

いい加減この年齢になっているのですから 食べ放題、ブッフェ形式のお店とは縁を切らなければならないことは 頭ではよく理解しているのですが 私も奥様も本当に食いしん坊なので ついついデザートブッフェ等の言葉で 何か興味をそそるような催し物がないかと ネットで検索してしまいます。何日か前に検索したら イチゴを使ったデザートブッフェが見つかりました。それもリッツカールトンと言うこれまで足を踏み入れたこともないような上等のホテルのイタリア料理のお店です。デザートブッフェだけの料金で税サ込で4900円 と言う立派な価格でした。
幾ら超一流のホテルの催し物と言っても さすがにデザートだけお腹いっぱいに食べても それ相応に上等なデザートが並んでいるのでしょうが 一寸二の足を踏んでしまいそうです。所が その直ぐ下に イチゴを使ったフルコースディナーに デザートとして同じデザートブッフェがついているメニューが記載されていました。一流のホテルの一流のイタリア料理レストランの フルコースディナーにさらにデザートブッフェがついていて 料金は税サ込で6300円でした。
普通の感覚で考えたら 我々庶民の晩御飯代として 税サ込とはいえ6300円というのは相当な贅沢なのですが デザートブッフェだけで4900円と言う金額が先にインプットされていると イタリア料理 それも一流のお店のフルコースが プラス1400円でいただける と計算してしまうと なんだかすごくお得な晩御飯 と言う風に感じてしまいましたから 不思議です。勿論そこがお店の狙いなのでしょうが あっさりとそのお店の作戦にはまってしまって 直ぐにメールで予約をしてしまいました。
以前京都のリッツカールトンで食事をしたことが 勿論一度だけですがありましたが その時にドレスコードがありましたので 心配になりジーパンにトレーナーと言う気楽な服装でも問題ないのかと訊ねてみました。直ぐにドレスコードなどありませんので 気楽な服装でお越しくださいと返事が返ってきました。さすがに一流のホテルになると 対応が素早くて 且つ丁寧な文面で さすがだなと思ってしまいました。その後で 駐車場について質問した時も 直ぐに親切で丁寧なお返事が返ってきましたので 一流のホテルはメールへの対応も一流であることを感じました。
せっかく梅田に出かけるので まだ一度も訪れた事の無いグランフロントにでも行ってみようかとも考えましたけれども 当然かもしれませんが駐車場の料金が凄く高いので 三月に出かける旅行について ルートを確認したり 宿泊先を予約したりして時間を潰しました。夕方の時間に梅田の方向へ向かって移動したことがあまりないので 余裕を持って病院を出発しました。いつも混み合う第二京阪の側道も夕方でしたがかなり空いていて スムーズにホテルに到着しました。
梅田のリッツカールトンホテルは 初めてでしたので 駐車場でたまたまかもしれませんが 両サイドに外車が停めてありましたから 慎重に枠内に小さなアルトを停車しました。普段はなかなか足を運ばない高級ホテルでしたから ロビーやショップを見て回るだけでも 結構楽しめました。何時もディズニーランドに行くときは ホテルオークラを常宿にしています。オークラも勿論一流のホテルだとは思いますが リゾート地にあるからなのかもしれませんが 廊下に飾ってある絵画や食器の類は リッツカールトンの方が高級感を感じました。
予約した六時半になりましたので レストランの前に行ってみましたら 私たちと同じコースを予約している人たちだと思いますが 結構な人数が既に待っていらっしゃいました。フルコースがイチゴ尽くしの上に デザートまでがイチゴのオンパレードと言う触れ込みでしたから さすがにお客さんの殆どが女性でした。中にはナーちゃんに似た 清楚で凄く可愛らしい女の子がいましたので ついついその女の子ばかりを注目してしまっておりますと 案の定奥様にぶん殴られました。
直ぐに席について ノンアルコールのシャンパンで乾杯して食事が始まりました。前菜のマグロのカルパッチョからイチゴソーズガかかっていましたが 私は普通にマヨネーズでもかかっていた方が美味しいのではないかと思いました。続いてスープは普通のコンポタでしたが クルトン代わりのつけ合わせにイチゴがのっかていました。私はこれもイチゴではなくて 普通にガーリックバターでも塗ってある方が美味しいのではないかと思ってしまいました。その後に出てきたメインの魚料理と肉料理にも やはりイチゴが味付けに使われていました。パスタやリゾットまでがイチゴ味でした。
私は正直このイチゴ尽くしのフルコースには かなりガッカリしましたが 奥様も 周囲におられた女性陣にも かなりの高評価みたいでしたので あえて不満を口には出しませんでした。私はイタリア料理のフルコースなるものを初めてたべたから ボリューム的なものがこれで一般的なのかどうかよく解かりませんでしたが 正直フルコースのメイン料理を食べ終わっても腹三分目位の感覚でした。さていよいよ待望のデザートブッフェタイムです。
勇んでズラーと並んだイチゴ尽くしのデザートをお皿に山盛りとりました。奥様も私に負けないぐらいにタップリとお皿に盛っておられました。お隣の席の凄くほっそりしたおちょぼ口の御嬢さんにそんな山盛りとったお皿をみられるのが正直恥ずかしかったのですが よく見るとその御嬢さんも私たちと同じくらいに山盛りデザートを取って来ていたのを見て 少しホッとしました。周囲のテーブルを見回すと どのご婦人たちも同様に山盛りにデザートを取ってきておられましたので やっぱりあのフルコースの料理はかなりボリュームが少なめに設定してあったのだろうと思います。お給仕の方が コーヒーや紅茶等の飲み物の注文を取りに回って来られました。周囲のお客さんたちは 当たり前のようにコーヒーを注文されていましたが 勿論飲み物は別料金のはずです。こんなホテルのこんなお店でうっかりコーヒーなんか頼んだら 一杯千円位かかっても文句は言えない雰囲気でした。恥ずかしながら貧乏人の正体がバレバレになってしまいますが 無料の水を頂いて 飲み物は辛抱しました。
さてデザートをお皿一杯に取ってきましたが 何しろ私としては腹三分目からのスタートでしたから あっと言う間にお皿が空になりました。二回目を取りに行こうかどうしようかと迷っているうちに お隣の可愛らしいお上品な御嬢さんが 私よりも早くお代りを取りに出かけました。正直一寸安心しましたが ちょっとがっかりもしました。あんなに折れそうな位に細い女の子が 凄く豪華なデザートブッフェを前にすると そんなに積極的になってしまうのかと思うと なんかだまされたような気持になりましたが ホッとして二回目のお皿に さっきとは全然異なる種類のデザートを山盛りとりました。兎に角あまりに種類が多いので 少しずつでも全種類を食べようと思ったら 少なくとも二三回お代りをしないと無理なようです。
周囲の女性が皆二三回お代りをしていたようなので やはりこのデザートがお目当てで 今夜ここに食事に来られたみたいで 私たちと目的が同じだったことが分って 少し安心しました。それから女の子がどんなに小食そうに見えたって 美味しいデザート食べ放題の状況では 私とあまり大差ないぐらいに食べておられたのには 少し女性について勉強できたみたいで いい経験をさせてもらいました。帰りに駐車場の料金が発生しそうなので 急いで駐車場に向おうとすると お会計をしてくれたお姉さんが 無料駐車券を二枚 つまり四時間分渡してくれたので 駐車料金もかからずに済み助かりました。
本日は 凄く高級なホテルに出かけて お上品なイタリア料理のフルコースと デザートブッフェを堪能できて とても良い一日でした。

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