2月20日 SDGsというものがよく理解できません

最近 よくこの言葉を耳にしますし 当たり前のように喋っておられる方を 特にテレビなどでよく見かけます。私は 社会常識が欠落している人間だからかもしれませんが この言葉の意味を想像もできなかったので 、ネットで検索してみたので その説明文のコピーを ここに掲載してみます。

SDGsとは「持続可能な開発目標」。簡単に言うと「世界中にある環境問題・差別・貧困・人権問題といった課題を、世界のみんなで2030年までに解決していこう」という計画・目標のことです。
※「持続可能な」という部分は、「人間の活動が自然環境に悪影響を与えず、その活動を維持できることを意味しています。(改善する動きを)長期間に渡って、実施し続けられる」という意味。

この文章は簡単な言葉を使って 分かり易く説明されているのだそうですが 何度繰り返し読んでも サッパリ意味が理解できません。差別や貧困、人権問題なんて 人類の歴史が始まった時から 全ての人々がではないにしても 何とか解決しようと取り組んできたのに 一向に解決できていない非常に難解な問題だと思います。そんな普遍的な大問題が これまでにも解決に向けて頑張ってこられた人が少なからずいらっしゃったのにもかかわらず 殆ど解決できていないように思いますが どうしてあと数年で解決しよう 何ていう夢物語を声高に大騒ぎしている人が 結構いらっしゃるのか理解不能です。この説明文には続きがあって 子供たちに分かり易く説明をしているのだそうですので その文章もここにそのままコピーします。

子供向けにもわかりやすく要約すると、このような方針・目標があります。「貧乏で困ってる人を無くす」:発展途上国への支援等が該当します。
「差別のない社会を作る」:年齢や性別、障害、人種、民族、出自、宗教、経済的地位等で差別をしない社会を実現していく。「環境を大切にする」:地球環境・自然環境に配慮しながら、国や企業が活動できるようにしていく。

貧乏で困っている人に援助の手を差し伸べる事は 立派な事だと思いますが 一応先進国の端くれであるはずの日本にも 貧困で苦しんでおられる人は少なからずいるはずです。まずは身近な困っている人に援助をした方が 遥か彼方におられて 見たこともあったこともない貧困でお困りの方々を援助するよりも ずっとその成果が分かり易いし 手っ取り早くて 確実だと思いますが 如何でしょうか。発展途上国にも 裕福な人は少なからずいるはずですから 曖昧な目標を立てたって 実行できるはずがないし 効果があったのかどうかの判断はどのようにするつもりなのでしょうか。性別や障害、人種などにおける差別なんて 本当に長い時間をかけて 失くそうと人類は努力してきたはずなのに どうしてそんな遠大なる問題を ほんの数年で解決してしまいましょう 何てお気楽な目標を立てて 声高に主張されるのか さっぱり理解できません。
私は 人類が取り組むべき大問題に対する意識が低すぎるから SDGsなるものをさっぱり理解できないのでしょうか。「人間の活動が自然環境に悪影響を与えず」という言葉が説明の文章にありますが 現代社会の人間は 電気と縁を切った生活など 考えられませんが 発電するためにどれだけ自然環境に 悪影響を与えているか分からないのですから 根本的にその主張がおかしいように私には思えるのですが 間違っていますか?私は 原子力発電が 二酸化炭素を一切発生しない 一番クリーンな発電方法だと思いますが 使用済みの核燃料の処分などで 自然に大いに迷惑をかけるし 火力発電では 化石燃料を燃やして 大量に二酸化炭素を生成しますから これまた確実に自然に大いに迷惑をかけているのです。人間が普通に生活しているだけで そんな電気を毎日確実に消費しているし 洗濯や炊事で 確実に汚水を少なからず垂れ流しているのですから 大いに自然に悪影響を与えているのです。
志の高い目標を設定して それに向けて頑張って活動をしていくこと自体は 目標を立てずにふしだらに生活していくよりは まだましだと思いますが もう少し現実的な問題と正面から向き合って 実質的な効果のある活動すべきだと私は思います。

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