2月3日 所謂 節分と言われている日みたいです

節分は、雑節の一つで、各季節の始まりの日の前日のことを言うのだそうです。つまり二月四日から 春が始まることになるのだそうで 俳句を作るときの季語も 春の季語を主に用いる時期を迎えたと言えるのかもしれません。但し 二月は一年で一番寒い時期だと思いますから 春を実感できるのは かなり先の話かもしれません。所で 日本には 春夏秋冬の四季がありますから 当たり前ですが節分という日も 一年に四回あるはずなのですが 何故か江戸時代中期以降は 二月三日だけを 節分として扱われる習慣になったのだそうです。それから節分と言えば 直ぐに二月三日を思い出しますが 春分の日や秋分の日が 年によって微妙に日にちがずれることがあるように 節分の日も 二月三日からずれることがあるのだそうです。私は知りませんでした。
今では 節分と言えば 恵方巻を食べる日と認識している人がいるかもしれませんが 私が子供の頃には そんな習慣殆ど一般家庭では見かけなかったように思います。恵方巻きが誕生したのは、江戸時代から明治時代にかけてと言われているようです。起源は諸説ありそうですが、大阪の商人や芸子が商売繁盛を祈願し、節分に巻き寿司を食べたのがはじまりという説が有力なのだそうです。そういえば妹が 近所の楽器屋さんに嫁いだのですが 商売を生業となさっているご家庭なので 当たり前のように恵方巻を食べる習慣があったのだそうですが 妹は嫁いで始めて恵方巻なる食べ物を食したと言っておりました。
江戸時代から明治時代にかけての時期にはまだ「恵方巻き」ではなく、「太巻き寿司」や「丸かぶり寿司」と呼ばれていたのだそうです。恵方巻きを食べる風習は一時廃れてしまいますので うちのような一般的ンサラリーマンの家庭では 全く聞いたことも食べたこともないような習慣でした。ここ四十年位前から恵方巻を節分に食べる習慣が 復活して それも一般家庭に広まったのは 寿司・海苔業界の宣伝活動により復活したのだそうです。節分の縁起かつぐ習慣として関西地方全域に、恵方巻き文化が根付いた頃に たまたま広島県のとあるコンビニで、節分に「恵方巻き」という名の巻き寿司が売り出されました。これが一躍話題となり、恵方巻を節分に食べる習慣が 一気に全国に広まったのだそうです。
バレンタインデーに 女性が男性にチョコレートを贈る習慣が お菓子メーカーの頑張りにより 日本の文化として根付いたのと 同じようなものだと思います。但し最近は 節分の日をめがけて 海苔巻きが大量に作られるために 売りきれなかった分の巻きずしが 毎年大量に廃棄されることが 問題になっているみたいです。チョコレートの場合 たとえ売れ残ったとしても 直ぐに腐るわけではないし チョコレート自体 年中コンスタントに売れる商品なのでしょうから 無駄に廃棄される可能性は あんまりないのかもしれません。お寿司は生ものですから 消費期限が凄く短いはずなので 大量に廃棄されてしまうのでしょう。クリスマスのケーキの様に 売れ残った分は 翌日に半額以下で売りに出されることがあるのだそうですから 海苔巻きも そんな販売法を工夫すれば 廃棄するのにも かなりのお金がかかるみたいですから 良いのではないでしょうか。フードロスは日本の抱える大きな悩み事の一つみたいですから 安売りをすれば 喜んで買う人が沢山いるように思いますから 半額以下でも廃棄するよりはましな対処法だと思いますが 如何でしょう。 

ブログ一覧