3月10日 「森友学園」問題の核心だと思う事

この問題の一番の核心は 財務局が 森友学園に問題になっている土地を破格の価格で売却した時に 何らかの大きな力が働いて その価格を非公表にしたところにあるように 私は思います。国有地を民間人に売却する以上は もともと全国民の財産を払い下げるのですから その売却価格は公表されるのが当然のはずです。豊中の市会議員さんがこの点で財務局をさんざんつついて その価格が明るみに出たことから 今回の騒動が持ち上がったように思うからです。財務局だって 痛くもない腹を探られたくないはずなのに 一旦は売却価格を非公表としたことから その腹に結構大事な一物を抱え込んでいたから 隠し立てしていたと勘ぐられても致し方がない対応の様に思えてしまいます。どうしても隠し立てをする必要のある人物の 関わり合いがあったのではないでしょうか。
森友学園の代表者の発言が 耳を疑いたくなるほどに 二転三転していて 信憑性に欠ける事ばかりで 何時の間にかこの騒動の中心人物になってしまっていますが この人は極右の幼稚園として有名な「塚本幼稚園」の代表者なのですから 常人の感覚とは異なる受け答えをしても 不思議ではないのかもしれません。こんな人が代表を務める小学校の開設が認められるなんて よほど巨大なコネでもなければ 現実的には考えられないことだと思います。塚本幼稚園を退園させられた園児の親たちから 訴訟を起こされそうになっている人物なのです。
この代表者が「安倍信三小学校」なんていうふざけた名称で寄付金を集めようとしたことや この学園が問題視されるまで その奥さんが学校の名誉校長を務めていた事実等から 普通に判断すれば そこそこの額の寄付金をアベチャンが申し出たとしても それほど不自然には感じられません。これほどの問題を抱えた人物が出した小学校開設の申請がすんなりと認められたことや 小学校の用地として販売された土地を 他の民間団体が森友学園の三倍以上の金額で購入を希望したのに 却下されたことなど 常識では考えられない事ばかりが起きています。
塚本幼稚園や瑞穂の国記念小学院に 子供の両親が入学させることを望んでいるのなら そこで極右の教育をわが子に受けさせたい両親が そこそこの数存在するのであるのなら そのような類の教育機関も必要であるのかもしれませんから そんな幼稚園や小学校の存在が認められる必要性があるのかもしれません。一般常識では とても受け入れられないような教育機関であっても 総理大臣が直々に必要であると判断したのなら その大きな権力を駆使して 非常識な価格で国民の財産である国有地を払い下げ 学校開設の申請もごり押しで認めたとしたら 今回のような不思議でしょうがない事件が起きてしまったのかもしれません。
アベチャンは今回の騒動について国会で質問された時に 自分がもし関わっているのなら 政治家を辞めると断言しています。破格の価格で払下げをした財務局や 小学校開設の申請を容認した教育機関の責任も重大だとは思いますが もしアベチャンが総理大臣としての権力で コリ押しして今回の騒動を引き起こしたのであるのなら 即刻総理大臣を辞任すべきだと思います。頭のおかしい篭池さんの処分なんてそんな枝葉の事はどうでもいいから 徹底的にアベチャンの責任追及こそが 今回の騒動が解決に向かう核心だと私は思います。
ちなみに 篭池さんが問題が あまりにも取り上げられすぎていて 東京都の市場の問題での 石原さんの責任追及が ぼやけてしまっていますが こちらも非常に重要な問題ですし 小池さんとしても曖昧なまま終わらせるわけにはいかないのでしょうから きちんと白黒つけて頂きたいと考えております。

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