3月15日 旅行三日目です

旅行も後半戦が始まります。オレンジ荘で とっても美味しい朝ごはんをお腹いっぱいに頂いて 九時過ぎに車で出発しました。本日は淡路島をほぼ一般道路で縦断します。まずは淡路島の南端を瀬戸内海側に移動してから 海沿いに走りました。一つ目の目的地の「淡路島ウェルネルパーク」に向いました。最初の予定では ここのオートキャンプ場にテントを張って 三泊目に宿泊する予定でした。予定と言うのは 三月も半ばなら 下手したら桜が咲いているかもしれない位に暖かくなっていることを期待していました。しかし今年の春は出足が遅くて 天気予報でも十五日は 最高気温が十四度 最低気温が四度と予測されていました。テントを張って地べたに寝る訳ですから 特にテントでの宿泊経験が少ない私たちとしては 心配でした。管理事務所に尋ねましたら 各スペースに水道と電源がありますから 電気毛布などを用意されていれば 大丈夫だろうと思います とのことでした。
電化製品で寝るときの寒さは何とか凌げるかもしれませんが キャンプを張る以上 屋外でバーベキューでもして夕食を取ることになると思いますが 日が暮れてからの屋外での作業は 如何なものかと心配して 残念ながら キャンプを張ることは今回の旅行では諦めました。但し このウェルネルパークは 色んなスポーツ施設がありますし 体験工房では 蕎麦やうどんの手作り体験ができるし 陶芸や紙漉き、布の染色体験などもできるのだそうです。農園では 玉ねぎやさつま芋の収穫体験 イチゴ狩りなども体験できるそうですから きちんと予約を入れておけば 一日しっかりと 遊べそうです。それで 次回の旅行では もっと暖かい季節に訪れるでしょうから キャンプ場や各施設を下見するために 訪れてみました。
オートキャンプ場は 場所によっては 落ち着かない様なポジションもありますが 奥の方の小高いスペースなら 見晴らしもいいし とても静かで落ち着けそうでした。各エリアに水道と電源がありますから 調理もしやすそうです。それから 今回も宿泊してみたかったログハウスも実際に建物を見物に出かけました。こちらは ログハウスですから 木の香りが漂うような落ち着いた建物で 各ハウスにバーベキューのできるスペースが付随しています。屋根もありそうですから お天気の心配なくバーベキューが楽しめそうです。
但しこのログハウスは 一棟を借り切りますから 二人では広すぎますし 結構高くつきます。少なくとも五六人で利用すれば 割安になりますから 凄くお得になりそうです。残念ながら 私には旅行に一緒に出掛けてくれるような友人がいませんから 二人で割高に利用するしかなさそうです。でも人数の多いご家族にすれば凄く魅力的な宿泊先なので 非常に人気があり 利用日の六か月前から予約が出来るのだそうですが あっと言う間に予約が埋まってしまうので 思いつきで旅行の予定を立てる私たちには 到底利用できそうもありません。残念ですが オートキャンプ場が利用できれば ずっと安い料金で宿泊できますから そちらに期待しようと思います。
それ以外にも普通の宿泊施設もあります。そちらも様子を見ましたが 結構きれいでレストランなどもしゃれた雰囲気で食事が楽しめそうです。何棟か離れもありますから 独立していてとても落ち着けそうでこちらの施設もそれなりに魅力的です。それからここには お風呂の施設が 独立して存在しますから キャンプを張る場合にも利用できますので 気持ちよく宿泊できそうです。ザーッと見て回りましたが なかなか使い勝手が良くて 料金もリーズナブルな設定のものが多いので 次回の淡路島旅行では ぜひ利用してみたい施設でした。
ウェルネスパークの下見を予定通りの時間に終えましたので 次の目的地である あわじ花さじきと言う公園に向いました。ここは山のてっぺんにある公園で 名前の通りお花畑がきれいな広々とした公園です。今の時期は 菜の花が真っ盛りで 広々とした菜の花畑が黄色いじゅうたんの様でした。もう少し時期が遅いと ムラサキハナナという同じ菜の花科のラベンダーのようなきれいな紫色の花が咲きだすのだそうですが 残念ながら本日はそのつぼみすら見当たりませんでした。山のてっぺんにありますから 遮るものが全然なくて 風が吹き抜けます。毎日ここに通っているという叔父さんからききましたが こんなに風が吹いて寒いのは久し振りで 普段はもっと穏やかで温かいのだそうです。やっぱり本日のキャンプは中止して正解だったと思いました。
凄い強風に 吹きさらされながらも 頑張って展望台に登りました。長い結構きついスロープを登り始めると 隣で わたしよりもずっと年配のお爺ちゃんが登り始めました。そのお爺ちゃんが奥さんにも一緒に登ろうと誘いましたが その奥さんは風がきついのと上り坂が急なのを見て諦めていました。私はほぼ同時にスタートしたお爺ちゃんに後れを取りたくなかったのですが そのお爺ちゃんは両手にストックのような杖をついていましたから 上手に杖に体重を預けて ひょいひょいと登って行きました。取り残された私を見て 奥様が情けなさそうに笑っていましたが しょうが無いので 私は私のペースでとぼとぼと登りました。
やっと展望台に辿り着くと さっきのお爺ちゃんがスマホで景色の写真を夢中で撮影していました。風は相変わらず吹いていましたが せっかく上った展望台なので 対岸に見える景色をじっくりと眺めました。奥様は とにかく方向感覚や距離感が抜群に優れているので あそこが梅田の高層ビル群だとか 微かに見えるのはアベノハルカスだ、関空があちらの方向に見える 等と細かく解説してくださいましたので 大阪湾の位置関係がほぼ理解できました。方向音痴の私が幾ら眺めていても どこに何があるのやら さっぱり見当がつきません。展望台を降りるときには 結構急な傾斜のカイダンでしたので さっきのお爺ちゃんが杖を突きながら 危なっかしそうに降りていきます。私はその横を軽やかな足取りで降りていきましたので さっきの悔しさが少しだけ解消されました。
花さじきを出発して 淡路島のサービスエリアに立ち寄り ゆっくりとお昼ご飯を頂きました。ここは土産物売り場が充実していますし レストランもステーキにお寿司などバラエティーに富んでいてなかなかの食べ応えと評判です。観覧車などの遊戯施設もありますから 子供もしっかりと楽しめるエリアになっています。私は少し贅沢してステーキ丼をいただきました。旅行に出かけているのですから多少の贅沢は許されるでしょう。このサービスエリアでゆったりとくつろいで 花さじきで冷え切った体を温めてから 出発しました。
淡路大橋を渡り やっと本州に戻ってきました。橋を渡ってから 奥様にしては珍しく今夜宿泊予定のホテルへの道順が分らなくなりました。それで仕方なしに道沿いのコンビニに寄り 道順を教えてもらう事にしました。奥様は非常に感が良いので 要領よく教えてもらえれば 直ぐに理解できるはずですが 十分以上過ぎてやっと車に戻ってきましたが 教えてくれる人が 親切なのだけれども よく解かっていないみたいで さっぱり理解できなかったのだそうです。仕方がないので隣接する郵便局に立ち寄りました。私が説明をきいてもどっち道全く理解できませんから 私は車の中で待っていました。
所が二十分以上過ぎても 奥様がまだ戻ってきません。私は不安になって 中に入ると 一人の局員さんが地図のコピーを何枚も使って懸命に説明してくれていました。私がしびれを切らして カーナビがあるのだから それを利用しようと提案すると 奥様も了解されたようで その様子を察して局員の方の説明も終了したようでした。車に戻って 事の経過を訪ねるとここから本日宿泊予定のホテルへの道筋はかなり複雑なのだそうです。結局奥様にもピンとこなかったみたいでした。カーナビと言っても 乃木坂のメンバーが音声案内してくれるものなので 私としてはナーちゃんが説明してくれるのですごく嬉しいのですが 何しろ安物のカーナビなので 結構その説明がピンと外れだったり 不親切だったりするのです。
でも仕方がないので ナーちゃんが説明する通りに車を走らせたら それほど苦労することなく本日宿泊予定の 「北野ホテル」に無事到着しました。神戸の北野ホテルと言えば 世界一の朝食で 有名なホテルです。ぎりぎりまで この日の宿泊をオートキャンプ場にしようか迷っていて 慌てて本日の宿泊先を探しだしましたので 予約するときに私が一寸した勘違いをしてしまいました。この旅行の一泊目、二泊目の宿泊先を予約した時に いずれも二人分の料金が表示されていました。一泊目のスーパーホテルが二人で約七千円、二泊目のオレンジ荘が フグの贅沢コース付きで 三万数千円、このホテルのたまたま見つかった夕食は無料サービスで世界一の朝食付きのツインルームが 二万円と表示してありましたから 夕食が無ければ 一人一万円で宿泊できるのだと勘違いしてしまいました。
私が 慌てて探していたために料金が一人分なのか二人分なのか しっかりと確認していなかったのです。つまり二人分の料金だと四万円だったのです。辛うじて税サ込だったので 支払いが四万円で済みました。まあ夕食が無料のプランですから 部屋は二階で窓からは隣の民家が見えるだけでしたが そのベッドの豪華さには驚きました。私がこれまでに宿泊したホテルで一番高い料金を支払ったのは ディズニーシーのホテルミラコスタの ハーバービュールームで 素泊まりで五万八千円の部屋です。ハーバービューですから ホテルの部屋の窓から つまり特等席から夜のショーが見られる部屋でしたので 一度だけのつもりで張り込んで 泊まってみました。その部屋のベッドの分厚さも初めて目にするほどでしたが 北野ホテルの部屋のベッドも それに引けを取らないぐらいの豪華なものでした。
無料で付いている晩御飯ですから あまり期待はできませんが 何しろ世界一と評判の朝食まで食べられるのですから 一人一泊二万円でも致し方がないのでしょう。夕食の前に 少しだけ神戸の街の雰囲気を味わうために 二人で散歩に出かけました。さすがに神戸でもお洒落な雰囲気のある街並みらしくて 何気ないお店が凄く雰囲気があってその前を通りかかるだけでも 神戸の香りが感じられました。部屋に戻りお風呂に入ってサッパリとしてから レストランに夕食に向いました。奥の窓際の席に案内されましたので 落ち着きましたが 手前の席はディナーブッフェの方たちの席だったみたいです。結構若い女の子たちのグループが 明らかに私たちよりも上等のコース料理を賑やかに食べていましたから どこぞのお嬢様学校の学生さんかもしれません。私たちの 無料でいただけるコース料理も そこそこ充実していて 勿論味は素晴らしかったです。選べるメイン料理で オマールエビのフライを頼みましたので 料金が千円アップしたはずですが 翌日の支払いの時 料金に加算されていませんでしたのでラッキーでした。無料で付いているコースにしては デザートまで充実していて 十分に楽しめましたので 最初から二食付で一泊と考えれば 一人二万円は 納得のいく料金だと思いました。
部屋に帰ると凄く分厚くてふわふわのベッドに寝転がりました。分厚くてフワフワなだけではなくて横幅も凄く広くて 解放感も満点のベッドでした。テレビをつけるとWBCの熱戦が繰り広げられていましたが ベッドがあまりに快適なのと 旅の疲れがたまってきていたからだと思いますが いつの間にかぐっすりと眠ってしまいました。 

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