3月13日 一応建前は 研修のための旅行にスタートしました 

本日から三泊四日の日程で 旅行に出かけます。病院のシャッターの張り紙や このホームページの表看板には 研修のための旅行と銘打ってありますが 本当は百パーセント遊ぶための旅行です。こうやってブログで毎回白状しておりますから 今更な気がしますが 「遊びの為に旅行に出かけます」とは表現しにくい私の気持ちもご理解ください。ここの所旅行と言えば 伊勢志摩方面が多かったように思います。きっかけは 奥様が雑誌でたまたま見かけた記事から 伊勢方面の料理民宿で とても豪華な伊勢海老三昧のお料理が 結構リーズナブルな料金で楽しめる と言う情報を仕入れてこられたからです。
先ずは日程を決めてから その民宿に予約のメールを入れましたが 雑誌に載って有名になってしまった影響でか 残念ながらその民宿は予約できませんでした。但し その地域の民宿を検索すると 雑誌の民宿よりも更に魅力的な料理民宿が見つかりましたので 伊勢志摩本面への旅行に出かけることになりました。たまたま伊勢志摩でサミットが行われるために 世間の注目も集まっていましたので それなりの混雑も予想されましたが あえて出かけてみました。小学生の頃以来の伊勢神宮参りや 鳥羽の水族館 夫婦岩に地中海村など観光スポットは沢山ありすぎるぐらいなので とても一度の旅行では回り切れず それから何度も伊勢志摩に出かけてしまいました。
今回はどこに旅行に行こうかと 奥様と相談していましたところ テレビでお城見物する番組が大好きで何時も欠かさずにみている と言う話題になり 数年前に改修が終わって 凄くきれいになったと評判の姫路城を見学に出かけることが 最初に決まりました。私は姫路と言う地域を訪れること自体が初めてですから なんなら姫路に腰を据えて その周囲をじっくりと観光して 帰りがけに神戸や六甲に寄り道するプランも考えてみました。所が 今度は私がテレビで最近見た番組の影響で 香川のうどん屋さん巡りをしたい気持ちになっていましたので どうせ姫路まで出かけたのなら 橋を渡ったら直ぐに「うどん王国」香川県であることに気づいて 思い切って四国に上陸してしまうプランが持ち上がりました。私も奥様も 四国にわたった経験がなかったので 思い切って遠出してみることにしました。一日目の昼からと二日目の午前中は 香川県のうどん屋さん巡りをすることにしました。ここから先のプランは 明日のブログで書くことにします。
さて 旅行の出発の時には 何時も私のお弁当作りから 既に旅行は始まっているようなものです。病院から姫路城まで ルート検索をして 早朝スタートでかかる時間を調べたら お城の開門が九時ですから その駐車場に余裕を持って八時半に到着するためには 六時半にスタートすることが決まりました。何時もは ご飯を炊いておにぎりにするのですが 今回の旅行は何しろお昼からうどん屋さん巡りの予定ですから サンドイッチで胃にもたれないように と奥様から注文が入りました。それからこれはいつもいつも厳重注意を受けているのですが どうしても食いしん坊の私が作ると 食べ切れないぐらいに大量にお弁当を作ってしまいます。
昨日にスーパーで運よくサンドイッチ用のパンが安売りになっているものを購入しました。何故かサンドイッチ用の食パンは量目の割に価格が高めに設定されているようで 納得がいきません。それに以前は十四枚入っていたのが いつの間にか十二枚入りに 消費者に何の断りもなく 枚数が減少しているのです。よく切れる包丁があれば 六枚切りを半分に切って サンドイッチ用のパンを作れるのですが 何しろうちの包丁は 指にあててスッとずらしても 全く怪我しないぐらいの切れ味なので やわらかい食パンを薄くカットするような芸当は 全く無理なので 仕方なくサンドイッチ用のパンを購入しています。
今朝は サンドイッチを作るために 四時半に起床しました。本当は本日沢山高速道路を運転するので たっぷりと寝ておくべきなのですが 私はお弁当作りを優先してしまいます。本当は自分で手作りのお弁当を用意すると 結構いい材料をたっぷりと使いますから そこそこの経費が掛かってしまいます。ぶっちゃけた話 コンビニでお弁当でもサンドイッチでも買った方が楽だし 反って安上がりかもしれません。でも食べた時の満足感が全く違うと自負しているので いつも出かけるときのお弁当作りを頑張ってしまいます。
どんなサンドイッチを作ったかについて いろいろと拘りがあるので書きたいのですが 何時まで経っても旅行がスタートしないので 病院から車を走らせ始めた所から 書いていこうと思います。奥様を拾ってから 高速道路に向かって走り出しましたが 奥様が一番最初の登り口から乗るよりも 次のその次の登り口から乗る方が 高速道路を運営している会社が一つ少なくて済むので数百円高速料金が安くなるよと 教えてくれました。時間帯はまだ七時前でしたから 当然側道もすいていると確信して 二つ目の高速への登り口を目指しました。
本当に私は貧乏人根性が抜けない人間だと痛感しますが 一つ目の登り口を通過してから直ぐに 道路の渋滞が始まりました。結局二つ目の登り口まで 五分位で到着するつもりが二十分もかかってしまいました。今回の旅行はスタートからいきなり暗雲が立ち込めるのかとも思われましたが 高速に乗ってからはすいすいと走れましたので 途中でサービスエリアによって ゆっくりと手作りサンドイッチとコーヒーで朝ごはんを食べても 予定通り姫路城の駐車場に到着しました。私は食うとすぐに出るタイプなので 駐車場のトイレに駆け込みましたが 結構混み合っていましたので お城の入場門についたのは九時ちょうど位になりました。
姫路城は遠くから見ても素晴らしく美しかったですが 天守閣を真下から見上げた姿も壮大で魅力的でした。但し 天守閣までの道のりが 城を攻める軍勢と同じ道を歩かされますから ダラダラと上り坂が続きますし 結構ヘアピンカーブのような曲がり角もあったりして かなりへこたれました。前後を歩く観光客が わたしたち夫婦よりもさらに年配の方が多かったので くたびれてゆっくりと歩いてくれましたので 疲れて立ち止まってしまって 後続の方に迷惑をかけるようなことがなくてラッキーでした。こんな坂を相当に重い鎧や兜を身に着けて 駆け上がるのですから お城を攻めるお侍さんたちは大変だったろうと思います。ましてや弓矢や鉄砲の弾が降り注いでくるのですから。
天守閣に入ってからも更に大変でした。はしごかと思えるぐらいに 幅が狭くて傾斜が急な階段を延々と六階まで登らされるのです。途中でリタイアしようかとも思いましたが せっかくですから天守閣のてっぺんから姫路の街を見下ろしたかったので 何とか頑張りました。姫路市は人口が枚方市よりもわずかに多いぐらいの街ですが お城のおかげで全国的に有名な街ですし 枚方よりも若干都会だと感じました。朝一番から こんな寒い平日にもかかわらず 観光客であふれかえっていますから それなりに潤っている街なのだろうと思いました。
普通のブログなら この辺りで姫路城の全景の写真でも差し込まれるのでしょう。奥様は携帯(スマホではありません)で沢山写真を撮っていましたが まあ姫路城の写真なんて物珍しいものでもありませんから 掲載するのはやめておきましょう。予定よりも三十分ほど早く駐車場に戻りましたので さっさと姫路を後にして香川県を目指しました。初めて渡る瀬戸大橋は 案外短く感じました。海の上を走っているのは ほんの短い時間に感じられました。さていよいよ待望の香川県に入りました。どこのうどん屋さんを訪問するかについては 奥様と散々話し合いました。
うどん屋さん巡りをするのが初日の昼からと二日目の午前中なので 時間が限られていますから 効率的に回れるように 地理的な条件と あまり混み合う有名なお店は待ち時間が無駄になりますので 今回は超有名店はあえてはずして予定を組みました。記念すべき一件目のうどん屋さんとして選んだのは 橋を渡ったところから割と近い丸亀市にある「名水亭」にしました。ここは 観光客相手なのかもしれませんが 結構値段設定が高いうどん屋さんです。「鴨塩焼き土佐しょうゆうどん」が名物として評判のお店です。
奥様が鴨肉が大好きなので 是非このうどんを御馳走したくて 選びました。香川のうどんとしては 1500円以上しますから かなりの贅沢うどんかもしれませんが 分厚くてとても柔らかく 鴨の味がしっかりと楽しめましたから それほど高いとは感じませんでした。私は平凡に天麩羅うどんを注文しましたが 山菜の天ぷらから海老の尻尾まで カラット美味しく上がっていましたので それなりに美味しかったです。うどんは 予想通りしっかりとしたコシがあって 咬みごたえものど越しも素晴らしいと思いました。付け合せに 香川のうどん屋さんには必ずおいてあると言われるお味噌をつけて頂くおでんがありましたので 何本か頂きました。大根と蒟蒻がとても美味しかったです。
ここまで 時間単位で決めてある旅行のスケジュールが順調にこなせていますので 予定通りに二件目のうどん屋さんに向いました。このうどん屋さんはつい先日もテレビで紹介されている有名なうどん屋さん「もり家」です。大きなお店で お客さんも多いみたいですが 座席の数も多いし かなり回転も速いみたいなので 並ばずに食べられそうだというので 訪ねてみました。このお店でもやはり看板メニューのかき上げ下ろしうどん特上と 特上もりもりうどんを注文しました。ここのかき揚げはとにかくそのボリュームが凄いのが評判ですし 特上になるとたこやエビ、イカなどの海鮮が沢山入っています。もりもりうどんは 刻みネギや錦糸卵、もみ海苔などの薬味がたっぷりかかっていて 特上には大きな竹輪てん と玉子てんがのっています。どちらも予想をを上回るボリュームで 何とか食べ終わりましたが お腹の具合がほぼリミットに達していました。このうどん屋さんは トッピングは期待以上に大きくて サクサクしていて凄く美味しかったけれども うどんはそれほどコシガあるようには感じられず お出汁も平凡な感じで 勿論美味しくはありましたが 恐らく二回目の訪問はない様に思います。
ここまで時間的には 順調に移動できていましたが お腹の状態が予定よりも早く満腹状態になってしまいました。勿論おうどんのサイズとしては 一番少量で注文していますが やはり年をとったのか食べられる量が思っているよりも少なくなっているのかもしれません。お腹の満腹状態については 時間の経過とともに様子を見ることにして 予定通り高松市内に移動して 時間調整と運動してお腹が減るようにと言う意味合いも兼ねて 栗林公園と言う駅のすぐ近所にある割には 広くて立派な公園がありますから そちらの散策に出かけました。名前から栗の木が沢山あるのかと思いましたが あまり見かけなかったように思います。
私の旅行はいつも 観光シーズンを外れていますので もう数週間後なら さくらも開花しているでしょうし 花壇の花もきれいなのかもしれませんが 色合い的にはかなり寂しい公園を歩いて回りました。途中で梅林があり ここだけは 丁度梅がきれいに咲いていました。ここでちょっと不思議な光景を見かけました。梅の花にウグイスは 花札にもあるように付き物だと思いますが ある一本の梅が盛りのように花を咲かせていましたが その梅の木にだけウグイスが十羽近くも枝にとまって花をつついているのです。この部分だけをみると微笑ましい光景なのかもしれませんが その他の梅の木には一羽もウグイスが見られないのです。他にも見事に花を咲かせている梅の木はいくらでもあるのに なぜか一本の梅の木にだけ集中してウグイスがたかっている理由が分らなくて とても不思議に思いました。
公園を歩いていると いつもの事なのですが 私がまた食うと出るの生理現象が始まりそうでしたので 慌ててトイレを探して駆け込みました。奥様は 私と旅行した時にはこのような事は日常茶飯事なので
予めトイレのある場所をきちんと確認されていますから 大事に至らずに済みました。いつもながら奥様に感謝しております。公園のトイレですから あまりきれいなトイレではないであろうことを 覚悟しておりましたが 意外に明るくて清潔なトイレで感心しました。表向きの場所は大抵きれいに掃除も行き届いている所が多いものですが 一歩裏に回って トイレが汚いとガッカリしますし 逆にトイレに清潔感があると その施設の印象が凄くよくなりますから トイレの掃除は 楽しくはありませんが とても重要だと思います。
公園を出ると 一日目の宿泊予定の高松市内のホテルに向かいました。「スーパーホテル」と言う名前のビジネスホテルです。私が太っていますし 夜中にトイレに何度も起きますから ツインルームが必須う条件で ビジネスホテルの料金の安い所を探していましたら見つかりました。料金が二人で一泊なんと六千円台なのです。大きなお風呂は時間によって男女が交代しますが 部屋にも最低限度のユニットバスはついています。但し部屋に入って驚いたのですが 普通ツインルームと言うのはベッドが二つ並んでおいてあるのですが ここはなんと二段ベットの様になっていて上のベッドははしごで上り下りするのです。部屋がとにかく狭いので致し方の無い事かもしれません。
さて本当は もう一件うどん屋さん巡りをする予定でした。夜の八時に開店して 夜中じゅう営業しているうどん屋さんで「鶴丸」と言うお店です。このお店の看板メニューは カレーうどんなのだそうで
高松市内でお酒を飲まれた方の〆に よく利用されるうどん屋さんなのだそうです。ホテルから歩いて十五分位の所にありますから 夜の散歩代わりに出かけて 夜食としてカレーうどんを一つだけ注文して半分ずつ食べようと考えていましたが 残念ながら 満腹状態が解消されていないみたいですし 朝からかなりの移動距離がありました。その上姫路城で予想以上に体力を奪われてしまいましたので 二人とも疲れ果ててしまい さっさとシャワーを浴びて横になってしまいました。カレーうどんは次回の旅行の楽しみにとっておこうと思います。
それから次にこのホテルで 驚いたのが 部屋が十分に明るくならないのです。ホテルに着いたのが既に薄暗くなっている時間帯でしたから 部屋の窓はもともと小さいので 取り敢えず照明のスイッチを入れたのですが ところどころの小さな照明が明るくなりましたが 部屋全体としては薄暗いままなのです。テーブルに置いてある説明書を奥様が読むと このホテルの利用者は部屋ではほとんど寝るだけなので 必要以上の照明は用意されていないのだそうです。まあビジネスホテルですから 部屋でくつろぐことはあまり期待していません。お風呂にはいれたら 後は寝心地の悪くないベッドがあれば十分なのかもしれません。
そんな事で 一日目予定をこなせなかったことはありましたが 天気にも恵まれていて 十分に楽しく過ごせましたので そのまま二人ともぐっすりと眠りました。

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