3月3日 計蟄が目前ですから まだ一応初春の時期のようです

「遅春かな 指先の痺れ 立ち行かず」
なかなか暖かくなってくれないので 手足の指先の痺れが なかなか立ち去ってくれない と言う糖尿病に悩む老人の春先のあるあるの気持ちを詠んだ句ですが 極当たり前の日本語を 五七五に当てはめただけ しかも字余りですから 俳句としては最低最悪の句だと思います。この句には 糖尿病の人の切なる気持ちが込められているのですが 初心者の私から見ても最低最悪なので この内容をもう少し俳句らしい形に変化させようと現在 悩んでおります。俳句と言うのは 詠み手の気持ちを表現しなければならないのに説明調になってはならないという 厳しい掟があるのだそうです。
取り敢えず 字余りを解消しようとして 次の句が出来ました。
「指先の 痺れ立ち去れ 春遅し」
この方が 取り敢えず字余りは無くなりましたし 俳句っぽい雰囲気になったように思えます。何時までも暖かくなってくれないので シビレがなくならぬもどかしい気持ちも表現できたようなので この形が私のファイナルアンサーのように思えます。
本日の二句目
「白米に 岩海苔湯漬け 馳走かな」
白ご飯に 岩海苔をタップリとのせて お湯をかけただけで 彩も美しいし 磯の香りがたちこめて 十分にご馳走だと思えます と言う気持ちを詠みこみました。如何でしょうか。
何とか手直しを考えてみましたが 私としては 残念ながら 上手い手直しが浮かびませんでした。俳句のお上手な方には 片腹痛いのだと思いますが 現在私は俳句の達人から アドバイスを頂ける機会がありませんので この一年間 暇を見つけては 俳句作りに挑戦しておりますが 殆ど上達していないだろうと思います。どなたか 手厳しくて構いませんので ご指導いただけないでしょうか。
本日の三句目
「温もりに 衣脱ぎすつ 猫柳」
ようやく暖かくなった日の午後 それまで纏っていた暖かそうな軟毛を 脱ぎ捨ててしまった猫柳にも ようやく春の日が始まったな と言う気持ちを詠んでみました。如何でしょう。これまた 状況の説明文を五七五に当てはめただけで いわゆる俳句になっていないと思います。これまた あれこれと悩んでみましたが 上手な手直しが思い浮かびませんでした。本当に私は俳句がこんなに上達しませんから 夏井先生から「俳句の才能なし、さっさと諦めなさい」と断言されなければ 俳句と縁が切れないのかもしれません。どなたか 迷える私に 優しくなくても結構ですから 手を差し伸べて下さらないでしょうか。

ブログ一覧