3月5日 昨春大学に入学した学生が 一度も大学敷地内に立ち入ることなく 二年生になってしまう人が結構いるみたいです

私は大学を二つ 合わせて十年も通いましたが 大学のキャンパスの雰囲気と言うかその空気自体がが大好きでした。京都のマンモス私立大学である立命館大学と 地方の小規模な国立大学である岐阜大学ですから そのスケールや雰囲気は 全然異なりました。立命館大学の四年生の時には 当時の六学部が衣笠キャンパスに集合しましたから その結構狭い敷地に 一万人以上もの大学生がひしめき合っていました。理工学部化学科高分子研究室という所を卒業しましたが 正直申し上げて あまり勉学を頑張った記憶はございません。さすがに卒論だけは 必死に実験を繰り返して 何とか卒業論文を書き上げましたが 当時はまだ手書きの論文を提出していたので 修正を求められて 書き直すのに相当に苦労はしましたが 勉強において頑張ったのはそこだけだったかもしれません。それ以外の部分は 殆ど全て所属していたサークルである混声合唱団の活動に費やしていたように思います。
卒業して四十年余りがたちますが その合唱団は今もまだ活動が続いているみたいで嬉しいのですが 私が立命館大学時代の友人で現在もお付き合いが残っているのは 殆どすべてが合唱団関係の人ばかりです。同じ研究室の卒業生二人と 年賀状のやり取りだけ辛うじて続いておりますが それ以外に友人と呼べる存在はありません。合唱団の友人たちも 私が幹事をしている枚方在住OBのお食事会が 徐々に規模が大きくなり人数も増えてきていましたが 昨年からコロナの影響で流れていますし 今年も難しいでしょうから なかなか実際に会えなくて残念です。
何時まで経っても 新型コロナ感染症の影響が学内でも強そうですから 数十人が集まって 一斉に大きな声を出す合唱の練習なんて とても無理な話だと思いますので 昨年は勿論まともに練習も出来なければ 発表の場である演奏会も開けなかったであろうと思います。実質的な活動が殆ど出来ていないはずですから 合唱団として 今後も存在してくれるのかどうかさえ心配になってしまいます。とにかく私の 特に一つ目の大学生活は 八割がたがサークル活動に終始していましたから キャンパス内に一度も立ち入ることができないのでは 大部分の新入生たちは サークル活動もままならなかったのですしょうから 凄く可哀そうに思います。私は恥ずかしながら 授業には殆ど出席していなかった 不良学生でしたが サークルの部室には 間違いない一日に数時間滞在しておりました。サークル仲間と 練習を頑張ったり 運営の面で仲間と対立して険悪な関係になったこともありましたが 同じ方向を目指していてのいざこざですから いつの間にか仲直りできていたように思いますしその事で かえって友情が深まったようなこともございました。
今どきの大学生は 授業がリモートで受けていたのでしょうから サークル活動もやはり リモートと言う形式で 何とか参加しているのでしょうか。古くて伝統のある大学もあれば 新しくてピカピカの大学もあるのかもしれませんが どちらにしても その教室や食堂そして学生がたむろする部屋の雰囲気や 独特の臭いなどを感じられるような 極当たり前の学生生活がおくれるように 一日も早くなって欲しいものです。二回目の緊急事態宣言の期間中 小中高校は 普段通り児童や生徒が学校に通っておりました。ですから どうして大学生だけが 殆ど全ての授業をリモート形式で行っていたのか 不思議に思います。テストはどんな形式で行われたのでしょうか。まあ還暦を過ぎたジジイが こんなこと心配したって 余計なお世話かもしれませんけれど 大学に通う四年間は 人生においてとても貴重な体験ができる 素晴らしい時期だと思いますので もうすぐ二年生になる学生さんたちが 少しでも早くキャンパスに登校できる日を 他人事ですが 楽しみにしております。

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