3月8日 1935年の本日 忠犬ハチ公が亡くなったのだそうです

テレビで忠犬ハチ公の映画が放送されていましたが 私は痩せ衰えていくはずのハチ公が死ぬ間際まで 結構丸々としている所が リアリティに欠けるような気がするので 見ませんでした。死後解剖されたら 重度のフィラリア症だったそうです。予防していないのですから当然の結末かもしれません。胃袋には 駅の近所の人が恐らく好意で与えた焼き鳥の串が 何十本も溜まっていたのだそうです。犬は 美味しいものはそのまま丸呑みしてしまいますから。

犬は三日面倒をみてもらった恩を三年忘れないと言われていますが 人間でも義理堅い人と薄情な人がいるように 犬の律儀さにも当然個体差がかなりあるだろうと思います。それにしてもハチ公の忠義心は破格だと思います。二十歳まで生きていたと言われていますから 人間でいうと殆ど百歳まで長生きしたことになります。相当に過酷な環境で生活していたはずですから よほど頑強な体に生まれついたのでしょう。飼い主に対する忠誠心を最後の最後まで貫いたのですから 精神的にもよほど強かっただと思います。本当に立派だと思いますし 正直羨ましいです。

現在の私に置き換えて考えると 私にとってのご主人様は 勿論奥様になると思います。奥様に言わせると 私は我儘放題で 奥様の言う事なんかまったく聞いていないのだそうですが 私がこの世の中で 唯一その発言を重んじていて 受け入れようと心掛けているのは 奥様の言葉だけです。現在私がそれなりに真面目に 私なりには一生懸命に仕事をしているのも 奥様と優雅で充実した老後を過ごすため ただそれだけの為に仕事に精を出しているつもりです。

ですから もし私が奥様に先立たれるなり 一方的に捨てられるなりしたら 恐らくその瞬間に病院の仕事を辞めてしまうと思います。現在の蓄えと今後に見込める収入で 私一人がのんびりするぐらいの蓄えは 既に十分あるからです。奥様と二人で それなりにリッチな老後の人生にするために 最後の追い込みをかけて現在仕事をしています。私一人が寂く生きていくだけなら もう働かなくても十分だと思いますから。

もしも奥様をどのような理由であれ失ってしまったら 寂しくてたまらなくて 毎日泣き暮らすかもしれません。もしその寂しさを紛らわしてくれるとしたら ナーチャンかマイマイ 或いはクロエベネットが一緒に暮らしてくれることだけですが 宝くじで十億円を当てる事以上に難しいでしょう。どうせ長生きしても何の楽しみが無いので 恐らく不摂生の極みのような生活をして だらしのない惨めな人生の終わり方になってしまうと思います。そんなことにならないように 奥様をせっせと大切にして 忠犬ハチ公のように 最後の最後まで奥様に尻尾を振って生きていこうと私は思っております。

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