3月5日 1981年の本日 厚労省が日本人の死因一位は「癌」と発表しました

この年 以降はずっと癌が 死亡原因一位を独走しています。男声で ほぼ三人に一人が癌で亡くなっています。私は 若い頃からの不摂生がたたって 五十代から 不整脈などの心臓病と 糖尿病を患っております。主治医の先生からは [あなたは多分 脳梗塞で亡くなるでしょう」と大分前に言われてしまいまして その覚悟はしております。脳梗塞とは 脳の血管に血栓などが詰まってしまって その先の部分に血液が遅れなくなることにより障害が発生する病気です。

私の場合心臓に不整脈がありますので 簡単に言うと心臓の動きが不自然なのです。その為にどうしても血栓が生じやすくなってしまい その血栓が脳内な流れ込んでの 脳梗塞が心配されます。このようにして起こる脳梗塞が 一番症状が重いと言われていますから猶更心配です。不整脈を取り除く治療を以前に試みましたが 上手くいきませんでした。その為に血栓ができにくくする薬 簡単に言うと血がサラサラになる薬 「ワーファリン」という 昔から使用されている薬を 恐らく死ぬまで飲み続けなければならないと思われます。

血液と言うのは 空気に触れると固まり 出血を押さえるように働きます。この血が固まる反応は 大量の出血を防ぐために大切な生体防御反応なのですが この時ビタミンKが重要な働きをします。ワーファリンと言う薬は このビタミンKの働きを阻害することによって 血が固まりにくい つまり血栓ができにくいように働いているのです。そこで 食品の中でビタミンKを多く含んでいる 納豆や青汁を接種することが 禁じられています。

青汁は これまで殆ど飲んだことがないし さして飲みたいとも思いませんが 納豆と言う食品は 大好物なのです。子供の頃はその独特の臭みが苦手で食べられませんでしたが 中学生ぐらいからは 急に大好物になって それこそ毎朝のように食べていました。所が心臓の治療を始めて ワーファリンを飲み始めた時に 主治医の先生から 納豆を食べないように指示されてしまいましたので ここ十年以上納豆を一度も食べていません。納豆はビタミンKを大量に含むので 食べると一時的に血液がどろっとしてしまうのかもしれませんが 看護婦さんは 極たまに位なら大丈夫だと思うよ と言ってくれましたが 私は 日ごろからロクな行いをしておりませんので 運悪く血栓が出来てしまって 脳梗塞になってしまうのではないかと思ってしまって ずっと辛抱しております。

血液をサラサラにする薬としては ビタミンKとは無関係に働いてくれる薬が新しく開発されて もうそこそこの年月が経ちます。そちらの薬に切り替えれば 納豆を食べてもいいのだそうですが 新薬ですので 当然価格が高いのです。毎日飲み続ける薬ですから 貧乏人根性の抜けない私は 同じような作用が得られるのなら 古くても効き目が悪くなってしまったわけではないワーファリンを 飲み続けようと思っております。まあ私の場合 糖尿病も患っておりますので ご飯はなるべく控えた方がいいのです。納豆を頂くと 同時にご飯も沢山いただいてしまいますから いずれにしても納豆は辛抱しておいた方がいいようにも思います。

そんな訳で 私は死亡原因の二位と三位である心臓病と 脳卒中の心配がありますから いつ死んでも不思議がないのかもしれません。おまけに前回の診察の時に 腹腔内のCT検査を受けましたところ 胆嚢内にポリープが見つかりました。半年後位にもう一度検査して 良性のものか悪性のものか判断されるのだそうですが 死亡原因の一位の癌の心配まで始まってしまいました。

私は今のところは 殆ど自覚できるような症状は 一切ありませんし 食欲もあり過ぎて困っているぐらいで 肥満体であることを除けば 健康そうに見える状態ですが 日本人の死亡原因のトップスリーの心配を抱えているわけですから いつ死んでも不思議ではないのかもしれません。ですから このブログで何度も何度も書いておりますが 一日も早く仕事を引退して 楽しい老後を迎えるべきなのかもしれません。

心臓病や糖尿病については 若い頃の暴飲暴食がたたっての 自業自得だという自覚がありますが 癌と言うのは 気をつけていても ある意味運が悪いと遭遇してしまう病気ですから 恐ろしいです。まあ人間 長生きすればするほど 癌と言う病気の発生率が上がるわけですから 日本人が皆長生きするようになったからこそ 癌が死亡原因のトップを独走しているのかもしれませんので 致し方のない事かもしれませんが 私はこれまでもあまり幸運に恵まれた記憶がございませんから 出来たら癌と遭遇する不運とは 無縁で生きていきたいものです。

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