4月17日 日本で唯一ニホンシカが生存しないと認識されていた茨城県で 鹿の目撃証言が 後を絶たないのだそうです

都会に暮らしている一般人からすると 鹿がいようといまいと そんなに大騒ぎする意味が理解できにくいのかもしれません。只鹿という動物は林業や農業に携わる方から見たら かなり厄介な害獣の一種なのです。鹿は樹木の樹皮を食い荒らして 樹木に少なからぬダメージを与えますし 色んな種類の農作物を食い散らして 相当に大きな被害を出すのだそうです。相当な高さの丈夫な柵で 囲わなければ 簡単に農地に侵入してしまうのだそうで その対策にかなりの手間暇と費用がかかるので きちんとした対策を立てるだけでも 農家の方には負担が大きいのだそうです。丹精を込めて育て上げた作物を 出荷間際になって 食い散らかされたら経済的にも 精神的にも大きな被害を受ける事は 簡単に想像できます。
私は 別に鹿に対して 敵意を感じるわけではありませんし お隣の奈良県では 観光資源にもなっている 可愛らしい動物だと思いますが やはり人間の生活に明らかな害を及ぼさせるのであれば ある程度の数は駆除されても致し方のない事かなと 被害を受ける人たちのお気持ちを想像すると 考えてしまいます。これまでいなかった茨城県には 隣接する栃木県や福島県から 侵入してきたのだろうと推測されていますが 県境に鹿の侵入を防ぐための柵を設けるなんてことは 不可能でしょうし 本来の住処が狭められて 人間の住む世界に現れるようになってきたのなら あながち鹿の行動を 憎むわけにもいかないのかもしれないと考えます。
人間と野生の動物が 仲良く共存できるようになればいいのでしょうが 現実的には 難しいのでしょうね。残念です。 

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