4月23日 本日は やはり語呂合わせで 毎月「ふみの日」になっているみたいです

「ふみ」というと 私は主に手紙の類を意味する言葉だと思っておりましたが 辞書の類をひいてみると まずは文字で表現されているもの 例えば文章や本 を意味する言葉であると説明されています。まあ「文」と言う文字の音読みが「ふみ」ですから 当たり前なのかもしれませんが 一般的に「ふみ」ときいて 文章や本を思い浮かべる方は少ないのではないでしょうか。私の様な老人世代だと やはり手紙やはがきの類の者 郵便局員さんが自宅のポストに届けてくれるものをイメージするように思います。

そもそも「ふみ」と言う言葉自体が お若い方にとっては ほとんど死語なのでしょうから どれだけ通じる言葉なのか疑問です。恐らく半数以上の方が この言葉を聞いても 私たちがイメージする所の 手紙やはがきの類を思い浮かべられないのではないでしょうか。「ふみ」と言う言葉から思い出すものとしては 女優の二階堂ふみさん辺りを思い出すのが関の山かもしれません。そもそも「ふみの日」と言う記念日が 郵政省が制定したものですから ここで表している意味としては 勿論郵便物である手紙のことです。正式には7月23日なのだそうですが 毎月の23日も 準じてそう呼ばれているものらしいです。

今のお若い方にとっては メールと言った方がなじみがあるのかもしれませんが その場合はほぼ間違いなく電子メールを想定されるのでしょう。但しメールと言う言葉を辞書で引くと やはり最初に説明されるのは 郵便物の事であり 二番目の意味として電子メールが説明されています。おうちのポストにメールボックスと アルファベットやカタカナで表記されているのを見たことがある方も多いのではないでしょうか。

今どきのお若い方たちは 「ふみ」と言う言葉を知らなくても 全然平気だし その意味合いを説明してみても 私の説明が分り辛いのかもしれませんが「ああメールの事ですか」と電子メールと勘違いしてしまう場合が多い様に思います。若いのだから 昔の事を知らない事は 別に恥ずかしいことだとは思いませんが 未だに日本語として使われている言葉を 己の不勉強で知らない事を 一切恥だと感じないで そんな昔の言葉は知る必要がないとでも勘違いしている場合が多いのは 同じ日本人として悲しくなります。

日本人としての自覚があるのなら 日本語の言葉の意味位きちんと理解して記憶してほしいものだと思います。まあこんなことを書いても また年寄りが古臭い理屈をこねている 位にしか受け止めてもらえないのでしょうが 私たちの世代は と言うか少なくとも私は 自分が知らなかったり馴染が無かったりした昔の言葉や習慣を 日本の伝統ある文化として 素直に受け止めようという姿勢を持っていました。

 

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