4月28日 本日はにわとりの日だそうです

毎月28日はにわとりの日なのだそうです。文の日、風呂の日、に続いてゴロ合わせもかなり苦しいように思いますがまあ良しとしましょう。にわとりは勿論最初は野生に存在していたものを家畜化したのですが 中国で四千年も前の事だそうです。日本にも縄文時代には伝わっていたのだそうです。ただ 当初はにわとりは観賞用のいわゆるペットみたいな存在だったのだそうです。庭をうろうろしている所からにわとりという名前がついたのだそうです。

卵を食用に用いるようになったのは江戸時代の中期に南蛮人が到来して卵を食用にする文化が伝わったのだそうです。鶏肉を食用にする文化は明治維新後に牛鍋が広まったのとほぼ同時期に鍋の食材として広まったのだそうです。鶏ガラをグツグツ炊いてとった白くて濃厚な御出汁で鶏肉や野菜を炊いて食べる水炊きはお鍋の種類の中でもかなり好きな方です。

若い頃はすき焼きが一番大好きでした。霜降りのたっぷりと入った上等の柔かい牛肉を砂糖と醤油でグツグツする濃厚な味付けとそれを溶き卵につけて食べる贅沢な気分が味わえて 最高に幸せなひと時でした。子供の頃に日曜日の夜にしかすき焼きは食べられなかったので日曜日の夜はひょっとしてすき焼きではないかとワクワクしながら期待していました。

ただ最近は年をとって 油濃いのが苦手になり甘辛い濃厚な味付けも 受け入れにくくなってしまったので すき焼きが一番大好きではなくなりました。少し値段が張るけれど上等の鶏肉を購入して 美味しいポン酢であっさり食べる水炊きの方が好きになってきました。以前はスーパーで安く売っているいわゆるブロイラーなるトリ肉ばかり食べていましたので から揚げなどの濃厚な味付けをしてしまうと そこそこ美味しく食べられますが お鍋の場合はその肉の旨味が正直に味わえるので安物の肉では当然安物の味しかしなくて 水炊きを美味しいと思ったことがあまりありませんでした。以前にもらい物で名古屋コーチンのそれも結構上等の鶏肉を頂いたので 水炊きにして食べたところ非常に美味しく感じました。

それ以来 当たり前ですが上等の鶏肉は凄く美味しい事に気が付いて 鶏肉やさんを探して 美味しい鶏肉を探して購入するようになりました。私はコーヒーや紅茶の微妙な違いを判別できない味音痴な人間だと以前にも書きましたが やはり鶏肉でも 有名なブランド例えば名古屋コーチンや比内地鶏などは価格もかなりするし それなりに凄く美味しいとは思いますが 残念ながら銘柄によるそれほど明確な味の違いは 正直な所よく分かりません。でも当たり前の事かもしれませんが 上手いものを食べようとすると 高くつくのはしょうがないのかなあと思います。

やすくて美味しいものを見つけるのが 本当の食通の方なのだと思いますが 私のように繊細な感覚を持ち合わせずに生まれてきた人間は 美味しいものを食べるためには少々高くついても致し方のない事なのだと思います。もう残りそんなに長くない人生なので 美味しいものを頂く幸せを存分に味わいたいと思っています。

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