5月17日 1673年の本日 ミシシッピ川が発見されました

以前にも何度か書きましたが 現在五十代の方は 小学校の時に世界で一番長い川の名前は ミシシッピ川と社会の教科書に載っていました。それが数年後には ナイル川の方がミシシッピ川よりも長い可能性があるが 幾つもの国にまたがって流れているし正確な測量が出来ていないので 現在のところはっきりしない と言う記述に変わっていました。更に数年後には 世界で一番長い川はナイル川と教科書に記述されている時代がしばらく続きました。

所が最新の河川の長さランキングをみると 一番長いのはアマゾン川になっています。私たちが子供の頃から 流域面積の広さではアマゾン川が一位と習っていましたが その長さでも実はアマゾン川が一番長かったようなのです。それに次いでナイル川 中国の長江 アフリカのコンゴ川の次にミシシッピ川は世界で第五位の長さになっています。ミシシッピ川の場合は 幾つもダムが建設されていてダム湖が出来ています。ダム湖は上流の川がうねっている部分をショートカットしてしまいますから 尚更昔よりも川の長さが短縮していることも関係しているのかもしれません。

アマゾン川やナイル川の場合は 幾つもの国をまたがって流れていますし 未開のジャングルのような地域を流れていますから 正確な測量が難しいのは 何となく理解できますが 長江は中国のど真ん中を流れているのに 正確な測量が出来ていなかった辺りに お国ぶりが伺えるようで 笑えてしまいます。

現在私たちに身近なミシシッピと言えば ミドリガメ 正確にはミシシッピアカミミガメ位かもしれません。ミドリガメは 見た目が緑色で鮮やかであり そのサイズもコンパクトで可愛らしいので 夜店の屋台でよく売られています。生命力が相当に強いので 餌さえやっておけば 順調に成長します。緑色で可愛らしいのは小さいうちだけです。性格も亀の割には かなり獰猛で可愛げがありません。

ある程度成長してしまうと デカいし 獰猛だし 可愛げがないので 飼い主さんが飼うのが面倒になって 近所の池などに放してしまうのが 非常に問題になっています。日本の池には 昔から 銭亀や石亀などが穏やかに生活していました。所がそこに 獰猛で生命力の非常に強い外来生物が侵入してしまったがために それまであった日本独自の生態系が破壊されてしまいました。

釣りのためにブラックバスなどを日本の川や湖に放流してしまったために 日本本来の固有種が絶滅しそうになっているものもあるのですから 外来種の動物を日本の生態系に 何にも考えずに侵入させることは非常に愚かな事だと思います。日本が世界と交流している以上は 一時期騒がれたセアカゴケクモなどの様に貨物船に便乗してきて日本に侵入するケースもありますから 防ぎようがないのかもしれませんが ブラックバスやミシシッピアカミミガメの場合は 日本独自の大切な生態系について何にも考えていない愚かな人間の 行動によるものですから 大いに反省すべきではないかと思います。

ミシシッピ川から話が大分ずれてしまいましたが 言いたかったことは時代とともに 世界の認識が変化する と言う事でした。

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