5月18日 巨額の臨時特別給付金を振り込まれた男性が逮捕されたのだそうです

男性の言い分だと 振り込まれたお金は ネット上のギャンブルに全てつぎ込んで 一切合切をすってしまったので 直ぐには返金できないと主張しているみたいです。常識的に考えると 謂れのない大金が自分の口座に振り込まれた場合 まず振り込んできた先を確認して どのような理由で自分の口座に大金が振り込まれたのか 確認することで その大金が振り込まれた理由を知ろうとするはずだと思います。なのにその男性は そのようなことを何もせずに その大金を使い先が不明瞭にできる形で 全て使い切ったと主張しているのですから その言動に疑いがもたれるのは 当然の事かも知れません。
本当に ギャンブルにつぎ込んだとして 完全にそんな大金を喪失するようなことがあるのでしょうか。つぎ込んだギャンブルというのが どのような種類のものなのか明かされていませんから 想像もつきません。私はギャンブルの類は 大嫌いなので ほとんど経験がありません。一つ目の大学時代に 暇つぶしにパチンコを少々経験したぐらいのものです。手で球を弾くタイプには面白味を感じないでもありませんでしたが 丁度ハンドルをひねると自動的に球が打ち出されるタイプに変化していた時代で 自動打ちのパチンコ機には 興味が湧きませんでしたのでそれを切っ掛けにやめてしまいました。但しギャンブルというのは ある程度勝てる機会があるから 素人がはまってしまうようにできているのではないでしょうか。現在のネット上のギャンブルが どんな種類のものがどれだけ流行っているのかさえ全然知りもしませんが ある程度勝ったり負けたりするものだと思います。そんなに一瞬で 大金を消失することが ありえるのでしょうか。
普通に考えると 振り込まれた大金を取り敢えず銀行から引き出して 合理性のある理由をつけて 喪失したことにして タンス貯金でもしているのではないかと 疑われているみたいです。ネット上のギャンブルに支払われた証拠があるのでしょうか。私は この事件を聞きかじっただけの情報しか 知りませんので 不確かな憶測しかできませんが この男性に 少なからぬ非がある事は間違いないように思います。非がある以上は 使ってしまったとする金銭を返済する義務があるように思います。
但し この男性に一方的に落ち度を求めるのは如何なものかと思わないでもありません。この男性は きちんと働いて 一定の収入を得ているわけではなさそうです。使い込んだ金銭を返済するにも 凄く高い金利が科せられるのだそうで その利息だけでも 月々十万円を超すかといわれているみたいです。そんな状況で 元金を少しずつ返済していっても 一生かかっても返済される金額は 微々たるものでしょう。
そもそもの事の発端は 自治体が 誤って男性の口座に大金を振り込んだことから始まっているのです。根本の原因は 自治体側にあると言ってもいいのではないでしょうか。自分たちのミスを棚に上げて 使い込んでしまった男性に一方的にその非を問うのは おかしいのではないでしょうか。自治体が そんなバカげたミスを犯さなければ この男性だって 男性なりに平穏無事に暮らしていたはずなのに たまたま間違われて 大金が自分の口座に振り込まれてしまったことから その存在の理由を確認することなく 使い込んでしまったのです。自治体側が ミスをしなければ 訴えられたり 一生かかっても完了できないであろう 返済を求められることもなかったはずなのです。
なのに 自治体側としては いけしゃあしゃあと 高い利息までつけて 返済を求めて 訴えを起こしているのです。事の発端が 自分たちのミスにある事を 忘れてしまっているかのようです。私は 確かに男性の行動は 怪しいし まともでない事を十分に認めますが ある意味被害者的な立場にもあるように思えてなりません。そもそもすごく大きなミスをして自治体側に そのミスを悔いる反省の態度が全く窺えないからです。男性も自治体も ともに決して褒められない行動をとったのですから 喧嘩両成敗ではないけれど 喪失した金額の幾らかの割合は自治体側が受け持つべきではないかと思ってしまいます。こんなことを書くと またまた 非常識な主張をしていると 叩かれるのでしょうが 私が男性の立場なら 自分を被害者として 自治体側を訴えてやるだろうと 思います。優秀な弁護士をつければ 勝てない裁判ではないように思います。

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