5月19日  日本のGDP(国内総生産)が半年ぶりに増加したのだそうです

私が若い頃には 同様の経済指標として GNP(国民総生産)と言う言葉が使われていたような気がしましたので GDPとの違いを調べてみました。なかなか要領よくて分りやすい説明は あまりなかったようにも感じましたが 要するに GDP(国内総生産)とは 日本の国内で日本人であれ外国人であれが稼いだ額の総計の事だと思います。GNP(国民総生産)とは 日本国内 国外を問わず日本人が稼いだ額の総計を意味しているのだと思います。

現在GNPが用いられなくなったのは GDPの方が 日本で人間が稼いだ額を表しますから 日本の経済の実情により近い表示になるからだろうと思います。先日書きましたように世界の河川の長さのランキングが 私たちが習ったころとは全く異なっています。それに聖徳太子 と言う人物は日本史では ある意味織田信長辺りに匹敵するぐらいのスーパースターとして私たちは習いましたが 現在ではそれほど活躍していた人物ではなかったと評価されて 教科書から消え去ろうとしているのだそうです。経済の規模を表現する言葉が その意味合いとともに変化するのは 当たり前の事なのかもしれません。

まあ政府としたら 国民へ発表するからには 少しでも耳触りの良い数値 とその意味合いを提示したい と言う気持ちは分らないでもありませんが 実質的に景気が上向いていると感じている国民がどれだけいるのでしょうか。今ではアベチャンの口からさえ アベノミクス と言う言葉を全く耳にしません。愚かな国民が 耳新しいカタカナ言葉を 藁にもすがりたい気持ちで すがりついてせっせと自民党に投票してしまいましたが アベチャンのやりたい放題の地盤を作り上げるのに協力しただけで 自分たちには何の見返りも無い事に さすがに現時点では気付いているはずです。

所が現在の政党の勢力分布をみると 自民党の対抗馬となりうる政党が影も形も見当たりません。以前にも書きましたが 小選挙区制度は 基本的にしっかりとした二大政党が出来上がっていれば 白黒ついて 国民の意思を反映できる素晴らしい選挙制度ですが 現在の日本のように自民党とその他の弱小政党が 選挙戦を行えば 結果はおのずと明らかになってしまうのです。

アベチャンがどんなにへまをしても まじかに迫っている総選挙ではやっぱり自民党の一人勝ちになってしまうように思います。ただこの状態に一度なってしまったら 選挙制度を決めるのは 国会ですから 自分たちに有利な選挙制度を変更するはずがありませんから 少なくとも私が生きている限りは 自民党政権が延々と続いてしまうように思います。まあ私はあと数年で引退してのんびりするだけですから それほど政治に期待してはいませんが 明らかにアベノミクスの影響で 諸々の税金などは上がっていますし年金の支給額などは確実に減少していますから 稼ぎの無い老人には住みにくい日本になっているのは間違いありません。

自分が老人の仲間入りをするから 主張するのではありませんが これまで日本を支えてきた御老人たちが 笑顔で過ごせて 少しでも長生きしたいとと心底思えるような日本になってほしいものです。

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