5月20日 本日は手術が四件もあり手術中に乱入者まであって大忙しでした

普段は一日に手術を二件しか受けないようにしているのですが 飼い主さんが門真市の方で かなり遠方であり 出来るだけまとめて手術してほしいというご希望だったので 敢えて四件の手術の予定を組みました。雌猫が二匹と雄猫が二匹ですので昼にメスの避妊手術を二件頑張って 夜に雄の去勢の手術を二件かたずけました。4匹に血縁関係はないようですが 4匹とも麻酔がかかりにくい体質で 安定した状態に落ち着くのに手間取り 何時もよりも余計に時間がかかってしまいました。

とはいえ手術は死と隣り合わせの状態で行うものですから 慌てて手術してもろくなことは無いので 何時もよりもさらに慎重に取り組みました。麻酔が安定するのには時間はかかりましたが その後は割とスムーズに進行できましたし 出血も少なくて済みましたから それほど疲れが残りませんでした。

普段は二件手術すると 肩から背中がこりこり状態になってしまい相当に疲れを自覚しますが 本日は4件もこなしたのに割と体は楽です。ただうっかりすると疲れが翌日になって出現することもあるので油断はできません。今夜はゆっくりと入浴して 手術で疲れた体を十分にいたわろうと思います。まあ明日は休診日だしお天気も雨降りの予想なので一日ゴロゴロしてのんびりと過ごせば楽になるでしょう。

避妊と虚勢の手術は基本的に健康な動物に施しますし 手順などやることが決まり切っていますから 慣れてくるとだんだん緊張感が無くなりますが 本日のように全くの初対面の動物の場合 こちらが予期せぬ病気や普通でない体質の場合もありますから 実際に行う処置は慣れていても何時でも緊急事態に対応できるような 心の準備が必要だと思います。

本日はただでさえ手術の予定が混みあっているのに その途中で病院に乱入者があり 参ってしまいました。丁度2件目の手術が始まったところで 麻酔の状態が不安定な状態の時に 表をドンドンする気配がしましたので 緊急を要する患者さんかもしれないので 奥様が表の様子を見に行くと 枚方市の獣医師会の会員の先生が硝子戸を叩いていました。

この人物は獣医師会でも本当に迷惑な存在で 今年の春で獣医師会から脱会するすると言い出してくれて 皆が喜んでました。所が急に事情が変わったのでまた復活させてくれ等と 非常識な事を言い出したのです。先日の集合注射の打ち上げの前日にそのような電話がかかってきたので 一応参加者にその旨を伝えましたが 当然非難ごうごうでした。

動物病院は普通午前中が外来の診察時間で 昼から夕方まで病院を閉めます。その時間帯は何も予定がなければ休憩していることもありますが 普通なら往診や手術をしている時間帯です。どこの病院も似たり寄ったりの時間配分になっているはずです。その時間帯、丁度手術の真っ最中にアポイントメントも取らずにいきなり訪ねてきたのですから 本当にその非常識さには改めて呆れかえってしまいました。

今までにもこの人の自分勝手な行動によって集合注射を協力して実施している市役所さんとの関係を何度も損ねかけました。以前は集合注射会場で 出来上がった書類を飼い主さんに手渡しして料金を受け取ってもらうところまで 市役所の方が手伝ってくれていました。所がこの人物が 集合注射に出てその日の会計が若干足りなかったことがあったのだそうです。集合注射会場は注射する頭数が多い時にはかなり混乱していますから その日の会計を閉めた時に若干の誤差が出ることは当たり前であり 足りなかった分は担当獣医師が被るのは当たり前の事です。集合注射会場で 自分の連れて行ったスタッフにしろ、手伝っていただいている市役所の方にしても 間違えようとして仕事をする人間などいるはずがありません。なのにこの人物は市役所の方に会計が合わなかったことで文句を言ったのです。

市役所の方にしても できたらお金を触りたくはないのですが 忙しい会場ではご厚意で手伝ってくださっていたのです。それなのにこの非常識な人物が文句を言ったので それ以来市役所の方は料金を受け取る作業は一切手伝ってくださらなくなってしまいました。当然だと思います。その時には一部の先生から除名処分にすべきではないかとの意見も出ましたが、温厚な大先輩の先生のご意見で 御咎めなしになりました。

更には登録申請書という用紙の記入も以前は市役所の方が記入してくださっていたのですが またこの人物が集合注射で登録する時に発行する観察の枚数に狂いが生じたと言って またまた市役所さんに文句を言ったのです。その為に市役所さんが申請書の記入からも手を引かれてしまいました。結局は獣医師会側の仕事の負担がまた増えてしまったわけです。

さっさと除名しておけばよかったと思っても後の祭りでした。そんな困り果てた人物がようやく脱会を申し出てくれたので 皆が喜んでいたのにいったん止める手続きが完了していたのにも関らず 復活したいなどと非常識な事を言い出して 本日突然手術中に病院に乱入してきたのです。

私は手術中であるし 何の約束もなしに突然訪ねてきたのだから 日を改めてきちんとアポイントメントを取ってから 出直すようにと伝言を頼みました。所が奥様がわざわざ訪ねてきたのに出直させるのも申し訳ないと 勝手に判断して 用件を聞いてしまいました。獣医師会に復帰するのに提出しなければならない書類に 市の代表である私の署名捺印が必要なので 書類を渡すので署名捺印して支部長である寝屋川の先生に郵送してほしいとの事で うっかり奥様が その書類を預かってしまったのです。

奥様は私の指示を守らずうっかり書類を預かってしまったので 手術がすべて終了してから その旨を私に報告しました。当然私は怒り狂いましたが 預かってしまったものはどうしょうもないので 取り敢えずその書類に目を通しました。いったん止めておいて直ぐに復帰するなんて特殊な事態なので その書類の一体どこに署名捺印すればいいのかさっぱり分かりません。仕方がないので郵送してくれと頼まれた支部長に電話をして市の代表がどこに署名捺印すればよいのか尋ねました。支部長もそんな特殊な書類は見たことがないので 答えようがないので大阪府の獣医師会に問い合わせてから返答するので保留にして待っていてくれとの事でした。しばらくしてから支部長から連絡があり、結局その書類に橋の代表の署名捺印は必要がないので 何も触らずに支部長の所に郵送してほしいと指示を受けました。

結局私はこの書類と全く関係がないのに 手術中に乱入されて 支部長に問い合わせて 全く関係のない書類を郵送せねばならないのです。こんな特殊な書類の場合まずは本人がその書類を作成する手順を十分に調べて確認してから 署名捺印などの作業を依頼する人の都合を確認して 署名捺印などをお願いに上がるべきではないのでしょうか。それも普通に必要な書類ではなくて 一旦退会すると自分から言い出して退会の手続きが完了しているのにもかかわらず 又自分勝手な事情で復帰したいなどとわけの分からんことを言い出したために必要な書類なのです。

私はあまり温厚な性格ではありませんから できたら獣医師会に復帰してほしくないとみんなが思っていることをはっきりと本人に知らせて復帰を思いとどまるように説得してみたくなりましたが 軽はずみに先走るのは良くないと思いますので 他の役員の先生に相談して今後どう対処するのか慎重に決めようと思います。

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