5月21日 昼から暇だったので 交野山の白旗池までお弁当を持ってでかけました

昼から往診も手術も予定がなかったので 午前中の診察の合間を見て 私が二階に駆け上がり 簡単にお弁当を作りました。冷凍してあったご飯をレンジで温めて おにぎりを作ろうかと思いましたが 時間に余裕がなかったので のり弁にしました。二段重ねで海苔を敷き詰めて 下の段の海苔の下にはゆかりを振りかけました。上の段の海苔の下には鰹節に醤油をかけたものを敷き詰めました。敷き詰める海苔は 食べやすいように一口大にちぎっておきました。海苔がつながっていると 最初の一口目で海苔が全部ペロンとはがれてしまうのが嫌なのです。

おかずは定番の卵焼きをオムレツ風に作って四角くまきすで形を整えました。同じフライパンでフランクフルトをこんがりと焼きました。キュウリとキャベツにハムを加えて簡単なサラダを作りました。それに冷蔵庫に入っていた餃子をオーブントースターでカリカリに焼きました。診察の合間に作ったので これだけで精一杯でしたが 青空の下で食べるのですから 凄く美味しいはずです。

本当は交野山位なら 歩いて登った方が健康的でよいのですが 何しろ仕事の合間に出かけていますので車で登りました。白旗池の近くの道端に車を停めて日陰でベンチのある場所まで歩きました。炎天下に日陰の無い道をあるくと 殆ど真夏のように暑く感じました。池の傍を歩いている時に水面を覗き込むと フナなどの魚は殆ど見えませんでしたが 恐らくトノサマガエルのオタマジャクシが うじゃうじゃと見えました。よく見るとウシガエルも一匹混じっていましたが そのデカさに驚きました。私はウシガエルの大人になった姿は何度も見かけていますが オタマジャクシの段階を見たことがありません。

オタマジャクシは基本的にオタマジャクシの頭の部分に手足が生えてくるだけで 大きさ的には頭の部分とウシガエルの体の部分の大きさは類似しているはずです。だとしたらウシガエルのオタマジャクシの大きさは 頭の部分だけで二十センチ位はあって尻尾の先までの大きさは恐らく四五十センチはある巨大なサイズではないのでしょうか。気持ち悪いけれども一度 ウシガエルのオタマジャクシも見てみたいです。

これまでにも何度か訪れていますので いつものベンチに座ってお弁当を広げました。ありあわせでちゃちゃっと作ったお弁当ですが お天気が良くて 木漏れ日のさす日陰に座れば涼しい風が吹いてきましたから とても美味しく感じました。ちょうどお昼時だったので 結構周囲にお弁当を食べている人たちが賑やかにいらっしゃいました。ほんの十分位車で坂道を駆け上がっただけですが 町の雑音はほとんど聞こえなくて 聞こえてくるのはカラスとウグイスの鳴き声ばかりです。

カラスは勿論「カーカー」と集団で泣いていますし たまにウグイスの「ホーホケキョ」が合いの手のように聞こえてきます。ウグイスと言えば梅の付き物のようで 梅が咲いている時期には 春の到来を告げてくれてそれなりに風情がありますが 当然かもしれませんけれどウグイスは同じ鳴き方で 夏にも秋にも鳴いているのです。真夏の暑い時期などに耳にすると どうしても季節外れ感があって イラッとするかもしれません。

カラスが鳴きながら低空飛行をしてきて水際に着地をしました。どうするのかと見ていたら 浅瀬に入ってバシャバシャと30秒ほど水浴びをして 身震いをして水しぶきを飛ばしてから 再び鳴きながら飛び去って行ってしまいました。ひょっとしたら 噂に聞くカラスの行水を目撃できたのかもしれないと思って 喜びました。

お弁当を美味しく頂いて おやつに持参したお菓子をつまみながら 冷たい麦茶を飲みながら のんびりしていると おばさんたち四人組がやってきてお弁当を広げました。おばさんたちはどうしてせっかく静かで落ち着ける場所を 台無しにしても平気なのでしょうか。大きな声で 街角で立ち話をしているような家庭内のどうでもよい話題について 大声で語り合い始めました。どうしてせっかく静かな場所に来たら その場所に適した話題を その雰囲気にふさわしい声量で話すことができないのでしょうか。理解不能です。

それまで そこにいた方たちは 雰囲気が壊れたのを切っ掛けのように そそくさと立ち去り始めました。私は思わずそのおばさんたちに注意しに行こうかと思いましたが 立ち上がろうとする寸前に奥様に制止されたので止めておきました。おばさんたちは どっかと腰を据えていましたから 当分その場から立ち去る気配はありませんので 諦めて 本当はもう少し この静かな環境を楽しみたかったのですが 立ち去ることにしました。

今はなきシンスケが かつての大阪府知事であるノックさんに頼んで おばさんは撃ち殺しても罪に問われない条例を作ってもらう と語っていましたが 私も似たような心境になりました。奥様も 十分におばさんの年齢ですが そんな配慮の足りない 世の中にとって迷惑でしかない 存在には絶対になってほしくありません。せっかく心が洗われたようで 爽やかな気持ちになっていたのを ぶち壊してくれたおばさんたちが 帰り道で転んでくれることを願いつつ本日のブログを終了します。

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