5月4日 本日はラムネの日なのだそうです

ラムネとはガラス玉で栓をされている独特のガラス容器に入った 甘い炭酸水の事を言うのだと思います。サイダーも似たような飲み物ですが サイダーは普通の瓶に入っていて ビールと同様に王冠で栓をされていました。従って ラムネを飲むときには栓をしているガラス玉を ラムネの栓を開けるための専用の道具で瓶の中に押し込んで飲める状態にしました。サイダーは普通にせん抜きでビール瓶と同様に王冠を除去してから飲んでいました。

昔はラムネとサイダーは微妙に味も異なっていたように思いますが 現在は単に容器の違いが名称の違いになっているのだそうです。ラムネを飲むのには ちょっとした注意が必要です。栓をしていらガラス玉が 再び液体の出口を塞がないように ガラス玉を置いておく凹みの様な部分に置かなければならないのです。うっかりすると ガラス玉がまた詰まってしまって中の液体が飲めなくなります。その時には指でも突っ込んでガラス玉を取り除かないといけません。私は子供の頃から 要領の悪いガキでしたから ラムネを飲むのに結構苦労した思い出があります。

本日がラムネの日とされているのは 昔何処かの誰かが初めてラムネを作ったのだか 販売したのだかの日なのだそうですが 百年以上も昔の事で 正確にはよく分らなくなっているのだそうです。ラムネにしろサイダーにしろ 炭酸飲料ですから 飲むとすぐにげっぷをしますが 現在よりも昔の方が 子供だったからかもしれませんが 炭酸の濃度が高くて きついげっぷが出ていたように覚えています。

夏の暑い日には 現在の様にクーラーなど普及していませんから 扇風機に当たりながら 飲んだラムネは非常に美味しかったです。所で ラムネの瓶に入っているガラス玉は ビー玉だと思っていましたが 調べてみると ラムネの栓をしていたガラス玉はエー玉と言って厳密にはビー玉とは異なる代物なのだそうです。どの様に異なるのか いろいろと説明されていましたが 今ひとつピンとはきませんでした。

子供の頃には男の子ですから よくビー玉で近所の子供たちと遊んでいました。ビー玉の遊び方にもいろいろなルールがあるようです。子供の頃には団地に住んでいましたから 集団登校をするときに同じ班を構成する Bの30棟から32棟までの子供たちを中心として いつも遊んでいました。関西地方では大体似たようなルールであそばれていたみたいですが やはりいつも遊ぶメンバーによって 徐々にルール変更が行われてしまって 集団登校をする班ごとに 独自のローカルルールが確立されていたみたいです。

一緒に遊ぶ仲間は 殆どが小学生ばかりで 卒業して中学生になると当然かもしれませんが 自然と疎遠になってしまいました。私も小学校の低学年の頃には 高学年の子供と遊んでもらっていましたが 当然年上の子供には 敵いませんでした。ビー玉などの技術も年上の子の方が上でしたから 悔しいけれども大抵は巻き上げられていました。自分の学年が上がってくると 当然経験を積み技術も磨きますから 年下の子からビー玉を巻き上げていました。低学年の時には 高学年の子にビー玉やメンコを持って行かれていましたが 自分が高学年になると やはり年下の子から回収して 何となく収支があっていたような気がしていました。

六年生になると 同じ班の子供に対しては勝つのが当たり前になっていましたから たまに他の班の地域へ遠征して他流試合を申し込んだことがあります。しかし当然他の班にはそこの独自のローカルルールが確立されています。他流試合を申し込んだ以上は 当然そのローカルルールに従わねばなりませんが そのルールに適した技術を身に着けていませんから 当然惨めな敗北を味わいました。泣きたくなるぐらいに悔しかったけれども 泣き出すわけにもいかず すごすごと自宅に向かいました。学校では一緒に遊んでいるクラスメートもいましたから 悔しさもひとしおでした。

あまりに悔しかったので そちらのローカルルールに対抗できるように密かに練習して技術を磨いて ひと月後位に再挑戦したら 何とか互角に渡り合えましたから 本当は叩きのめしてやりたかったのですが まあ友人と遊ぶ場が増えたことに満足しました。

ビー玉と言うのは一般的に通用する名称かもしれませんが 私たちは子供の頃にはビーダンと呼んでいました。メンコも一般的な名称かもしれませんが 私たちはべったんと呼んでいました。同じ団地に住んでいても やはり貧富の差が各家庭にあったみたいで お金持ちの子は ビーダンでもべったんでも 珍しい種類のものを所有していました。ビーダンでも白いミルクダンや 大粒のオオダンを持っていました。私たち貧乏人の子は なかなかそんな珍しいビーダンは買ってもらえません。でもそんな珍しいビーダンは 凄く欲しくなりましたから そんな子に勝負を挑んでは 巻き上げていました。お金持ちの子はいくらでも買ってもらえるからでしょうが 勝負にあまり執着しないので 貧乏人の子は必死になって勝ち取りました。子供なりに 貧富の差はなんとなく縮まっていたかのように思っていました。

そんな子はべったんでも大阪市内でないと売っていないような 珍しい漫画のキャラクターのものを沢山持っていましたから ビーダンと同様にいただいていましたが ある時に親に見つかってしまい こっぴどく叱られて 泣く泣くその子の家に返しにいかされました。子供なりに 貧富の差を無くしていいことをしたような気分でしたから とっても残念でした。でもその子とは中学生になってからも 結構仲良くしてもらいましたから 返しに行ってよかったのかもしれません。

ラムネの日からかなり話がそれてしまいましたが サイダーもラムネも透明な飲み物であるのに対して コーラを初めて目にして 飲んでみた時の驚きはかなりのものでした。色からコールタールをイメージしてしまいましたし 当初はコーラをたくさん飲むと骨が解けてしまうなんて言うデマも流れていました。今ではゼロカロリーコーラをしょっちゅう飲んでいますが 幸い骨は解けていないようです。でもひょっとしたら自覚していないだけで骨祖鬆症にでもなっているのかもしれません。年を取ってきましたから あまり炭酸系の飲み物は控えたほうが長生きできるのかもしれませんから 今後気を付けようと思っています。

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