5月5日 大阪湾の産業廃棄物 埋め立て処分地に タヌキなどが住み着いたのだそうです

大阪湾に突き出た産業廃棄物の埋め立て処分地が何と甲子園球場70個分とかなりの広い土地になっているのだそうですが 一応陸地とつながっているけれども 普段は閉鎖されていて 管理している大阪府の許可がないと 無断では人の出入りが許されていないのだそうです。その為か犬や猫も存在していないのだそうですが、池があり適度に木が茂っている森もあるので 野生動物にとっては 昆虫や果実など餌もあるので 暮らしやすい環境が整っていると言えるのかもしれません。
現在 タヌキやイタチ ヌートリア等の野生動物が住み着き 天敵もいないので 繁殖してその数が結構増えているのだそうです。堺市の海岸線に突き出た埋立地なのだそうですが 大阪湾に突き出た位置にあり 大気や水質など動物にとって暮らしやすい環境とは言えないのかもしれませんが 取り敢えずは 野生動物にとって最大の天敵である人間が侵入しない環境なので タヌキたちにとっては楽園になっているのかもしれません。
地球上の生物の中では 人間だけが突出して進化してしまったので 地球での生活を思う存分楽しんでいて その為に空気を汚し 水を汚し 温暖化なども引き起こしているのです。よくあるSFのストーリーの様に たまたま地球では人間が一番進化したから 支配的な立場に君臨しているけれども もしほかの星から 人類よりもずっと進化した生物がやってきたら その生物が地球を支配しても 文句が言えないのかもしれません。
人間の支配が 今のところ及んでいない この埋立地で タヌキたちが頑張って繁殖して 楽しい楽園を築いてくれるのであるのなら 大いに繁栄してほしいものだと思います。人間にとって 現在の所は不都合な状況が起こっていませんが いずれ地球上の支配者である人間にとって困ったことが起こった時に この動物たちの楽園が消滅してしまわないことを 心から祈りたいと思います。
数年前に新聞で読んだ記事によりますと 他の埋立地で 昆虫が大量に発生したために それを餌とする鳥たちが集まってしまい ジェット機のエンジンに吸い込まれる事故が頻発したために 昆虫たちを一斉に駆除してしまったことがあったのだそうです。当たり前ですが 虫たちにも小さいなりに魂があるわけだし その虫を求めて集まった鳥たちだって ジェット機に吸い込まれて死亡したわけですから ある意味被害者と言えるのかもしれません。飛行機のエンジンの事故と言う人間の都合だけを優先して 虫の駆除をするのが当然と判断されるのなら 人間よりも優れた支配者が地球にやってきたときには 見苦しい態度を取らずに 人類が駆除されるのを素直に受け入れるべきなのかもしれません。

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