6月12日 山口県で 内部告発をした公務員が ひどい目にあっているのだそうです

内部告発というのは とても勇気のいる そして正義感にあふれた 立派な行為だと思います。日本では これまでも どうしても黙っていられなくて 内部告発を実行して ひどい目にあってこられた方たちが 凄く残念なのですが 沢山いらっしゃいます。今回の山口県田布施町で起こった 固定資産税・都市計画税の徴収ミスを内部告発した40歳代の男性職員が2年足らずの間に3度異動させられたことなどは「明らかな報復人事ではないか」と、町議会で指摘する声が上がっているのだそうです。9日の町議会の一般質問で取り上げられ、町役場には9~11日に非難の電話やメールが約550件寄せられたのだそうです。この町の人口が 一万五千人弱であることを考えると 非常に多い数だと言えるように思います。町民の関心がいかに高く その怒りがいかに大きいかを表しているように思います。
私は 公務員になろうなどとは 一度も考えたことがございませんので 公務員の人事異動の慣例がどのようになっているのか よく知りませんが 将来えらくなるであろう人たちの場合 若いうちに 殆どすべての課を短期間ずつ回って その仕事を実地に経験しておいて ある程度年齢が進んでからは じっくりと腰を据えて 実力を発揮していってもらう場合が多いように聞いています。この人も四十台代になって 当時税務課に所属していたのだそうですが 過去の仕事上のミスに気づいて上司に報告されたのだそうです。ごく当たり前の 行動だと思いますが それは考えようによっては 昨年まで同じ仕事をしていたものの ミスを指摘することになってしまうためなのかもしれませんが 上司が詳しく調査しなかったので、職員は町議に伝え、町は町議からの指摘で調査して、19年6月に町役場としてのミスを認めて発表したのだそうです。
ミスは、土地所有者の死亡後に相続の登記が完了していないケースの課税手続きで本来すべき免税をしていなかったもので、過徴収は18年度分で少なくとも計2万8300円確認されたのだそうです。町は東浩二町長らを減給など処分にし、17年度分以前も同様のミスがあったとみて調べているらしいです。私は 狂犬病の集合注射という仕事を 獣医師会と以前は枚方市役所の職員 枚方市が中核都市となってからは 保健所の職員とともに携わっておりましたので 市役所の職員や保健所の職員 所謂公務員というのが いかに仕事にルーズであり 怠慢この上ない輩たちであるのか よく知っているつもりです。
毎年 飼い犬の予防注射に通っておられた 真面目な飼い主さんの犬が 死亡したので 死亡届を役所に提出したのに 毎年亡くなった犬の書類が 送られてくるので きちんと死亡したという書類上の手続きをしてほしい と何度も訴えておられる飼い主さんを知っています。そのたびに 役所の職員は きちんと処理すると約束しておきながら 五六年にわたって書類が送り続けてきたので 本当にご立腹されておられました。当然のことだと思いますし 怠慢極まりない役所の職員のやる事としては 日常茶飯事の出来事なのだろうと思っております。
そんな風に 役所の職員は 仕事上ミスをしても 全く反省しないし 間違いを素直に認めて その後の仕事をする上での教訓とするような 殊勝な気持ちの持ち主など 一人もいないことは間違いないように思います。ですから 三万円足らずの少額の 徴収ミスなど わざわざ指摘して 過去の担当者のミスを蒸し返すような行為は 決して公務員としては あってはならない悪行としか認識されなかったのだろうと思います。一旦悪行に手を染めた輩 とその職員さんは 認識されてしまいましたので 盥回しされたうえで 閑職に島流しにされてしまったのだと思います。
民間会社での 内部告発の場合 告発者が ほぼ百パーセント ひどい目にあっているのだそうで そのために内部告発が なかなか行われないのだそうですが 公務員たちもやはり同じ穴の狢だったようです。まあアベチャンの周囲でも アベチャンに対して少しでも批判的な指摘をしてしまうと 直ぐに極端な冷遇 島流しが待っているのだそうですから 日本全国 大きな組織が 正常な感覚の持ち主によって 間違いや悪行を正そうとしても ろくな未来は待っていないようです。まあ私は あと少しだけこの仕事を続けて その後はのんびりと老後を過ごすだけの人生しか残っていませんから あんまり嘆かずに 諦めながら 生きていこうと思います。 

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