6月15日 1986年の本日に明治三陸大津波が起こりました

今から約百三十年ぐらい前の本日三陸沖で地震が起こりました。地震による直接的な被害は殆どありませんでした。つい数年前に起こった東北の地震とと同様にプレート間のずれを修正するために起こった地震のようです。プレート間のずれを修正するための地震は百数十年ごとに 過去に何度も起きているようなので 一定間隔ごとに起こることを 防ぎようのない地震と言えるのかもしれません。

三陸海岸はリアス式海岸ですから海岸の幅が狭まると 津波の高さが急激に大きくなるために津波による被害を受けやすい地域と言えるのかもしれません。日本は地震大国ですから どこに住んでいても ある程度は地震の被害を覚悟する必要があるのかもしれません。日本は地震対策として地震を予知することに大きな力を入れてきました。

勿論地震が起こることが事前に、たとえ一分前にでも予想出来ていれば 火の元を鎮めたり 少しでも安全な体勢で地震の向かい合えるのかもしれません。来ると分かったうえで地震に遭遇するほうが心の準備もしっかりとできるのかもしれません。しかしそれがもし夜中であったら大部分の人が眠っている時間帯に一分前に予報が流れても それを受け取れる人は極わずかかもしれません。

そもそも、日本の地震予知は 実質的に全く期待できないと思います。東海地方や西日本の地震の予想はかなり前からまことしやかにささやかれていましたが 東北であれだ大きな地震が起こることを予測した人は誰もいませんでした。しかし過去の歴史を見れば 百数十年ごとに東北地方は地震とその後の津波によって大きな被害を受けているのです。それなのに、だれも予測できなかったのだから、地震予知の研究にお金や労力をかけるのは無駄な努力だと覆います。

アメリカも大きな地震の被害を度々受けていますが 地震の予知には殆ど力を入れていません。アメリカでは大きな地震が起こることは致し方のない事であり 予知するよりも実際に地震が起こった時の対策の方に重点を置いています。起こった被害をどのように効率的に救済するか、とか被害の情報をいかに的確に把握して公開するかと言った方面に力を入れています。甚だ合理的な考え方だと思います。

幾ら地震が予知できても その地震を防ぐ方策が全くないのですから 予知できることによるメリットは認めますが 現実にはほとんどやくだっていませんから 日本ももう少し効率的な地震対策に取り組むべきではないかと思います。

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