6月18日 地震がありました

朝の八時少し前でした。私は入院している犬の面倒をみようと準備していた時でした。ぐらっと揺れてほんの数秒でしたが かなりの振動を感じましたが すぐに治まりましたので 必要な点滴と投薬を終わらせてしまいました。診察台にのせていた犬は 地震があったことに気づいていないわけでもないのでしょうが 全然平気そうな様子でした。病院内の様子を調べてみると 薬棚からプラスチック製の薬瓶が一つだけ転がり落ちているだけでした。病院部分の被害は今のところ全くなかったように思います。二階に上がって 生活スペースの様子を窺うと まずは窓ガラスのサッシが十センチほどスライドして窓の左端に隙間が出来ていましたので 窓ガラスのサッシを元に戻しました。食器棚から ガラスの食器が二つ落ちて割れていましたが それ以外は無事でした。丁寧にガラスの破片を拾いましたので もう大丈夫だと思います。安物のガラスのコップでしたから 被害のうちには入らないようなものです。
阪神大震災の時の方が 揺れ自体が大きかったように思いますし揺れていた時間もずっと長かったように思いますから うち以外でも大した被害は出ていないのだろうと思っていました。所が どうやら震源地は淀川を挟んだお隣の高槻市だったみたいで かなりの実害が出ていたみたいでした。水道やガスがストップしてしまった地域がかなりあったことをニュースで知って驚きました。枚方でも 高槻に近い地域ほど 被害が出ていたみたいでした。本日の夜に来院された飼い主さんは アパートの五階にお住まいなのですが 家の仲がかなりグジャグジャになり 片づけるのに夕方までかかったのだそうです。また他の患者さんの家は うちから車で十分位のわりと近所でしたが 家の壁にひびが入ってしまったのだそうで お隣の家は瓦が崩れ落ちていたのだそうです。
うちは 生活スペースをたてます時に 家の周りにコンクリートでがっちりとした基礎を築いて 重量鉄骨で囲んでありますので 少々の揺れに対して 殆ど実害がなかったのかもしれませんが 阪神大震災の時よりも 震源地に近かった分 身近な方に被害が及んでいたのを知って 改めて地震が大きかったことを知りました。本日はトリミングの予約が入っていなかったので 奥様は自宅でのんびりとされていたはずですが 取り敢えず連絡を取ろうとして電話をかけてみましたが お昼過ぎまで通じませんでした。メールで互いの無事を確認しましたので 心配はしていませんでしたが 昼過ぎまでまともに電話がつながらないのは 困ったものでしょう。
高槻の小学生の女の子が学校のブロック塀の下敷きになって 亡くなられたのは 非常に可哀想に思います。地震が二三分早いか遅いかしていたら 被害に遭う事はなかったのかもしれません。集団登校の児童たちが 歩いていた時間帯でなかったことは 不幸中の幸いかもしれませんが 運悪く亡くなられた小学生のご家族の前では こんな表現は絶対に使えません。何か災害があると 避難所として活躍する小学校の塀が倒れて児童が亡くなるなんて 残念でたまりません。
私たち素人には そのブロック塀が明らかに建築基準に違反しているものだとは 分りませんが 建築士や土木工事関係者が見れば 一目瞭然の違法な建築物であったわけで どうしてこんな悲しい事故が起こるまで 放置されていたのか 不思議でなりません。お役所の事ですから 一応検査をしておけば問題なしと 形ばかりの検査は何の資格も持たないど素人が実施していたみたいですが いかにも形式 体裁さえ整えておけばそれで済んでしまう お役所のグウタラ体質が この女の子を殺したと言ってもいいように思います。ご両親は 高槻市と小学校に莫大な金額の 損害賠償を求められた方がいいように思います。今回の事を 厳重に受け止めて 今後の教訓として 十二分に安全な学校を作ってほしいものです。
アベチャンが 陣頭に立って この事故の対策をたてようと頑張っていますが 己は己の知り合いの都合ばかりを考えて とんでもない小学校や 大学を作ろうとしていたのですから 殊勝な顔をして今回の事故の対策に 真剣に取り組んでいるようなポーズを取るのは 非常に不愉快なので 止めてほしいです。そして一刻も早く首相と言う役職もやめてほしいものです。
今思い出しましたが 地震で揺れている最中に 携帯に地震を知らせるメールが送られてきましたが こんなメールが一体何の役に立つのでしょうか。日本の地震対策は とにかく地震を予知することに主眼が置かれています。南海トラフ地震ばかりが さも起こりそうな雰囲気を醸し出していますが 起こるかどうかわからない地震の 被害を予想して大騒ぎすることに一体何の意味があるのでしょうが。そんな起こるかどうかあてにならない地震について考えていても 東日本の震災も 今回の震災も誰一人として警告を発していませんでした。恐らく後付けで 私は予言していた みたいなことを言い出す輩が 必ず現れるのでしょうが そんな大嘘つき野郎の事は全く無視するのが一番だと思います。
アメリカの地震対策は 日本と根本的にその姿勢が異なります。地震が起こることは 止めようがないし 必然的な事だから 地震が起きて被害が発生した時に そのダメージをいかに最小限にとどめるかに 主眼を置いています。凄く合理的な考え方だと思います。日本の地震対策は 東日本の震災の時 津波を避けるための建物は しっかりと建設されていましたし 水や食料 避難生活に必要と考えられる物資が しっかりと運び込まれていました、所が全て一階に保管されていたので津波にさらわれてしまって 何の役にも立たなかったのだそうです。日本の地震対策も もし本当に地震が起こった時に どのような危険が想定されるのか もっと真剣に考えて 現実に役立つ対策を考えるべきだと思います。
本日だけでも 枚方が地震の被害を受けたと報道されましたので 友人数名から 大丈夫かというメールを頂戴しました。ご心配をおかけしましたが 私はいつものようにブログを書いて 普通に生活しておりますので どうぞご安心ください。

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