6月21日 本日は夏至なのだそうです

夏に至る という文字からすると 暦の上では 本日からが夏という季節なのかもしれません。ですがまだ六月ですし、季節としては 梅雨の真っ最中という感じで 夏ですと言われても あまりピンとはきません。夏至という言葉を聞いて思い出すことは 一年で昼間の時間が一番長い日 という事ぐらいかもしれません。

何故太陽に照らされる時間が一番長い日が 一番暑い日とリンクしていないのか少し不思議ですが 二十四節気を定めた人に文句を言っても 無意味な気がします。日本人の感覚で 一番夏を実感するのはやはり八月だと思います。子供や学生は夏休みだし 大人もこの時期にとるまとまったお休みを夏休みと表現しているようです。

気象用語で  [夏日」「真夏日」そして最近できたのが「猛暑日」というのがあります。それらの定義は

「夏日」=その日の最高気温が25度以上の日

「真夏日」=その日の最高気温が30度以上の日

「猛暑日」=その日の最高気温が35度以上の日

「酷暑日」=この表現はマスコミ用語で 猛暑日と同じ意味につかわれていますが 気象用語ではありません

ということになっているようです。一応インターネットでいくつかの情報源から調べて確認しましたから間違いないと思います。

私が子供の頃に夏休みの宿題として 毎日の天気や室温を記録して提出するものがありました。朝の決まった時間に 室内の寒暖計で 室温を測り記録していたように思います。夏休みの宿題ですから 7月から8月にかけての時期のはずですが 殆ど20度+アルファだったと思います。

私が子供の頃 ですからもう五十年近くも昔は 最高気温が25度以上の日は それほど多くはありませんでしたから その日を「夏日」と表現するのは適切だったように思います。所が最近は地球温暖化の影響なのか 日本が亜熱帯化してしまったのか 早ければ五月のうちから 気温的には「夏日」になってしまい 仕方なしに「真夏日」「猛暑日」等の表現が追加されてしまいました。

当時は 勿論冷房器具といえば扇風機が主役で クーラー、エアコンの類は一般の家庭には全く存在しませんでした。でも扇風機だけで 何とか凌げる程度の暑さだったのかもしれません。現在はエアコンがなければ過ごせなくて 小学校の各教室にまで配備されているみたいです。地球の温暖化が進んでいるのは夏の暑さから判断すれば 納得できるのですが 冬の寒さに関しては子供の頃とほとんど違いを感じません。本当に地球の温暖化が進んでいるのか どうか疑問に思ってしまわないでもありません。

これらの気象用語について 調べた時に 全く間違った情報を実しやかに表現しているホームページを見かけましたから 要注意だと思います。よく動物の病気についても 素人や 場合によっては獣医師が 全く間違った説明をしていることが残念ながらしばしばあるようです。電話で問い合わせを受けた時などに 私がその方がインターネットで仕入れた情報と異なる説明をすると やぶ医者扱いをされて困ってしまう事が時々あります。

インターネットと言っても万能ではありませんから 間違った情報が少なからずあることを よく認識して頂きたいと思います。勿論私の説明が絶対に正しい 等とおごり高ぶった気持ちは持っていません。私の説明が正しくない場合や その方の質問にそぐわなくて不適当な表現をしている場合もあるのかもしれません。でも私は飼い主さんから質問を受ければ 私の持っている知識や経験から 出来るだけ正しい答えを導き出そうと精いっぱい努力しているつもりですし、分らない場合は正直に分りません、知りません、経験がありません とお答えしているつもりです。

繰り返しますが インターネットは凄く簡単にあらゆる分野の情報を入手できる大変分離な道具ですあることは間違いありませんが 無責任でいい加減なもしくは間違った知識に基づいて 表現されている場合も少なからずあることを よく認識してから利用されることをお勧めします。

 

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