6月28日 久し振りに 手作りカレーを料理しました

昨日 自分の病院に出かけましたので ヘモグロビンA1cの値は思いのほか高かったので そんなに浮かれた気分にはなれませんが 取り敢えずは一月間続けた炭水化物禁止令を 解除しました。私は還暦を迎えた爺さんなのですが 一番好きな食べ物が子供みたいで恥ずかしいのですが カレーライスなのです。カレールーは市販されているものを 日ごろから安売りしている時に買いだめておきますが 数種類を自分の好みに合うように 考えてブレンドして使用します。作り方も ある意味ごく普通のオーソドックスなやり方だとは思いますが 手を抜かずに丁寧に時間をかけて 手間暇を惜しまずに作ります。ですから 私は自分の好みに一番あるように香辛料などを加えて味付けしますから 自分で作ったカレーが 少なくとも私にとっては世界で一番おいしいカレーになっているはずです。
先ずはカレー作りの基本である玉ねぎ炒めから始めました。本来は 大きめの玉ねぎを五六個 丁寧にみじん切りにしてから炒め始めました。最近では そこを一寸手抜きして スライサーで薄切りにして炒め始めます。この方が微塵切りにするよりもずっと短時間で準備できますし 炒めるときに 微塵切りだと飛び散り易いのですが スライスしてある方が 玉ねぎがまとまり易くて 扱いやすいのです。炒め始めると 玉ねぎからかなりの水分が出てきますが この液体には玉ねぎのうまみ成分があると思うけれども こんがりと炒めるのには 邪魔な存在なので 丁寧にお玉ですくって カレーを作る多部に移します。あとは焦げ付かないように 丁寧に優しく炒めてやり こんがりと飴色になるまで時間をかけて炒め続けます。何かの本に書いてありましたが カレーとは こんがりと丁寧に炒めた玉ねぎに香辛料で香りづけして美味しく頂く料理であるのだそうです。
丁寧に そして徹底的に こんがりと玉ねぎを炒めたら カレーを作る鍋に放り込みます。カレー鍋に水を張り グツグツ言い始めたら 先ずはコンソメの下を放り込みます。男の料理ですから 邸内な部分もありますが 豪快なところは豪快にいきます。続いてフライパンで 肉を炒めます。普通の方はカレー用の肉を使われる事と思いますが 私は子供の頃に塊肉が苦手でしたので スライス肉を使います。どうせスパイスをたっぷりと加えて じっくりと煮込みますから 外国産の牛肉で十分だと思います。単価がそれほど高くないので 遠慮なくタップリと使用します。牛のスライス肉は 直ぐに火がとおりますので 炒めた肉汁ともどもカレーなべに放り込みます。更にジャガイモ大好き人間なので かなり多い目のジャガイモとそこそこ大きめに切って さっと炒めて鍋に放り込みます。更には彩りも考えてミックスベジタブルを 軽く炒めて鍋に放り込みます。
洗い物が溜まるのは嫌なのでカレーなべがグツグツしてあくが出始めたら 丁寧に取り除きます。その合間にフライパンや包丁、ざる、スライサーなどそれまでに使った器具を洗って かごに立てかけます。ここでうっかりするのがご飯を炊くことです。以前は何度もカレーが出来上がってさあ食べようというときになって ご飯を炊くのを忘れていて ショックを受けたことがあります。カレー作りとしては もう八割がた終了してしまっていますから ご飯を炊き始めるタイミングとしては遅すぎるかもしれませんが 慌てて米を研いで 水加減をしてから 炊き始めました。
お鍋からは 少しずつですがあくが浮いてきますから これを丁寧にすくっては捨てる作業を繰り返しました。ジャガイモに火が通れば いよいよカレールーを入れます。最初にクリームシチューとビーフシチューの素をある程度の量入れます。これらを入れた方が カレールーだけで作った時よりも味わいに幅が出るような気がします。続いて数種類のカレールーをその時の気分によって配分を考えながら放り込みます。カレールーの箱には 必ず火を止めてから入れてくださいと書いてあります。その方がカレールーが融けやすくなるからなのだそうですが 私はこのことは信用できませんので 火を一旦止めてルーを入れたことがありません。あわてずにじっくりと煮込みますから 火を消す必要はないように思います。
カレールーを入れると 粘度が上がりますから 焦げ易くなりますので なべ底から丁寧にかき回しながら 更にもう少しだけ煮込みます。最後に味見をして 醤油や一味唐辛子、黒コショーなどで 味を調えて完成です。炊飯ジャーをみると あと十五分で炊きあがるみたいなので 一旦鍋の火を止めて カレーを冷まします。一旦温度が下がる方が カレーの味が落ち着きますから 丁度良いぐらいの待ち時間でした。
やがてご飯が炊きあがりましたので ご飯を皿に盛り カレーをたっぷりとかけて頂きました。一月ぶりのご飯は すこぶる美味しかったです。但しごはんばかりを食べ過ぎないように レタスとキュウリとキャベツで 野菜サラダも作りましたので 野菜をたっぷりと頂きながら 久し振りのカレーを美味しく頂き 小さな幸せを味わいました。やっぱり我々一般庶民は こんな安上がりなカレー料理で 幸せになれるのですから 可愛いものだと思います。二三日は ゆっくりとカレーを頂きながら ささやかな幸せに浸ります。

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