6月28日 昼カラオケ なるものが 感染症のクラスターになるのでしょうか

そもそも昼カラオケとは あまりこれまで耳慣れない言葉のようにも思いますが スナックや喫茶店などで、昼間に軽食や飲み物とカラオケがセットで提供される形のサービスの名称なのだそうです。わたしは 酒を飲まないのでスナックには出入りしないし 最近は喫茶店にも殆ど出入りしておりませんので 大阪の私の近所にも このような形態のサービスをしているお店があるのかどうかも知りませんし 興味もございません。カラオケルームが現在のように普及するまでは カラオケと言えば スナックなどの飲み屋さんで ワンフロアーに 小さなステージがあって マイクが一本あって お店のお客さん全体の前で 順番に皆に聞かせる形で 歌うのが主流でした。全く知らないお客さんの 初めて聞くようなジャンルの曲にも お愛想で拍手をして 歌いだしてもらって やっぱりお愛想で 歌い終わったら笑顔で拍手するのが お約束のようなものでした。
ですからそのお店に一二時間いたとしても 自分が歌えるのは多くても二三曲であとは お愛想笑いでのお付き合いという 退屈極まりない形態でした。今でも このような昔ながらの形でのサービスをしているお店が 北海道には 結構あるのかと 驚いております。私も カラオケは大好きで コロナ騒ぎで カラオケ屋さんがどこもかしこも休業してしまうまでは 月に少なくとも一度や二度は 奥様と田舎のオンボロなカラオケルームに通っておりました。二人で行きますと 二から三時間の間に 相手が歌っている間に次に自分が歌う曲を入力するのが 暗黙の了解のルールですから 一人十五曲から二十曲ぐらいは歌って 思い切りストレスを発散しておりました。
歌うという行為は 思い入れを込めて 普通に会話するよりも 気合を入れて 大きな声で発生しますから お持っている以上に飛沫が その近所に飛び交う行為なのかもしれません。スナックや喫茶店で 座っているその場で マイクが回ってきて歌うのなら 隣近所の人たちに もし病気にかかっている人が存在したら うつしたりうつされたりするのは 起こりがちな状況なのかもしれません。まあ緊急事態宣言が発令されている期間は 当然皆さんが普通の外出でさえ 控えておられたのでしょうし こんな形態のサービスを提供するお店自体が 営業を自粛しておられたのでしょうから 久しぶりにそんなサービスを受けられる機会があるのならと 張り切ってお店にお客さんたちが集合されたのも 致し方のないことかもしれません。
勿論お店としては 出来る限りの感染症対策を実施しておられたのでしょうが そこはお客さんたちの意識の問題で 感染症の伝染を抑え込むことが出来なかったのかもしれません。なんでもクラスターの舞台となったお店の名前が 一部公表されたのだそうですが クラスターとなってはいないお店までが 感染者発生 等とデマをネットで流されて 風評被害を受けておられるお店もあるのだそうです。長いこと自粛して休業していたお店をようやく再開して 十分に感染症対策を実施していて 現実に感染者など発生していないお店が 単なるデマ そこに悪意があっての事なのかなかったことなのかはさっぱり見当もつきませんが じっと我慢して営業を自粛していて ようやく慎重に再会したばかりなのに 詰まらない誤った情報のために ピンチになっておられるお店のことを考えると 本当にお可哀そうです。一旦 発生してしまうと 風評被害というのを 払拭するのには 大変な手間暇と 時間がかかるのだと思いますが 同じ個人商店の経営者としては 何とかこんなくだらないことから始まったピンチを 上手く乗り切っていただきたいと 心から応援致します。

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