6月5日 太陽光発電計画がうまく進んでいないみたいです

ソーラーパネルを利用した 太陽光発電システムは 再生可能エネルギーの重要な役割を担うはずの分野ですし 日本全国有効利用されていない土地は少なからずあるように思いますから どんどん普及してくれればいいように思いますが 地方に建設されようとしている大規模な太陽光発電所は 山林を伐採して建設する場合が多いので 問題が多発しているみたいなのです。そもそもせっかく生育している山林を伐採すること自体が 木々による光合成によって 二酸化炭素の減少を阻害してしまうので 積極的に進めたい事業とは思えません。ましてや 山林を伐採してしまうと 大雨の時に水害を引き起こす切っ掛けに必ずなるように思います。現実にその類の災害が 少なからず起こっているのだそうです。
その為に 山林をの伐採を伴う太陽光発電所を簡単に建設できないようにという条例を定めている自治体が凄く増えているのだそうです。山に生えている森林を伐採することが大雨が降った時に水害を誘発することは自明の理かもしれませんから 当然の流れかもしれません。現在 定期的な植林など管理の行き届いた山林は 勿論価値がありますから それなりの価格がしますが ただの雑木林で 下草狩りなどの管理が行き届いていない山は 私が田舎の古民家を買おうと考えていた時には おまけに山が一つ ついてくるぐらいのものですから 非常に安価に入手できそうに思います。只雑木林しかない 手入れの行き届いていない山林でも 大雨が降った時には ある程度水をためてくれる効果を果たしていますから 水害を未然に防いでいてくれるはたらきをしているかもしれませんが 山林を伐採してしまって そのスペースにソーラーパネルをズラッと並べて発電をしてしまうと 規模が大きくなればそれなりの発電量は期待できるのかもしれませんが 大雨が降った時に水害の引き金になる可能性は高そうです。
一民間企業が利益を生み出すために 山林を伐採することが 周囲の人たちの水害を誘発してしまうのでは 再生可能エネルギーの拡大という 表面的な名目は素晴らしいのかもしれませんが 地球環境的な大きな視野で考えたら マイナスの部分が大きいのかもしれませんから 自治体がブレーキをかける方向にハンドルを切るのは致し方のないことかもしれません。そもそも原子力発電自体が 二酸化炭素を一切発生しない 非常にクリーンな発電方法なので 地球温暖化対策としては ベストな発電方法かもしれませんが 使用済み燃料の処理問題や 地震の多い日本では津波の心配が絶えませんから 福島の原発事故の二の舞になってしまう危険性が少なからずありますし 殆どすべての日本の原子力発電所が寿命を迎えようとしているのが現状ですから ドイツのように全廃を目指すことにも一理あります。但し全廃してしまうと 火力発電が主力にならざるを得ませんから 二酸化炭素の排出量が大幅に増えてしまいますから 地球温暖化対策とは完全に逆行してしまいます。
私が子供の頃 夏の暑さ対策とえば 扇風機しかございませんでした。クーラーのある家なんて よほどのお金持ちの家しか考えられませんでした。所が 現在は 夏の平均気温が確実に上昇していることから 必然的な流れかもしれませんが 各家庭に複数のエアコンが常備されているのが 当たり前になっています。その為に夏場の電力消費は うなぎ上りになりますし 部屋を冷やした分の熱量を室外機によって 屋外に放出しますから その熱量だけでも確実に気温の上昇に大きな影響を与えています。なので猶更 エアコンの使用量がまた増えてしまうのでしょうけれども。
私は無学の愚かな人間ですから 地球温暖化問題や 二酸化炭素の発生を抑えるために 一体どちらの方向に向かって進めばいいのか さっぱり見当もつきません。でも山林を伐採して ソーラーパネルを並べての 発電は一民間企業の利益だけを考えての事業で 周囲にほぼ確実に迷惑をかけるのであるとしたら そのような動きを規制する方向に自治体が動くことは 致し方のないことのようにしか 思えません。例えそれが 再生可能エネルギーの増産につながることであったとしても。

ブログ一覧