6月5日 高畑充希さんの「SNSバッシングにもの申す」の記事を読んで思う事

現在は 携帯電話やインターネットが凄く普及してしまいましたから 私のような無名の一般人でも 何かちょっと目立つような言動があれば 直ぐに厳しいバッシングを受けます、ましてや芸能人 それもある程度名前と顔の知られた有名人になると プライベートで 食事やショッピングに出かけていたとしても 直ぐに顔がさして 携帯で断りもなく 写真を撮られてしまいます。さらにはその直後から 好き勝手なコメントがついて ネットで拡散されてしまいます。プライベートの侵害 等という言葉は とっくの昔に死語になってしまったのでしょうか。
少し前に問題発言をしてしまったナイナイの岡村が バラエティ番組で 好き勝手に発言して 「でも私はブログもSNSも一切やっていませんから 炎上しませんよ」と発言していたのが印象的です。勿論 岡村さん個人の部分では 炎上する場所が存在しないのかもしれませんが 他人の悪口を言い合って喜んでいる下品な人間ばかり集まるサイトでは 当然悪口祭りが大盛り上がりしているのかもしれません。携帯電話にしろ インターネットにしろ 私が若いころには 影も形も存在していませんでした。今から考えると 凄く不便な世の中だったのかもしれませんが 考えようによっては 凄く平和で安心できる社会だったように思えます。
高畑さんは NHKの朝ドラの主役まで務めた 国民的な女優さんだと思います。顔立ちも凄く可愛らしくて清潔感のあるチャーミングな女性だと思いますし どのような役柄を演じられても それなりに説得力のある役作りをされていますから 演技力も確かであると思います。バラエティにたまに出演された時の言動からして 礼儀もわきまえておられるみたいだし 恐らく共演される俳優陣とも 和気あいあいと 仲良くお仕事されている雰囲気が感じられて 凄く好感を持っている女優さんの一人です。ちなみに 現在私が一番魅力を感じる女優さんは 土屋太鳳さんです。
女優さんでも 個性が強いと その部分が鼻につく人がいるのはしょうがないし ことあるごとに 品性下劣な悪口サイトでバッシングを受けるのかもしれませんが 高畑さんのように かなり高感度の高そうな女優さんでも やはりバッシングの対象にはなってしまうみたいです。何も高畑さんのように 順調に女優さんの王道を歩いている方が エゴサーチなどなさらなければいいのに ふとした気まぐれなのか エゴサーチをしてみて 自分に対する あまりにひどい 事実無根の誹謗中傷を目にしてしまったのでしょう。その時の気持ちを「言葉でグサグサと刺され…気付けば心が死んでいました」という風に表現されています。
まあ人気が高いという事は アンチの気持ちを感じる人も少なからず存在してしまうのが 一般的な世の中のようです。昔 木村拓哉さんが 人気俳優ナンバーワンに 君臨していましたが 逆に嫌いな俳優としても 常に上位に必ず名前が挙がっていました。芸人でいうと 明石家さんまが 好感度ナンバーワンの首位を長いこと独占していましたが 嫌いな芸人としても トップを争っていました。凄く人気があるという事は 強烈な個性を持っているという事なのでしょうが その個性を疎ましく感じてしまう人も少なからず存在するのはしょうがないことかもしれません。私は 西野七瀬が アイドル好きとして 六十年以上生きてきて 一番可愛い女の子だと思うのですが 奥様は一番嫌いだと言い張っておられますから 世の中そんなものなのでしょう。
つまり 高畑さんという 見た目もいいし 性格もよさそうですから 男だったら誰でも彼女というよりもむしろ奥さんにしたい と思われそうな女優さんですら ネットの中では 根も葉もない誹謗中傷に晒されて 心が折れてしまいそうになっているのです。ドキュメンタリー風をてらっていますが 台本が存在したと言われている番組の出演者が ネットであまりに中傷されてしまったがために 自殺してしまった事件について 高畑さんがふれておられましたが 同じ若い女性としては 同調されても致し方のないことかもしれません。
私は自殺した女の子が そもそもレスリングでヒール役を演じていましたから そのドキュメンタリー風を装ったくだらない番組でも 当然ヒール役を演じることを求められるのは 覚悟の上 台本があることなど気付きもしない 愚かな視聴者が 当然ヒール役としての行動を 真に受けてしまって 誹謗中傷しまくることなど 当然予想されたことですから 覚悟のうえで出演すべきだったのに その十分な覚悟が足りなかっただけの事のようにも思います。
私も 三十年近く この地で動物病院を経営しておりますが 動物を大切に思って可愛がる気持ちの感じられない 飼い主に対しては 厳しく接してきました。叱り飛ばすなんてことは 日常茶飯事でした。現在のネット社会で そんな態度を継続していたら 品性下劣な悪口サイトで 誹謗中傷の嵐に巻き込まれることなど 当然覚悟の上での言動ですし 一度悪い噂がたってしまうと 消しようがないことも 知っているつもりなので 別にそんなサイトの一方的な 私に叱り飛ばされた飼い主たちの言い分を 信用する人が沢山いてもしょうがないと思っております。そのうえで 私を信用して うちの病院での診療を望まれる人だけが 来院してくだされば それで十分に 食べていけるし 老後に必要と思われる貯えは出来て言っておりますので それ以上は望んでおりません。私は私なりに 仕事に信念を持っておりますので ペットを大切にできないのに 安易な気持ちで命ある動物を飼い始めた人が許せないのです。
私は大学を卒業して 開業獣医師としての 病院の経営や臨床獣医師としてのスキルを磨くために 三年ほどとある病院で修業をしました。その病院で 院長に最初に言われた言葉が 「ペットの健康は 飼い主の義務ではない」という言葉でした。ペットは 生き物ではあるけれど 所詮は飼い主の所有物に過ぎないのだから どのように扱われていても 獣医師が口を出してはいけない という事を 十分にわきまえて仕事をするように という意味だったように思います。その点が徹底されている病院ですから ある意味ペットに対して 十分に距離をもって接するので 飼い主の扱い方などに対しては 何も感じないように心掛けて仕事をしておりました。
但し私は その点について全く納得がいっておりませんでしたので 自分が経営する病院では ペットの立場に立って考えて 発言し行動しようと 決意しました。その為に 考え方の合う方からは 凄く信頼を頂きましたが ペットに対する考え方の一致できない方とは 意見が衝突してしまう事が しばしばありました。そんな飼い主が 下劣な悪口サイトに 自分だけの一方的な発言を 発表しほうだいですから そんなサイトを病院選びの基準にする人からは 全く相手にされないので かなり暇な病院になってしまいましたが 自分の信念を貫いて 病院経営をしておりますから 全く後悔しておりません。
少しでも誹謗中傷を 世の中から減らすための動きとしては 悪口を書き並べる輩は 相手を名指しで誹謗しているのですから 少なくとも自分の住所と名前ぐらいは 明らかにしなければ 投稿できないようなシステムにすれば 根拠のない中傷がほんの少しでも 減るかもしれません。まあ悪口サイトなんてくだらないものを 運営している輩が そんな常識的なことをするわけはないし もしそんなシステムが確立されたとしても 悪口サイトに悪口を書き並べるような下劣な輩なら 架空の住所と名前で 投稿するのでしょうから 実質的な悪口の量を減少させることなど 難しいでしょう。人間なんげ 所詮 人の悪口を言っていれば ホッとするし 快感を得てしまう 本当につまらない生き物ですから。
私は仕事を辞めたら 携帯電話は絶対に所持しません。ネットは情報を得たり 買い物したりするので 縁を切るわけにはいかないのでしょうが 一日も早く引退して のんびりしたいと 本日改めて思いました。

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