6月7日 キャベツの価格が どうしてこんなに上がったり下がったりするのでしょうか

私は 基本的に自分の血糖値と正面から向かい合って生きていかねばなりません。糖尿病という一生治ることの期待できない そしてきちんと対処しなければ 大幅に寿命を縮めてしまう恐ろしい病気です。この病気の厄介なのは 病気を発症しても 初期から中期にかけては 殆ど自覚症状がないままに しかし確実に進行していくことかもしれません。食欲というのは 人間に備わった 当たり前の欲望の一つですが とりわけ私は 食欲が旺盛なので 困ったものです。還暦をだいぶ通り越してしまった現在まで 自分が食欲不振になってしまった経験が 殆どありません。
勿論 見てくれが非常に悪いので 女性に告白して こっぴどく振られる経験は 何度かしております。若いうちは その女性と交際できなければ 生きていてもしょうがない 位の真剣な気持ちを打ち明けて シャットアウトを喰らったら 普通の方の場合 しばらくは食欲元気を喪失してしまうのかもしれませんが そんな時に酒の飲めない私は やけ酒に走るわけにはまいりませんので どうしてもやけ食いをしてしまうのが いつもの恒例行事になっておりました。
病院を開業して 十数年後に 体の具合を悪くして 数週間入院したことがございます。生まれて初めての 長期入院でしたので その期間は病院食しか口にしませんでしたので 数キロ体重が落ちましたが 退院してから 食べたいものを食べたら ほんの一週間ほどで 体重は元通りになってしまいました。その時に 糖尿病であることが発覚して それ以来なるべく血糖値を上げないような生活を心がける事が 私の死ぬまで課せられた 命題となってしまいました。それからは なるべく炭水化物を取らないように 甘いものを控えるように心掛けておりますが 甘党の私としては お酒が飲めないのはむしろありがたい位ですが 甘いもの禁止令は 結構つらいものがあります。
そんな私の食生活の中心に 子供のころから馴染んできた野菜であるキャベツの千切りは位置しています。キャベツの為の幅広いスライサーを購入してからは 簡単に大量のキャベツの千切りができますので 私は一般の偏りも沢山キャベツの千切りを食べているように思います。勿論一般的なサラダの具材としては 他にキュウリやレタス サニーレタス グリーンリーフなどもありますから勿論それらの野菜も 利用しております。ここ数か月の間 それらの野菜の価格の動きを見ておりますと 不思議とキャベツの価格だけが乱高下しているように思えるのです。
日本は 自由主義経済ですから 価格は需要と供給のバランスにより決まってくるのは 当たり前ですし 特に今年は コロナ騒ぎの影響で 自炊をされる方が かなり増えた模様です。これまで外食オンリーだった方々が これを機に結構自炊を始められた方がいらっしゃるみたいです。キャベツなんて サラダにも使えますし 野菜炒めなどの主役を務めますので 自炊を始めたばかりの人にとっては 使い勝手のいい野菜でしょうから 当然これまでよりもその需要が増大するのかもしれません。但し 学校の給食も作られていないし 飲食店による需要が大賀場に下がっているはずですから それらを考慮すると むしろ日本全体の需要は 少なくなっているのかもしれません。その辺りを考慮すると 価格的には これまでよりも幾らか下がり気味なのが当たり前のように思われます

元々野菜の場合 気候による影響で 生産高が大きく変化しますから 気候により価格が上がったり下がったりすることもあるでしょう。今年も日当たりや気温 降水量などの条件によって 生産高が決まるのでしょうが 割と高値で安定していましたから それ程沢山の量は 出来なかったのだと思いますが とにかくキャベツの価格は 数日で二倍ぐらいに跳ね上がったりすることが珍しくなくて 困ってしまいました。キュウリやレタスは キャベツに比べると何とか購入しようという気持ちになる価格設定の日が多かったのでキュウリやレタスを中心にしたサラダばかり作って 頂いておりました。
野菜の栽培というのは なかなかに難しくてデリケートな一面があるようで 気象条件などが悪くて 生産量が少ないと かえって希少価値がついて 高値で商売されることもありますし 逆に好条件がそろいすぎて 余りに沢山生産されてしまうと 価格が値崩れしてしまって 出荷したらかえって赤字になるので 廃棄しなければならない場合まであるみたいですから 本当に難しそうに思います。とても農業というデリケートな職業は 私には務まりそうもございません。但し 私が大好きなキャベツの千切りを おなか一杯頂きたいので もう少し価格が安い所で安定してもらいたいものだと 思ってしまいます。

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